見出し画像

競馬雑記帳 2023/02/23

JRDB永野です。

今週末はサウジでの国際競走。短期免許中のムルザバエフ騎手も含めてJRAからは8人の騎手が遠征。
加えて、出走予定の日本調教馬の鞍乗にはレーン騎手やムーア騎手の名前も。
日本の競馬も国際的な地位は過去に比べ物にならないくらい大きくなった。

2月一杯で調教師に転身の福永騎手は、リヤドダートスプリントなど2クラに騎乗予定。

福永騎手の引退もあり、いろいろと過去からの騎手の成績を見ていたのだが、再認識させられたのが、福永騎手の父福永洋一騎手の凄さ。

騎乗数が1000回以上の騎手で通算勝率のトップが日本人騎手では、19.3%の福永洋一騎手。2位が19.0%の野平裕二氏で、武豊騎手が18.4%で3位。

福永洋一氏の騎手としての実働は足掛け12年だが、デビューが3月始め、騎手生命を絶たれた落馬事故も3月始めだったので、実質が丸11年。
当時は現在のように特定の騎手に騎乗依頼が集中するのではなく、騎手は厩舎の所属でその一門の厩舎の馬に騎乗することが多かった様。
福永洋一氏も実働11年で騎乗数が5086クラなので年間500クラに満たない数字。
そんな状況での成績なので凄いに尽きる

残念ながら、私自身は福永洋一氏の騎手としての現役時代はほとんど知らない。
というのも、親に頼んで「日刊スポーツ」の宅配を取り始めた月の1週目に毎日杯での落馬事故。事故当日の夜9時前のスポットで入るニュースのコーナーで福永洋一氏の落馬事故が伝えられたのは記憶している。

余談だが、この年のダービーを勝ったのはカツラノハイセイコ。この馬の未勝利勝ちと1勝クラスを勝ち上がったときの鞍上は福永洋一氏。
毎日杯での落馬事故がなければ、ダービージョッキー福永洋一が誕生していたかも。

その福永洋一氏の上を行くのがC.ルメール騎手で通算の勝率は21.3%。先の東京開催では24勝を挙げてひと開催(8日間)の最多勝記録を更新(従来は21勝)
3月以降、福永騎手が引退、短期免許での外国人騎手も手薄となれば、C.ルメール騎手の1人勝ち状態が続くことに。
しかし、カラダはひとつだけに、クラシックや各GⅠ路線でC.ルメール騎手がどの馬を選択するかも興味深い。

いつもサポート(投げ銭)していただき、ありがとうございます。 おかげさまで、とても励みになります。