皐月賞へ出走数の多い厩舎（2022年版）～皐月賞御三家と木村厩舎に注目～

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今回は「皐月賞へ出走数の多い厩舎（2022年版）」です。

厩舎の最新の傾向を知るために、今年を含む直近5年での皐月賞へ出走数の多い厩舎を調べるものです。最新の厩舎傾向（今回で言えば3歳牡馬クラシック路線に強い厩舎）を知り、次世代での出資戦略の参考になればという考え方です。

仮の話ですが、募集馬（牡馬）を出資検討している際に、今回の「皐月賞へ出走数の多い厩舎」が預託予定であれば積極的に出資検討していくようなイメージで活用いただければ幸いです。

では本題に入っていきましょう。
まずは今年を含む直近5年の出走厩舎一覧です。

続いて、上記一覧を纏め、直近5年で計3頭以上出走させている厩舎のみを抽出したものが以下です。

上記で登場している厩舎を覚えて次世代出資検討時に活かす…というのでも十分ではありますが、筆者なりの見方を少し加えていきたいと思います。

皐月賞御三家（皐月賞出走実績多い3厩舎）

出資馬で皐月賞出走を目指すのであれば、皐月賞出走実績多い厩舎募集馬から積極的に検討していくとよいと思っています。（もちろん、優勝を目指すのだと思いますが、その前に出走枠に入ることが大切なのでこのような表現にしています。）

そこで簡単に覚えることができるのが「皐月賞御三家厩舎」です。

（皐月賞御三家）
友道厩舎
池江厩舎
堀厩舎

この3厩舎は、今回と同様の計測（直近5年での出走頭数実績数）において、
友道厩舎…2018年以降、5年連続で登場
池江厩舎…2018年以降、5年連続で登場
堀厩舎…2018～2022年の5年中で4回登場

というように長期に渡って皐月賞出走実績を維持している厩舎です。
（書いている内容が伝わりにくいかもしれませんが、その場合は皐月賞御三家をそのまま覚えておくだけでも十分だと思います。）
一応、エビデンスになる表も添付します。（見方がわかりにくいかもしれませんがご容赦願います。）

2022年 池江厩舎からの皐月賞出走なしは歴史的?!

上記の皐月賞御三家でも取り上げている池江厩舎についてです。
池江厩舎は、今年を含む直近5年（2018～2022年）で6頭もの所属馬を皐月賞の舞台へ送り出している皐月賞大御所厩舎の一角です。

今年（2022年）、その池江厩舎からの皐月賞出走がありません。（別な言い方をしますと、2018～2021年（4年）で6頭を皐月賞に送り出していたわけです。）

また、池江厩舎は、2011年（オルフェーヴルでの皐月賞）から2021年（ディープモンスターでの皐月賞）までという長い期間で皐月賞連続出走を続けていたのですが、今年でそれが途絶えました。

池江厩舎からの出走馬が不在なだけで少し寂しい感じも受けるくらいなのでもはや歴史的な出来事と言ってもよいかもしれません。

ということで池江厩舎については気が早いですが、
来年（2023年）皐月賞で出走があるかどうかに注目でしょう。来年での出走があれば、今年（2022年）不出走はたまたまの巡り合わせという感じで見れると思います。逆に、仮に来年も不出走になるとすると…？！（少しフォローしますと、これまでの皐月賞での池江厩舎が突出した実績なので、今年不出走なだけで逆に目立ってしまう…という感じだと思います。期待値の高さからの裏返しということでご理解くだされば幸いです。）

今後へ向けて注目したい木村厩舎

（さきほど）簡単に覚えるために「皐月賞御三家」を提唱しましたが、今後、御三家ゾーンに食い込んできそうな期待を持って、注目厩舎として木村厩舎を挙げたいと思います。（木村厩舎はノーザンF系中心にクラブ馬預託数も多いので注目されている方も多いと思いますし。）
その木村厩舎の今年を含む直近5年皐月賞出走馬が以下です。

2018年 ステルヴィオ（ロードカナロア初年度産駒）
2020年 ダーリントンホール（外国産）
2022年 ジオグリフ（ドレフォン初年度産駒）
2022年 イクイノックス（キタサンブラック初年度産駒）

上記のとおりで「初年度産駒」「外国産」で皐月賞出走実績があります。
当note内他記事でも何度か言及していますが、初年度産駒や外国産は産駒データが（ほぼ）ないなかでの馬づくりになりますので相応の難しさがあると思います。そういう初年度産駒・外国産でこうして皐月賞出走枠に送り出すことができていますので、この点は木村厩舎のストロングポイントだと思います。
今後も、種牡馬初年度産駒の木村厩舎募集馬は機会があると思いますし、このストロングポイントを思い出して出資検討時に活かしていくのもアリでしょう。

以上です！
みなさまにとっても楽しい皐月賞デーになることを願っています♪

今回はここまでです。最後まで読んでくださりありがとうございました！
良い調教師（厩舎）とのご縁、みなさまの愛馬の成績向上、次世代産駒での良縁があることを願っています！

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