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【AI競馬トレンド解析Ex】レガレイラは買える天栄馬? ”あのパターン”には合致しているか!?

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前回の記事

村山:天栄 天栄 天栄 天栄・・・

奥野:あ、ついにおかしくなった。

村山:いや、いや。何を言ってるんですか。エリザベス女王杯はGⅠなんだからノーザンF天栄帰りを狙うべきでしょう。

奥野:それはそうだけど、短絡的すぎないか?

村山:9月7日に秋競馬が始まってから、先週までの芝重賞は21レース中10レースでノーザンF天栄から帰厩初戦の馬が勝ってるんですよ。

奥野:それもそう。でも、全部が全部勝つわけじゃないから、こちらとしては「勝つノーザンF天栄馬」を教えてほしいわけ。外厩名人さんならデータで示してほしいなぁ。

エリザベス女王杯の放牧先一覧

村山:今のトレンドでは、天栄馬は「勢い」「ルメール騎手」あと「天気」が大事なんで、そこを重視してもらえれば。

奥野:ルメールは分かるけど、勢いってなんじゃい?


村山:秋競馬が始まってから先週までの芝重賞において
「前走が3着以内だったノーザンF天栄帰り馬」は(7.3.2.7)で3着内率は63.2%。前走の勢いのまま好走した例が目立ってるんです。

奥野:たしかにチェルヴィニアアーバンシックヘデントールも前走1着でした。

村山:シンティレーションハヤヤッコといった人気薄も該当しています!!!

奥野:へー。でも、人気になる馬(≒好走する馬)はだいたい前走3着以内だから、好メンバーがそろった場合だと絞れる材料にはならないんじゃ?

村山:・・・次にいきます。

奥野:逃げるのだけは速いな。。

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村山:で、さっき言ったルメール騎手、ってのは「1番人気で来るのはルメールだけだよ」ということです。

村山:今年の芝重賞でノーザンF天栄帰りの1番人気馬はルメール騎手でしか勝ってないんです。

奥野:いやいや、そんなことある?

24年の芝重賞 ノーザンF天栄帰り×1番人気の騎手別成績

奥野:ホンマヤン。

村山:ノーザンF天栄のルメール・ファーストの政策が如実に表れています。実績があって勝ちそうな馬にはルメール騎手なんですよ。

奥野:本来はここに出てきてもおかしくないブレイディヴェーグがマイルCSに、チェルヴィニアがJCに向かってるんやから露骨すぎるよな。

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村山:最後に天気です。今年の芝重賞で天栄の馬は20勝してますけど、18勝が良馬場でした。

奥野:そもそも良馬場のレースが多いからね。当たり前じゃない?

村山:いやいや、このデータを見てください。稍重~不良だと1~2番人気が9頭いて1勝と全然勝てないんです。

24年芝重賞 天栄帰りの馬 馬場・人気別成績

奥野:良馬場で2番人気までなら6割ぐらいの連対率か。これは覚えておきたいな。

村山:稍重での1勝はダービー卿CTのパラレルヴィジョン。勝ち時計は1分32秒9なんで、ほぼ良馬場だったんですよね。

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村山:さて、エリザベス女王杯です。

エリザベス女王杯の新聞はこちらから


奥野:レガレイラはルメール騎手が鞍上。いい馬なのは間違いないけど、前哨戦でIDM(能力指数)を伸ばせなかったんよな。

レガレイラの近3走IDM(能力指数)

村山:IDM印△(5番手)の馬がG1で単勝オッズ1倍台想定です。。。2012年からで確認したところ、そのような馬は1頭もいなかったです。

GGAで分析
分析結果

村山:注(4番手)だったのは桜花賞9着時のルージュバック、皐月賞1着時のサートゥルナーリアでした。

奥野:最終的に2倍はつくかもしれないけど、このままいけば10年で前例なしか。令和の競馬ファンがルメールを信頼してる証拠。

村山:良馬場での1番人気×ルメール騎手×天栄なので馬券には絡みそう。ただ、前走の5着を「勢いあり」と評価はできないかなと。

奥野:rIDVは、ここ3戦下げっぱなし。4走前のホープフルSが高く出ているけど、これは2歳時の評価だから、あまり信用できない。

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村山:シンティレーションは前走が重賞で2着。rIDVからもわかるように、IDMが伸びていて「勢いあり」の天栄馬。「2番人気になれば」信頼できるのでは。

