12/27(日)の競馬 有馬記念の予想~有馬良ければすべて良し~

作成者 松本倫太朗(@staygoldsan)

先週の振り返り

先週は4番手評価のグレナディアガーズが勝利し、本命のレッドベルオーブは3着。5番手評価のステラヴェローチェが2着で印上では「注-△-◎」の決着で悪くはない結果。

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ただ、Twitterにも書いた通り、

前半の見立てが逆だったのでその点は反省ですね。

有馬記念の傾向と展開予想

2019年レースラップ(良)
6.9-11.1-11.4-11.4-11.5-12.2-12.3-12.1-11.7-12.3-13.4-12.2-12.0
1着:リスグラシュー(中間は省略)
7.2-11.6-12.1---------11.7-11.1-11.9
2着:サートゥルナーリア
7.3-11.7-12.3---------11.4-11.2-12.8
3着:ワールドプレミア
7.3-11.7-12.3--------11.4-11.2-12.8
2018年レースラップ(稍重)
6.8-11.6-11.8-11.9-12.2-12.8-12.6-12.2-11.6-11.8-11.8-12.2-12.9
2017年レースラップ(良)
6.8-11.6-11.9-12.2-12.3-13.3-13.2-12.8-12.2-12.1-11.7-11.2-12.3
2016年レースラップ(良)
6.8-11.3-12.0-11.9-12.1-13.4-12.8-12.9-11.8-11.7-12.1-11.7-12.1
2015年レースラップ(良)
7.0-11.7-12.2-12.5-12.7-12.8-12.6-12.6-12.0-11.9-11.5-11.3-12.2

昨年はただ一頭別次元の脚をみせたリスグラシューが勝利。同馬のラスト1Fのラップタイム(公式基準)は11.9と同タイム2位のワールドプレミアを0.5秒上回る桁違いの強さだった。

近年の傾向として挙げられるのは、後半3Fの「瞬発力」勝負となったのはジェンティルドンナが勝利した2014年ぐらいで、ほぼ「持続力」ないしは「持久力」勝負になるという点である。

今年は3歳馬バビットの参戦が、例年の傾向である「持続力」「持久力」勝負へと近づける。

頭ひとつ抜けた存在は…

天皇賞秋の記事でも書いた通り

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クロノジェネシスは「瞬発力」「持続力」「持久力」ともに一級品。「瞬発力」はこのメンバーだとフィエールマンには劣るが、「持続力」に関してはここではトップだろう。
既に書いたように、有馬記念の傾向、そして今年のメンバー構成的に「持続力」「持久力」寄りの展開になりそうという点もこの馬を後押しする。

単騎逃げこそが…

前走の菊花賞ではハナを譲り、2番手からの追走となったバビット。レース前にも指摘したとおり、

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「持続力」「持久力」は優れものだが、気性面、展開面が不利となり10着と大敗。今回はキセキ次第ではあるが、単騎で逃げることができれば粘り込みに期待できる。

成長株

5歳牝馬にして夏以降の成長が著しいサラキア。ここ3走の後半4Fラップを振り返ってみると…

3走前:小倉日経OP
11.7-11.5-11.1-11.4
2走前:府中牝馬S
12.0-11.5-11.8-12.4
前走:エリザベス女王杯
11.3-11.4-10.9-11.4

圧巻なのは前走のエリザベス女王杯。ラスト2F区間を10秒台で走りながらラスト1F区間はメンバー中最速の11.4をマーク。重馬場で行われた府中牝馬Sもラスト1Fを12.4でまとめきれており、「持久力」も優れている一頭。
テンの1Fは13秒台中盤で安定しているため、ゆったりと運べる14番枠はこの馬にとってはプラスだろう。


フィエールマンとラッキーライラックは…

両馬ともに「持続力」という面で劣るのでは?という評価フィエールマンは本調子でなかったとはいえ昨年の有馬記念のラスト1Fラップは13.0と持続力勝負に対応できず止まったという感じであった。勝利している今年の天皇賞春・秋ともに「持続力」よりも「瞬発力」が問われる展開。そういった要因で今回は見送り。

ラッキーライラックは前走のエリザベス女王杯では3角から押し上げた形で勝利しており、一見すると「持続力」はあるように思えるが、ラスト1Fはメンバー中5位タイと一息なタイム。宝塚記念で対応できなかったように、「持続力」勝負ではやや分が悪いとみる。


予想印

◎⑨クロノジェネシス

▲①バビット

▲⑭サラキア

△④ラヴズオンリーユー

△⑥キセキ

△⑩カレンブーケドール

☆⑫オーソリティ


👇☆印は以下の記事からの推奨です👇

【注】記事内の個別ラップはすべて公式ラップ基準・松本計測です

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