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競馬雑記帳 2020/7/29

JRDB永野昌治です。

本来なら五輪期間中ということで組まれた日程で先週(7/25・26)から来週(8/8・9)にかけては札幌と新潟の2場開催で行われている。

震災関連で主場の開催がなくなったことはあるが、当初からの日程として組まれて主場の開催がないというのは記憶にない。

この3週間の新潟開催は関東馬と関西馬が自ブロックの縛りがなく同じ条件で混在。中京での第3場開催と同じに思えるかもしれないが、関西のリーディング上位の騎手も参戦するし、出走馬の質自体も第3場(ローカル開催)とは異なるので、現状の東西の格差がストレートに現れることになる。

先週(7/25・26)の東西の成績は

関東馬 7-9-14-165  勝率3.6% 連対率8.2%

関西馬 17-15-10-136 勝率9.6% 連対率18.0%

と大きな開きが。
(関東馬7勝のうち土曜1レースは全て関東馬というメンバー構成だった。)

この傾向はあと2週も同じだろうから、馬券的には関西馬優先が正解。

馬券を買う側としては分かりやすい傾向で有り難いのだが、調教師にとっては深刻な状況かも。

先週の新潟開催での賞金の合計は関東馬が1億3260万円、関西馬が2億9042万円。1走あたりにすると、関東馬68万円で関西馬163万円と倍以上の開きがある。東西のトレセン内でも差はあるだろうが、関西の方が断然稼いでいる。

このあとの新潟、小倉開催は下級条件では自ブロックの縛りはあるが、新馬や2勝クラスでは自ブロック制はなし。
美浦から小倉への遠征は大変だが、栗東からでは小倉も新潟も輸送距離に大差はなくレースの選択肢は関西馬の方が豊富。

東西間格差の問題は、トレセンの施設の問題以上に、トレセンの立地の問題が大きいかも。

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