シンティレーションの近3走。IDMは57→62→68。

村山:GⅠ連対経験のあるブレイディヴェーグマスクトディーヴァフィアスプライドを相手にあれだけ走れればGⅠでも大丈夫でしょう。府中牝馬Sのパドックでは今春よりも背腰がしっかりした印象。ノーザンF天栄で調整されて体幹が強くなったことが成長につながったとみます。今回は中3週かつ関西遠征で、NF天栄からは10月29日に帰厩。馬体に芯が入った今なら回復も早いはずです。

池上厩舎は今年の芝で勝率13%、3着内率31.5%。これをNF天栄帰りに限定すると(6.4.2.6)で勝率33.3%、3着内率66.7%に。厩舎×育成の相性も高く評価できます。

奥野:猛プッシュするやん笑。絶対本命やろ笑

村山:ズボシッ!!

奥野:rIDVはかなり安定している。前走の府中牝馬Sは、2着でも64を出してるように、レース自体のレベルがかなり高かった。勝ち馬と3着馬はG1で勝ち負けできる力が証明されている馬だし、ともに良い仕上げで好走してきたからね。

村山:よっしゃ!ぶちこむ!!

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村山:もう1頭の天栄帰り、サリエラは勢いのない人気薄なのでほかに買い材料があれば、ですね。

奥野:ほかに放牧先から気になる馬はいる?

村山:在厩調整になるんですけど、ハーパーは押さえておきたいんです。
集中力に課題のある馬で、IDMも低値続き。気持ちの切れた可能性がある牝馬なので常識的には厳しいものの、速い脚の使えない馬なので距離は長い方がいい。牝馬限定GⅠはリピーターがハマることが多く、去年3着を踏襲した在厩調整に好感が持てます。

ハーパーは昨年の3着馬

奥野:なるほど。ずっとチークピースをつけていた馬が、初ブリンカー装着か。能力指数的には評価できないけど、変わる可能性はあるな。

初ブリンカー装着

村山:こちらの記事によると「厩舎指数算出指定トラックマン」の印が
△・注・▲・無・無。友道厩舎を知る記者の評価はマズマズなので押さえておいていいかなと。

村山:今後はこの担当記者印をうまく活用して放牧先予想の精度を上げたいんですよね~

奥野:俺も使うからはよ作って笑 年内な!!!

村山:クリスマスまでにクフウシマス。。
ほかにrIDVから狙える馬はいます?

奥野:rIDVからは、一応この6頭にマークしてるんだけど、レガレイラとシンティレーションに関しては上で話したとおり。

村山:ホールネスにしても、3走前、4走前は高く出ているけど、ここ2戦は勝っているのに低いですしね。信頼度は低そう。

奥野:おっしゃるとおり。かなり大きい馬で、馬体重も増加し続けてる。勝ち上がってはいるものの、体が大きくなるにしたがってパフォーマンスが低下しているとも取れるね。

村山:それ以外は相当な人気薄…。

奥野:そのうち特に注目したいのが、大外枠のコスタボニータ

村山:うわ~!単勝50倍の馬!

奥野:負ける時は原因や傾向がはっきりしていて分かりやすいタイプ。で、好走するときはパフォーマンスが高い!

村山:左回りがあまり得意じゃないイメージ。3走前のマーメイドSは珍しく出遅れ…か。

奥野:その通り! 追走力が高くトリッキーな非根幹距離でこそ、のタイプ。

村山:面白そうですね! 外厩は、前走から三重の社台ファーム鈴鹿を利用するようになりましたね。ちなみに、これまでは宮城の山元トレセン。

奥野:今年オープンした社台ファーム鈴鹿か!

村山:で、今回は帰厩2走目。これまでの戦績にローテーション的な特徴がない馬なので、適性があっているかが大事かと。府中牝馬Sは瞬発力勝負が合わなかったので、巻き返してきそうです。

奥野:社台ファーム鈴鹿自体どうなの??

村山:現時点ではノーザンF天栄を上回る勝率を記録している牧場です。帰厩2走目ではありますが、引き続き注視した方がいいのでは。

奥野:注視どころか、「出てきたら常に買い!」のレベルじゃないかそれ!(笑)

村山:ちなみに、昨年の秋GⅠでは、ジャンタルマンタルなど、関西厩舎×山元トレセンの組み合わせがよく走りました。

奥野:今回のメンバーにいてます?

村山:キミノナハマリアです。

奥野:あー、黄色で塗られてますわ(笑)

村山:よっしゃ!ぶちこむ!!

奥野:どうぞお手柔らかに…。


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