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日本ダービー 出走情報を踏まえて

 村山弘樹です。

 サラブレ6月号において、紙幅の都合や締め切り時に出否が未定で触れられなかった有力馬について簡単にまとめます。

日本ダービー

 先週のオークスでは、桜花賞後に放牧に出ていたデアリングタクトが優勝。能力が抜けていたことはありますが、重馬場の桜花賞で激走した反動を感じさせなかったのは、「短期放牧の効果」が大きかったでしょう。

 これで大阪杯ラッキーライラック以外の20年芝GⅠは、いずれも放牧明け初戦の馬が勝ち切ったことに。決して人気馬だけでなく、NHKマイルCのラウダシオンも放牧明けでした。「大舞台でこそ放牧明け」の考えは今年のGⅠにおいても有効です。

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コントレイルがぶっつけ本番で皐月賞のタイトルを獲得して1か月が経ちました。パドックで醸し出す雰囲気がホープフルS時と比較して明らかに良化して見えたのは、今でも鮮明に覚えています。ダービー馬にふさわしい気品というのでしょうか。良い馬だなと素直に感じ取れるパドック周回でした。

今回も中間は大山ヒルズへ放牧に。これでデビューから全てのレースを放牧帰りで出走することに。誌面でも触れたように今年はまだ2戦。余力は十分で、当初からダービーを意識したローテーションにも好感が持てます。中間の調教も問題なし。得意とする府中の高速馬場で内枠にも入りました。2冠濃厚として中心視します。

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 サリオスは在厩で調整が進められました。サリオスにとっては初めての在厩調整です。NFしがらきを活用する堀厩舎は、短い間隔では「しがらき」まで戻しません。(戻すなら美浦近郊の阿見トレセンなど)

コントレイルと同じく今年2走目で余力は十分です。東京でコントレイルを逆転できるとは考えづらいですが、その他の馬につけた着差を素直に信頼していいでしょう。

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 池江厩舎のアルジャンナヴェルトライゼンデは枠も良いので押さえたいです。厩舎×放牧先の成績では、ノーザンFしがらき×帰厩して3走目ヴェルトライゼンデの方がいいですね。池江厩舎は帰厩して2走目以降で芝GⅠを好走できる厩舎力があります。

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 ワーケアは誌面での評価通り。好枠に入ったのでこれを対抗に。

 ビターエンダーは、プリンシパルS時が中3週で短期放牧明け。共同通信杯時もそうでしたが、「間隔が詰まった東京コース」で力を見せているだけに、今回は押さえておきたい1頭。

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◎⑤コントレイル、○③ワーケア、▲⑫サリオス、△⑪ガロアクリーク、⑧ビターエンダー、⑥ヴェルトライゼンデ、②アルジャンナ、⑱ウインカーネリアン、⑩コルテジア

人気2頭+大穴馬1頭という決着に備えて相手は手広く...

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