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競馬雑記帳 2022/06/09

JRDB永野です。

先週末から開催は夏開催に。
3歳で新馬・未勝利を勝ちあがっている馬は条件クラスで古馬と戦うことに。
しかし、以前のようにクラス再編の降級制度がなくなったので、古馬はそのクラスでくすぶっている馬が中心。特に1勝クラスは、昨年の夏開催以降に未勝利を勝ち上がった馬もいるが、多くはこの1年の間に1勝クラスを抜け出すことが出来なかった馬。
そこへ、勢いのある3歳馬が軽量という有利な条件で参戦するのだがら、好成績は当然。先週に東京・中京で行われた3歳上1勝クラス11レースの、世代別成績は以下の通り。

恐らくこの傾向は今週以降も変らない。条件戦は3歳馬を中心にして考えるべきで、特に人気に支持された馬の信頼度は高いので、それを外しての穴狙いは禁物といえる。逆に3歳でも人気になっていない馬は苦戦の傾向。



夏開催と言えば新馬戦がスタート。
先週から2020年生まれの馬たちの新馬戦も始まった。
東西2場で行われた新馬戦は5クラ。
その内3クラで今年産駒がデビューの新種牡馬の産駒が勝ちあがっった。
ダイヤモンドハンズの父のサトノダイヤモンド
クラックオブドーンの父のサトノクラウン
ジョウショーホープの父のミッキーロケット
が、新馬戦開始1週目で産駒が勝ち上がり。
なかでも注目はサトノダイヤモンド。ディーインパクトの後継は現在は先週の安田記念を勝ったソングラインなどを出しているキズナ。
個人的にが、今年から種付けを開始したばかりだが、コントレイルが最良の後継馬と思っているが、サトノダイヤモンドがいきなり大物感のある産駒を出してきた。
キズナ、コントレイルと同じく社台スタリオンステーションの繋養。社台・ノーザンの半繁殖牝馬に恵まれれば、現在のキズナ以上の働きを期待出来そう。

サトノダイヤモンドを管理し、その産駒の初勝ちを挙げたダイヤモンドハンズも管理する池江師の今年の勢いが凄い。
先週までの勝ちが32クラ。年間の開催日288日のうち先週までが128日。
単純計算だと年間72勝の計算になる。1990年以降のリーディングは、2003年の藤沢和師と2017年の池江師の63勝が最高。(2019年に安田隆師が地方交流を加えて64勝の記録がある。)
このペースだと年間最多勝を上回る。1年以上稼働していなかったヴェルトライゼンテが復帰でいきなり鳴尾記念を勝ったり、3歳馬のゼッフィーロが古馬相手に快勝と夏競馬も好スタート。これから暫くは木曜に週末の出走馬が決まれば真っ先に池江厩舎の出走馬をチェックすることになりそう。

今週から北村友騎手が落馬負傷から1年1ヶ月振りに復帰。土日で11クラの予定。
団野騎手も約3ヶ月振りに騎乗。こちらは自厩舎の斉藤崇厩舎の馬を中心に土日で4クラの予定。
函館開催も始まり、誰が何処で騎乗して、メンバーで関係の把握が馬券の結果を左右するかも。

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