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競馬雑記帳 2024/05/16

JRDB永野です。

ダービーの最終登録が発表されました。
登録は19頭で現状は収得賞金1600万円のサンライズアースとミスタージーティーが抽選対象。出馬投票までまだ1週間あるだけに、どこかで変動があるかも。

19頭の顔ぶれを見ると、関東馬が7頭で関西馬が10頭。7頭の関東馬も堀厩舎と国枝厩舎が2頭づつの登録で、西高東低と、美浦の厩舎での有力馬の偏りと如実に反映している。

サンライズジパングの音無師は来年の2月が定年で今回がラストチャンス。GⅠ22勝の国枝師が再来年の定年なので今回がラス前。これまで牡馬のクラシックに縁がないだけに何としてもの思いは強いはず。東京ダービーとの両睨みのサトノエピックも日本ダービーに回ってくる公算が高い。

以前にも書いたが、今年のダービーでは父系3世代でのダービーが誕生する可能性も。欧州では「ダービー馬はダービー馬から」と言われるが、日本の場合は終戦から間もなくに何組かの父子制覇が記録されているが、輸入種牡馬全盛の時代があったので、日本のダービー馬は種牡馬としては冷遇。結果を残せたのは三冠馬シンザンくらい。
その風向きを変えたのは同じく三冠馬のシンボリルドルフで、産駒のトウカイテイオーが無敗でダービーを勝って父子制覇を達成。しかしトウカイテイオー産駒でダービーまで駒を進めたのは2003年のマイネルソロモンだけ。

その後サンデーサイレンスの登場で内国産馬が種牡馬としても活躍。サンデー産駒のダービー馬で最良の後継ディープインパクトは7頭のダービー馬を送り出し、今年はその中の1頭のキズナが5頭の産駒を送り出す。

非サンデーの雄、キングカメハメハもドゥラメンテ、レイデオロの2頭のダービー馬を送り出し、今年はその産駒がスタンバイ。

いずれは、ディープから三代もしくはキンカメから三代のダービーが誕生するだろうが、種牡馬の質・量ともにディープの系統が有利か。さらにそこから四代目を狙える種牡馬・産駒がでてくるか。そうなるのは10年以上先の話か。

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