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競馬雑記帳 2023/03/09

JRDB永野です。

春のGⅠ戦線を前にして、トライアルレースやステップレースが佳境に。
そんな中で珍現象が。

先週の土曜に中山競馬で行われたオーシャンSは高松宮記念へのステップレースのひとつ。
前の週に行われれた阪急杯も16頭だて(1頭が取り消し)だったがフルゲートにはならなかったが、オーシャンSは4頭の除外が。スプリント路線は、サウジでの1351ターフスプリントがあるが、他の路線ほどは、サウジ、ドバイの国際競走の影響を受けず、また現在の勢力も拮抗。それも関西を中心にしてで、阪急杯には関東馬の参戦は2頭だけだったが、オーシャンSには関西馬が7頭参戦。西高東低の傾向は依然かわらない。

そのオーシャンSは人気は非常に割れた。1番人気がジュビリーヘッドの4.3倍で単勝10倍以下に5頭が犇く状態。

結果はルメール騎手騎乗の2番人気のヴェントヴォーチェが2馬身差を付けての快勝だが、2着にはブービー人気のディヴィナシオンがは入って波乱に。2番人気と15番人気の組み合わせは37100円の万馬券になったが、枠連は、ディヴィナシオンが1枠で3番人気のナランブレグと同居していたので、1850円と枠連では12番目の人気でおさまった。
しかし、このレース2番人気で勝ったヴェントヴォーチェと出負けして後方追走から差し届かなかったナランフレグの馬連のオッズは17.5倍。結果として枠連で勝っていれば代役で的中だが、わざわざ配当の付かない馬連をかってハズすことに。
枠連の売上自体は小さく(このレースでは枠連のシェアは全体の2.4%)なので締め切り前にある程度の金額の集中投票があれば大きく動くことがあるが、それでも、投票前の枠連と馬連のオッズの比較は重要というのを認識されられるレースとなった。

話題は変わって、春のGⅠ戦線を前にして、騎手の動向にも注目が集まる。
最新の情報として報じられたのは、豪州のレーン騎手がヴィクトリアマイルでソダシとコンビを組むということ。
2019年の初めての短期免許の際からレーン騎手の来日パターンは4月の最終から夏の初めてに掛けて。
昨年は初夏に2ヶ月、暮れに1ヶ月というパターン。
このパターンがレーン騎手にとっても、騎乗依頼する側にとってもベストかも。
今年の場合だと、天皇賞・春の週から宝塚記念の週まで丁度2ヶ月、秋はジャパンCから有馬記念で1ヶ月というパターンに。

先日のサウジでレーン騎手の手綱でレッドシーターフHを制したシルヴァーソニックの次走は新装京都競馬場での天皇賞・春。阪神競馬場で行われた昨年の天皇賞・春ではスタート直後に落馬、空馬で完走したあと内埒に接触して転倒と衝撃映像だったが、復帰のステイヤーズSでレーン騎手の手綱で重賞初勝利のあと、サウジでレーン騎手の絶妙な騎乗で快勝と手が合う。京都競馬場での騎乗経験のないレーン騎手だが、今回のサウジ、昨年のドバイでのUAEダービーのクラウンプライドなどコース経験の有無などレーン騎手には関係のないこと。
例年通りの期間での春シーズンでの短期免許となれば、レーン争奪戦になりそう。

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