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高速バスの「座席定員制」と「座席指定制」乗るまでの手順


高速バスには、「座席定員制」「座席指定制」の2つのタイプがあります。高速バス路線の案内に必ず記載されており、それぞれ乗るまでの手順が異なりますので注意が必要です。


座席定員制の場合

比較的近距離、特に茨城(除く、県北地域)=東京間の路線では、「座席定員制」が使われています。

予約の必要なし

予約の必要はありませんので、バス停で順番に並んでいただけます。ただし、立って乗車することはできません。満席の場合は、次のバスが来るのを待って乗車します。(後続便に空席がある場合)。

乗車券はきっぷうりばか車内で

乗車券はバスターミナルなど切符売場が併設されているバス停では並ぶ前に購入します。交通系ICカード対応の路線で、運賃の支払いに足りる金額がチャージ去れていれば、直接乗り場で並ぶだけです。
路上のバス停では現金の場合、車内精算です。

座席指定制の場合

「座席指定制」とは、乗車する前に予約をして座席番号を事前に指定し、乗車する制度です。一部地域を除き、多くの高速バスの路線が「座席指定制」です。この制度は、バス停で並ぶ必要がなく、確実に着席することができます(他記事では「事前予約制」と記載している場合もあります)が、実際は予約乗車券の購入(決済)という2つのステップが乗車前に必要です。

①予約する

 予約は乗車日の1ヵ月1日前のAM10:00から受付を開始します(JR高速バスの場合)。乗車する路線の案内に従い、以下のいずれかの手段で予約を申し込みます。

スマートフォン、パソコン等の通信機器から

 バス会社の予約サイト(JRの高速バスなら「高速バスネット」)または提携の旅行販売サイトにアクセスします。


コンビニエンスストア設置の端末から

ローソンの「ロッピー」では予約から後述の「乗車券の購入」まで手続き可能です。
店舗や路線によって取り扱いの有無は異なります。


バス会社のきっぷうりば、提携の発売窓口から

バスターミナルなどでは運行会社や委託、提携している乗車券発売窓口(きっぷうりば)で承っています。

電話(予約センター、コールセンターなど)

電話予約ですが、最近は電話での予約は縮小・廃止傾向にあります。取り扱いは運行会社により異なりますが、案内に従って、オペレーターに希望する乗車日、行き先、時間などを伝えます。

②乗車券(きっぷ)を買う

「予約」だけでバスに乗ることはできません!

予約に基づいて、バス会社にお金を払い、乗車券を買います。この乗車券は座席を指定してバスに乗るための「証書」の役割です。乗車券を運転手に提示して座席番号を確認して座席に座ります。

乗車券の「購入期限」に注意

予約したら、乗車券を買わないといけません。運行するバス会社の窓口で買うことができますが、窓口に行って買うのが面倒な人も多いと思います。バスに乗る前に窓口で買いたい、もしくは乗車時に現金で払いたいと思うかもしれません。しかし、ほとんどの路線では予約してから乗車券を買うまでに「購入期限」があります。かつては予約だけして実際にはその席が空いていたというケースが多くあり、それを防ぐために制度ができました。予約してから期限までに乗車券を買わなければならず、期限を過ぎると予約が自動的に取り消されます。

おすすめはWEB乗車券

最近利用の多い方法は、ウェブ上で乗車券を買うことです。手順は以下の通りです
1. インターネットの予約サイトで予約をする
2. クレジットカードで支払いをする
3. ウェブ上で乗車券を発行する
4. スマートフォンで乗車時に提示するか、普通紙に印刷して運転手に提示する、という方法です。

詳しくはバス会社のウエブサイトのご案内で

上記の方法のほか、以下の手段があります。
・予約せず、窓口やコンビニ(ローソン)で空席を確認し乗車券を購入
・ウエブサイトや電話で予約し、乗車券はコンビニや窓口で購入(この場合も購入期限に注意)。
ただし、路線や会社により予約方法や乗車券の購入方法は異なります。座席指定制であっても、当日空席があれば、予約有無問わず、乗車前に窓口で乗車券を購入する、または運転手に運賃を支払うことで乗車できる場合もあります。乗車する路線を運行するバス会社のウェブサイトで確認してください。必要な情報が掲載されています。

(例)

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