【厩舎topic 7/18・19②】重賞に果敢にチャレンジする傾向がある厩舎。

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「厩舎topic」と題して、週末のJRA開催を厩舎にフォーカスして振り返りをしていきたいと思います。今週もよろしくお願いします。

今回は、
重賞に果敢にチャレンジする傾向がある厩舎。
です。

出資馬での重賞優勝。
これは筆者も毎世代で目標にしているところで、多くの一口馬主の目標のひとつだと思います。特に今、ドラフト期間真っ最中の東サラやシルクは重賞タイトルを出資馬で目指せるクラブですし狙えるなら狙っていきたいところだと思います。

重賞を勝つにはさまざまな要素の巡り合わせが必要だと思いますが、まずは重賞に出走することが最低条件です。今回はそのあたりにフォーカスしていこうと思います。

では本題ということで今週注目したレースからです。

7/19(日)函館記念(G3)優勝馬アドマイヤジャスタ 須貝厩舎
(関係者のみなさま、今回の優勝、おめでとうございます!)

今回フォーカスしている須貝厩舎は「重賞に果敢にチャレンジする傾向がある厩舎」という見方を筆者はしています。

実際、昨年2019年のJRA重賞出走回数40回以上の厩舎が以下です。

67回 矢作厩舎(7勝)
57回 池江厩舎(3勝)
56回 角居厩舎(7勝)
55回 藤沢和厩舎(8勝)
53回 藤原英厩舎(3勝)
49回 友道厩舎(5勝)
45回 音無厩舎(8勝)
41回 須貝厩舎(0勝)

わずか8厩舎しかないなかに須貝厩舎もランクインしています。
須貝厩舎は昨年2019年は残念ながらJRA重賞は勝てませんでしたが、一方で41回も重賞の舞台に送り出していることは注目すべきだと思っています。
重賞に出走させるには相応な上級馬をつくっていくことが必要ですし、馬の体調管理、馬房調整など多くの調整ができて実現できることだと思います。

そして重要なのは、重賞に勝つためにはまず出走しなければならないことだと思います。当たり前な話ですが、競馬で勝つためにはレースに出走しなければならないわけで、重賞に勝つためには重賞競走への出走が必要です。

ファンド馬は出資後は何もできませんので任せるしかありません。こういうルールのなかで一口馬主活動があることを認識すれば、果敢に重賞に出走させてくれる須貝厩舎は注目すべき厩舎のひとつだと思います。

2020年に入ってから、須貝厩舎は中山金杯(トリオンフ)を皮切りに今週の函館記念で2020年JRA重賞3勝と重賞優勝を積み重ねています。

また、函館記念優勝馬アドマイヤジャスタは今回が9回目の重賞チャレンジでした。出走を重ねながらチャンスをもぎ取る須貝厩舎所属馬らしい優勝だったと思います。

重賞に果敢にチャレンジする傾向がある厩舎。
馬券目線だと率が低くなる厩舎は難儀だったりしますが、一口馬主目線だと実はかなり強力な材料になったりする面白い事例だと思います。

各クラブから続々と募集馬リストが公開され多くの一口馬主にとって重要な時期に入ってきていると思います。良い調教師(厩舎)とのご縁、みなさまの愛馬の成績向上、次世代産駒での良縁があることを願っています!

※今回取り上げた須貝厩舎の分析レポートはこちらです。


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