世間が気づく前に

ＪＲＤＢ永野です。

先週から始まった新潟開催。
藤田菜七子騎手が連勝したり、同じレースで女性騎手３人が騎乗したり、服部寿騎手が久々の勝利を挙げたりと、騎手に関する話題も豊富。

開幕から二日で１番勝ち星は挙げたのは津村騎手。

４勝を挙げ、２着２回、３着３回の成績。
４勝も１番人気での勝ちは一度だけ、土曜の９レースでは１０番人気の馬で勝っている。

そんな津村騎手だが、裏開催での騎乗は珍しい。
昨年は裏開催での騎乗は二日だけだった。
それが、この新潟開催では先週のみならず、今週も新潟で騎乗。
今年でデビュー１８年目で既に500勝を挙げベテランの域に差し掛かっているいが、今後も裏開催を主戦場にするようなら注目に値する。

先週の４勝は全て関東馬だったが、裏開催で成績を残せるかのポイントは関西馬をいかに集めるか。
津村騎手の今週土日の騎乗は１４クラの予定だが、関西馬１頭だけ。
このあたりはエージントの腕の見せ所か。
津村騎手自身は、競馬学校で同期だった藤岡佑騎手との繋がりで藤岡厩舎への騎乗実績もあるので、ここをあしががりに関西馬を集めること可能なはず。

吉田隼騎手が裏開催で成績を伸ばしたのは周知の事実で、最近は配当的な妙味は少なくなっている。
津村騎手も世間が気付く前に狙い撃ちするべきかも。