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フラワーC 出走情報を踏まえて

村山弘樹です。

サラブレ4月号において、紙幅の都合や締め切り時に出否が未定で触れられなかった有力馬について簡単にまとめます。

フラワーC

2トリンカデイラ

ミッドウェイファームから帰厩して2走目。新馬戦からは中2週で、在厩で調整されました。鮫島厩舎は「新馬戦」や「放牧明け」よりも、一度使ってからの「中2~3週」がねらい目。初戦のIDM(JRDBの能力指数)も悪くなく、下記noteにあるように、レース内容も素質を感じさせる内容。この馬自身は最後の1F加速してゴールしています。キャリア2戦目での重賞挑戦に加え、間隔を詰めての輸送もあります。克服するべき課題は多いですが、「厩舎×間隔」からは注目の1頭です。

7ショウナンハレルヤ

KSトレーニングセンターから帰厩して初戦。セントポーリア賞は、近年ではドゥラメンテの年に次ぐ好タイムでした。スローペースで展開が向いたことは確かですが、上がり2位の末脚も使えています。当時から着用しはじめたチークピーシーズが良い効果をもたらしたのでしょう。外枠に有力馬が固まった今回は、再びの押し切りが見られても。ただ、菜の花賞(中11週)→セントポーリア賞(中1週)で良化を示したので、一息入った今回は、臨戦過程から強気には推せません。

11クリスティ

淡路島のヒイラギステーブルから帰厩して初戦。杉山厩舎×ヒイラギステーブル淡路の成績は並みですが、クリスティは放牧明けから充実するタイプだけに注目できます。前走はアリストテレスなど、力のある牡馬を相手に勝ち切っており人気でも押さえておきたい1頭です。放牧明け×関東遠征はアイビーS時と同じ。

12シーズンズギフト

ノーザンファーム天栄から帰厩して初戦。前走の若竹賞時は中10週の放牧明けでした。アメリカJCC当日のタフな馬場で完勝できているので、仮に金曜未明からの雨脚が強まっても心配は要りません。また、当時は馬場の中ほどが伸びる傾向でしたが、スローペースのため前が残る展開。そのなかで4角一気に進出して差し切った中山適性の高さを評価できます。そして、黒岩厩舎も1か月~3か月程度の放牧明けでの好走が目立ち、今回の臨戦過程はプラスです。

13アブレイズ

大山ヒルズから帰厩して2走目。昨年の勢いそのままに、大山ヒルズ育成馬は帰厩初戦・2走目の好走率が優秀です。

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Photo By Rumi Enokida

14レッドルレーヴ

ミホ分場から帰厩して初戦。前走は中11週ながら在厩で調整されていました。2019年8月15日にノーザンF空港から入厩して以来、4か月も厩舎にいただけに、いいリフレッシュ放牧になったと考えられます。同馬がミホ分場に出たのは初めて。藤沢和厩舎はノーザンF生産馬でも同牧場を利用することがあり、そのときの好走率も優秀。「ノーザンF系牧場ではないからマイナス」とはなりません。大外14番に入ったこともあり、パフォーマンスが重賞で通用するかどうか。

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誌面で触れたポレンティア、ミアマンテも良好ですが、雨の影響も問題なく、中間の気配も良いシーズンズギフトを上に取ります。

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