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競馬雑記帳 2024/6/27

JRDB永野です。

10週に亘った、東京・京都のロングラン開催が終了。共に後半の4週は2歳新馬戦が始まって夏競馬という括りだったが、今週から舞台を福島・小倉に移して夏競馬が本格化。
ルメール騎手の休養や岩田望騎手の欧州遠征があり騎手の配置に気を使って観ていきたい。

このあと夏競馬は10週。3歳未勝利馬にとっては崖っ淵が近づいてくる。
まだ未勝利の3歳馬は、
リバティアイランドの下のダノンモンブラン、ヨーホーレイクの下できょうだいの勝ち上がりの優秀なクルミナーレ、クロノジェネシス・ノームコアの下のクロノネクサス、シュヴァルグランの下のエヴァンスウィート、シャフリヤールの下のシャハザマーン、リスグラシュー産駒のシュヴェルトリリエなど良血も多数。
広いコースを求めるのなら7月末からの新潟開催になるのでだろうが、6週しかないので出走回数も限られてくる。
いっそ、早期に地方に転出して3歳のうちに2勝を挙げて再転入という方が現実的かも。

2歳戦はまだ始まったばかりで、常にフルゲートの3歳未勝利戦とは異なり、2歳未勝利戦は頭数の揃わないことも。
先週の土曜京都1レースの2歳未勝利戦は7頭立て。新馬戦で好内容で2着だったショウナンザナドゥが出走ということで、栗東の馬だけでは頭数が揃わず、美浦から3頭の参戦で7頭に。結果は関西馬が上位4頭、関東馬が3頭。メンバー的なものもあり一概には言えないが、東西の力の差を現しているのかも。
美浦の坂路の大幅改修で東西間の格差の縮小に期待されたが、まだ効果は現れていない。先週までの調教師リーディングは上位20厩舎のうち16厩舎は栗東、昨年はGⅠレースでは関東が勝ち越したが、今年の前半のGⅠでは関東馬2勝に対して関西馬10勝と差が付いた。

トレセンは調整の場で、鍛えるのはトレセン外の育成牧場になりつつある昨今。栗東トレセンの近郊に社台ファーム鈴鹿がオープン。東西の格差は埋まるどころか拡がって行く傾向になりそう。

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