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競馬雑記帳 2023/11/16

JRDB永野です。

今年も残りはひと月半に。そろそろ各種リーディング争いも佳境に。

リーディングジョッキーは一時期ルメール騎手と川田騎手が競っていたが、ここへきてルメール騎手が抜け出した感じに。川田騎手自身はリーディングを獲った昨年と同じペースだけに、今年のルメール騎手が如何に勝っているか判る。

リーディングトレーナーは48勝の杉山晴師をトップに、中内田師が44勝で矢作師が43勝。関東でトップの国枝師が36勝なので上位三師の争いか。内容も上位2厩舎はGⅠ勝ちがあるし、矢作師もパンサラッサでサウジカップを勝っている。ただ意外なのは矢作師は今年JRAの重賞をまだ勝っていないこと。

リーディングサイヤーは昨年まで11年連続で王者に君臨していたディープインパクトだが、2歳世代はゼロ、3歳世代も極少数と4歳以上の馬だけので成績となったのでさすがに王座を明け渡すことに。それでも10月末現在3位のキズナとは僅差の4位。最終世代の産駒は日本調教馬ではなく欧州を中心にGⅠ5勝のオーギュストロダンが大活躍で存在感を示している。
リーディングサイヤー争いは、ジョッキー、トレーナーの勝クラ争いではなく賞金ベース。10月末では、首位のロードカナロアと2位のドゥラメンテとの差は1億5千万円程度。先週にロードカナロア産駒がエリザベス女王杯と福島記念を勝って引き離しにかかったが、このあと、ジャパンCと有馬記念の高額賞金のレースが控えているだけに逆転も十分。何せジャパンCの1勝は平地の未勝利戦90勝分に匹敵。ドゥラメンテ産駒はリバティアイランドをはじめ3頭がジャパンCに登録、対するロードカナロアはパンサラッサで挑むが、11月末で逆転している可能性も。

タイトルホルダーなど現5歳世代が初年度のドゥラメンテだが、産駒は現1歳までの5世代。リーディングを獲ったとしてもディープインパクトのような長期の王座は望めないのは残念。

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