【一口馬主向け】関西厩舎を重視することが良い3つの理由。

【一口馬主向け】調教師(厩舎)分析に訪問してくださり誠にありがとうございます。おかげさまで多くのみなさまに読んでいただいております。有料記事も続々購入いただき読んでいただいています。ありがとうございます。(無料記事を読んでいただくだけでも記事作成した甲斐を感じるので嬉しいです。ありがとうございます。)

今回は関西厩舎を重視することが一口馬主的に優位性があるという話を、数値的な根拠も交えて書いていきます。

関西厩舎優位という内容を書いていきますが、一番は数値的な根拠があるということです。マクロ的視点で見て「関東か?関西か?」で出資馬を選ぶなら関西馬に優位性があるという話です。
もちろん、ミクロ視点で言えば藤沢和厩舎・国枝厩舎・堀厩舎などのように互角以上に関西厩舎相手に成績をあげている厩舎も関東にあります。こういった互角以上に渡り合っている関東厩舎にも触れつつ論を進めていこうと思います。

このnoteでは関西厩舎の優位性についてなるべくストレートな表現で、かつ数値的根拠も交えて書いていきます。

もちろん関東・関西についてはみなさまそれぞれで考えがあると思いますしそれで良いと思います。
このnoteで、一口馬主視点での関西厩舎の優位性を正しく認識してもらえればと思っています。読者のみなさまに、関西厩舎の優位性について正しい知識を持ってもらった上で、ご自身の一口馬主ライフにとってプラスになる判断をしてもらえることを願って書いています。

当noteを活用いただくことで”出資後のNG認定”のような事態も避けやすくなると思います。みなさまの楽しい一口馬主ライフをより向上できることを願っております。


それでは具体的に、関西厩舎を重視することが良い3つの理由(無料範囲を含めると4つの理由)を進めていきます。お付き合いよろしくお願いします。


0.関西厩舎のほうがレースで勝っている事実

関西厩舎を推す理由はいくつかありますが、わかりやすいところで言えば「レースで勝てる可能性が高い」ということがあると思います。当noteを訪問してくださる方は熱心に一口馬主をやっている方ばかりだと思いますので、おさらいになりますが今はやはり西高東低です。先日、日経新聞(専門紙ではなく一般紙である日経新聞ですよ!)の記事でも取り上げられていました。

上記の日経新聞の記事内では構造上の問題であるとか制度の改善の話題になっていますが、この西高東低の話題は少なくとも筆者が競馬を見始めた25年前にもすでに言われていたことです。

2020年の上半期の一部開催ではコロナ禍による移動制限で3勝クラス以下の臨時ブロック制が導入されたので一時的に関東厩舎保護の環境になっていましたが、夏季開催で例年同様の関西厩舎優位な状況に戻っています。

もちろん関東厩舎でも勝てる厩舎は存在しますし、クラブによっては外厩の関係で関東馬優位のクラブもあると思います。逆に関西厩舎のなかにもリーディング下位厩舎ももちろん存在します。このため今回は、ミクロ(個別)の話ではなく、マクロ視点で筆者が独自に作成している「厩舎アーニング・インデックス」を活用して、関西厩舎が現状でいかに優位な状況にあるのかを数値的根拠を交えて進めていこうと思います。(独自指数「厩舎アーニング・インデックス」は、一口馬主にとって必要な厩舎のパフォーマンスを、「稼ぐ力」「出走させる力」「仕入れ頭数」「残存させる力」などで見える化しています。)

筆者自身、この後触れていく数字を知って改めて関西厩舎重視の姿勢に変化しました。この重視する度合いはそれぞれの一口馬主スタイルによっても変わってくると思いますが、例えばこれまで関東馬・関西馬の比率が50:50だった比率をご自身の最適なポートフォリオに改善していく根拠のひとつになると思います。


今回は、「厩舎アーニング・インデックス」のなかから「①厩舎EI」「③出走EI」「⑤仕入れEI」の各指数の平均値を算出しマクロ的指標として見ていきたいと思います。

ここからは直接な表現も含めるので有料範囲にさせていただきます。

ここから先は

3,413字

¥ 500

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?