上村洋行厩舎2023-2024【一口馬主向け】調教師(厩舎)分析
【一口馬主向け】調教師(厩舎)分析に訪問してくださり誠にありがとうございます。
今年度版（2023-2024版）では、2023年で大きな変化が見られた注目厩舎を中心に順次取り上げていきます。もちろん、これまで同様に、筆者自身も出資検討前に読み直したい内容として、実践的仕様になっていると自負しております。
※今年度版（2023-2024版）の他厩舎レポートについては以下フォルダもご参照お願いします。
なお、本分析レポートは有料記事としていますが、【2019-2020版】の一部厩舎をお試し版として無料公開版でご用意しております。構成については同じ作り方をしておりますので、有料版購読の前にお試し版をお読みくださると嬉しいです。
また、前年度版【2022-2023版】でも多くの厩舎を取り上げています。今年度版（2023-2024版）の未作成厩舎などについては前年度版【2022-2023版】もご参照お願いします。
ぜひ、みなさまの出資馬選びの参考書として活用していただきたいと思っています。
より多くのみなさまが、より良い一口馬主ライフを送れることを願っています。良い調教師（厩舎）とのご縁、みなさまの愛馬の成績向上、次世代産駒での良縁があることを願っています！
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※最終的なご出資の判断については自己責任でお願い致します。
ここから厩舎分析レポート本文です。
【上村洋行厩舎2023-2024】
（ひとこと）
上村厩舎は2023年、重賞3勝、特別戦13勝という成績で、賞金の高いレースでしっかり成績を残すことができています。
賞金の高いレースでしっかり成績を出すことができる厩舎ということで、一口馬主プレイヤーにとっても垂涎の厩舎になろうかと思います。ただ、事はそう簡単ではありませんでして、ここからが難儀するところなのですが、以下のようなデータがあったりします。
（上村厩舎の勝ち馬属性）
2023年重賞（3勝）…個人馬主（3勝）：クラブ馬（ゼロ）
2023年特別戦（13勝）…個人馬主（13勝）：クラブ馬（ゼロ）
上村厩舎の躍進が目立った2023年、実はその貢献の多くが個人馬主さんからの預託馬でして、クラブ馬の貢献度はとても低いものだったのです。さらに…、
（上村厩舎の勝ち馬属性 2023年まで通算特別戦勝ち）
通算特別戦（34勝）…個人馬主（33勝）：クラブ馬（1勝）
クラブ馬の貢献度の低さは2023年単年に限った話ではなく、上記のように（2023年までの）通算の特別戦実績で確認しても同様の傾向が確認できるのです。（しかも、唯一のクラブ馬で特別戦を優勝しているマハヴィルについては、実は転厩（転入）馬でして、厩舎生え抜きクラブ馬での特別戦勝ちは2023年まで（通算で）なかったりもします。）
整理しますと、収得賞金などで確認できるように、足下で稼ぐ力を高めている上村厩舎ですが、その戦力の実態は個人馬主預託馬の貢献度が大きいということになります。
この文脈ですし、一口馬主プレイヤーが言うような「個人馬主向け厩舎」に含まれてしまいそうなのですが、ここはもう少し別なファクターも確認してからジャッジをしたいと筆者は考えています。
その別ファクターは「2歳クラブ馬最高額（上村厩舎に預託されたクラブ馬2018年産～2021年産が対象）」です。この2歳クラブ馬最高額の推移を確認すると別な見方ができる可能性を感じます。
厩舎アーニング・インデックス
詳細解説の最初は、当noteの一番の売りと考えている厩舎アーニング・インデックスからです。一口馬主向けにカスタマイズした指数から厩舎の特徴を捉えていきたいと思います。
※各EI（アーニング・インデックス）は独自算出の数値で平均値が1.00です。用語説明はこちら
https://note.com/jra_trainer/n/nd2f94207f16d
今回の上村厩舎の分析はとても面白くもあり、とても難しいとも感じました。
上村厩舎に限らずの話ではありますが、当noteで発表している見解はあくまでも筆者個人の見方です。もちろん、筆者なりに客観的なファクターや数字を確認して一定以上の根拠を持って文章を作成しています。とはいえ、当然のこと、筆者とは異なる見方もあってよいと思っていますし、当noteを起点にして読者様それぞれの見方を広げていただきたいと思っています。
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