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KEIBA=BIGDATA 気になり分析{ダート向き}

奥野です。今回は{ダート向き}について、気になったので調べてみました。

前回{落鉄}

JRDBのレース特記コードの一つで、パドック担当やレース担当が、馬の蹄や馬体、あるいはレースでの走りに於いて、「顕著にダートの適性が高い」と思われた馬に対して、このコードを記録しています。

ダート適性が高い馬とは…

・蹄底が深い
・蹄が立ち気味
・脚捌きが芝馬よりも硬い
・筋肉量が豊富
・動きが鈍重

総合的にこれらの特徴に合致する馬。
他、パドック担当、レース担当らの経験則から、上記項目に該当せずとも、そのように判定することがあります。

さて、重要なのは、特記コード{ダート向き}が付与された馬は、本当にダート向きなのかどうか…です。

そこで、次の条件に該当する馬を対象に成績を比較してみました。

【対象馬】
・過去2戦のどちらか、または両方が芝のレース
・過去3戦内に、特記コード「ダート向き」が付けられた馬
(2017年以降)

まずは、上記に該当する馬の成績を見てみましょう。

成績を見比べやすいように、基準人気別に集計してみました。

基準1番人気の成績だけを見て、勝率の平均値32%を大きく上回ってきます。

特記コード「ダート向き」が付けられていない馬を含めた成績(下表)と比較すると、その違いがはっきりとします。

特記コード「ダート向き」が付けられることはそう多くはありませんが、これが付けられている馬がダートに出走してきたときは、ポイントアップしたほうがいいかもしれませんね。

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{落鉄}は「JRDB成績データの特記」に含まれています。コードは"039"。

JRDB成績データ(SEC)の特記コード

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(以下参考まで)


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