【一口馬主向け】厩舎のビジネスモデルを有名企業に例えてみたら。

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今回は連想ゲーム的な少し遊び要素を入れ込んだ記事です。題して「厩舎のビジネスモデルを有名企業に例えてみたら。」です。

当noteではここまで全厩舎の約3分の2にあたる数の厩舎レポートを公開してきました。(ミニ版も含めての数です。)
ここまでやってきて感じているのが厩舎経営にはビジネスモデルがあるということと、それをできる限り読者のみなさまに伝わるように表現したいということです。結果、あまりこねくり回してしまうよりはストレートな表現が良いと考えて「厩舎アーニング・インデックス」のなかでは以下のような表現形態を採用することにしました。

(例)矢作厩舎の経営モデル(矢作厩舎レポートより引用)
仕入れ数[標準] - 出走数[多] - 残存率[高] - [厩舎力≒馬価格]

これはこれで良いのですが、やはりより伝えられるようにしていきたいと日々考えていまして、ひとつ思いついたのが「厩舎のビジネスモデルを有名企業に例えてみたら。」です。
ということで早速進めてまいります。


1.ユニクロ的モデル
最初に登場いただくのはユニクロです。日本を代表する企業です。筆者ももちろんお世話になっています。ユニクロは製品はもちろん、収益力もあり個人株主からの人気も高い企業だと思います。
ビジネスモデルとしては、企画立案から仕入れ・製造・販売までのすべてをコントロールし効率的に経営している企業の代表格だと思います。

厩舎経営に置き換えると「新馬仕入れから育成・外厩・デビューまでのすべてをコントロールし効率的に厩舎経営をしている厩舎」という感じでしょうか。

このユニクロ的モデルの厩舎は、矢作厩舎や安田隆厩舎あたりが該当すると思います。特に矢作厩舎はユニクロ的モデルにぴったりな印象です。

2.セブンイレブン的モデル
続いてはコンビニ界のトップ企業セブンイレブンです。筆者がセブンイレブンでもっとも好きな商品は、シンプルな塩おにぎりです。他社も塩おにぎりを置いていますが、筆者の好みは断然セブンイレブンです。

おっと、話がずれたので元に戻します。セブンイレブン的モデルの定義は「アウトソーシングの有効活用」とこの場ではしたいと思います。製造や販売などアウトソーシングやフランチャイズをフル活用し、良質な商品を24時間提供し、かつ収益もあげている企業という意味合いで「アウトソーシングの有効活用」としてみました。

厩舎経営で言えば「外厩などアウトソーシングの有効活用で成績を上げている厩舎」といったあたりでしょうか。
このセブンイレブン的モデルは、木村厩舎が該当しそうです。

余談ですが、筆者の考えは、優勝劣敗の環境にいる厩舎経営はまずは成績を出すことが最優先だと考えています。そうでないと厩舎経営が立ち行かなくなってしまいますし。そう考えていくとセブンイレブン的モデルのアウトソーシング有効活用はもちろんアリだと思います。

3.コカ・コーラ的モデル
3番目はコカ・コーラです。他社が真似できない知的財産をベースにオリジナル商品を生み出し収益をあげている企業という見方です。コカ・コーラで言いますと原液の製法が知的財産そのものになりますね。

厩舎経営で言うと「他厩舎が真似できない馬づくり」というあたりになりそうです。
コカ・コーラ的モデルのイメージになるのは、堀厩舎や藤原英厩舎です。

4.ハイブランド的モデル
最後は企業名ではなく「ハイブランド」としました。当noteは一口馬主noteなので例えを出すと、馬具屋が起源のエルメスあたりでいかがでしょうか。みなさんもお好きなハイブランドを思い描いてみてください。

ハイブランドは、品質への圧倒的な信頼感はもちろん、所持することで心地良くなる効果もあると思います。モノからコトへ価値観が移行しつつありますが、ハイブランド各社はまさに時代の先を行っていたのでしょう。

ハイブランド的モデルのイメージに一番近いのは、池江厩舎です。ディープインパクトマイスターと言えば池江厩舎、まさにハイブランド的です。ポストディープインパクト時代にハイブランド池江厩舎がどう変化していくかも興味あるところです。

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「厩舎力が高い」と表現すると、上記では「ユニクロ的モデル(矢作厩舎・安田隆厩舎)」「コカ・コーラ的モデル(堀厩舎・藤原英厩舎)」「ハイブランド的モデル(池江厩舎)」が該当すると思いますが、筆者的には「セブンイレブン的モデル(木村厩舎)」も厩舎力が高いに含めて良いと思っています。
今後も各厩舎がどのようなビジネスモデルで厩舎を展開していくのかをウオッチしていきたいと思います。


今回は連想ゲーム的な少し遊び要素を入れ込んだ記事でしたがいかがでしたでしょうか?厩舎は細かく見ていくとそれぞれで特色があってとても面白いですし、優勝劣敗の厳しい世界で日々しのぎを削っている厩舎へのリスペクトの気持ちも持ちつつ一口馬主を楽しんでいきたいですね♪

今回も最後まで読んでくださりありがとうございます!
みなさまの愛馬の成績向上、次世代産駒での良縁、良い調教師(厩舎)とのご縁があることを願っています!

※今回の記事中で紹介した指数は2019年までのものです。厩舎特徴は変化することがありますのでご注意ください。

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