【厩舎topic 12/19・20】生え抜き馬へ円滑移行中!右肩上がりの武幸厩舎

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「厩舎topic」と題して、週末のJRA開催を厩舎にフォーカスして振り返りをしていきたいと思います。よろしくお願いします。

今回は武幸四郎厩舎を取り上げたいと思います。
では、いつも通りで注目したレースから見ていきます。

12/19(土)
中京 中京2歳ステークス(OP、芝千二)優勝馬ゴールドチャリス(武幸厩舎)
(優勝馬の関係者のみなさま、今回の優勝おめでとうございます!)

今回の中京2歳ステークス優勝が武幸厩舎の2020年特別戦8勝目となりました。

武幸厩舎は2020年が(初出走から)3年目で、ここまで比較的順調に右肩上がりの成長曲線を描いてきていると思います。武幸厩舎は取引しているクラブ数も多いですし一口馬主的にも注目していきたい若手厩舎だと思います。


まず収得賞金から見てみたいと思います。
収得賞金を見てみると右肩上がりの成長曲線を実感できると思います。

2018年 2.7億円
2019年 2.9億円
2020年 4.6億円(12/20まで)

この成長エンジンのひとつは特別戦での成績でしょう。
年別の特別戦実績を抽出したデータが以下です。

2018年 6-3-4/41 3着内率.317
2019年 0-4-8/40 3着内率.300
2020年 8-6-6/63 3着内率.317(12/20まで)

昨年(2019年)の「特別戦ゼロ勝」が一見目立ちますが、3着内率を見てみると凹んでいるようには見えず中身は維持してきたと見てよさそうです。そして今年(2020年)は特別戦でも勝ち切れる厩舎になりつつあることがうかがえます。

特別戦優勝の中身も濃くなっていると筆者は見ています。
・2018年特別戦優勝の内訳…6勝中1勝が厩舎生え抜き馬によるもの
・2020年特別戦優勝の内訳…8勝中5勝が厩舎生え抜き馬によるもの

数字だと何を言っているのかわかりにくいかもしれませんので、言い換えますと「(デビュー時から武幸厩舎の)生え抜き所属馬での特別戦勝ちが着実に増えている」ということです。

厩舎開業直後は即戦力の転厩(転入)現役馬でしっかり成績をだしていくことが求められると思います。そこから徐々に厩舎生え抜き馬のデビューが始まり、生え抜き馬の比率が徐々に高くなるのだと思います。
この移行期間にスムーズにバトンタッチできるかどうかは厩舎経営的にも重要なのではないかと推測します。武幸厩舎はそのバトンタッチが数字から円滑にできているように見えます
こう考えていくと、2020年の特別戦勝ちの中身が一段と濃くなっていると感じ取れると思います。


中身が濃くなっていて右肩上がりなので一口馬主的にも注目したい厩舎だと思いますが、一方で狙いが絞りにくいという難儀な面もあったりします。

特別戦勝ちの芝ダート障害の内訳
2018年 芝5勝:ダ0勝(※他に障害1勝)
2020年 芝6勝:ダ1勝(12/20まで)

特別戦勝ちの内訳を見る限りでは芝優勢の傾向ですが、平場も含めた全体傾向では芝ダートは拮抗していたりしています。

平場も含めた芝ダートの内訳と勝率
2018年 芝7勝(勝率.072):ダ7勝(勝率.142)
2018年 芝5勝(勝率.044):ダ9勝(勝率.089)
2018年 芝14勝(勝率.108):ダ14勝(勝率.108)(12/20まで)

芝ダートの内訳傾向だと特徴は見えにくいですが、逆に言えば「芝ダート満遍なく」とも言えそうです。まだ3年目で今後のジャンプアップも期待できそうですし、芝ダート云々で狙いを絞るよりもノビシロに賭けるほうがよいのかもしれませんね。


今回はここまでです。最後までお読みいただきありがとうございました!
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