【厩舎topic 9/5・6】新種牡馬ミッキーアイルで小倉2歳Sを優勝したことのインパクトを考察。

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「厩舎topic」と題して、週末のJRA開催を厩舎にフォーカスして振り返りをしていきたいと思います。よろしくお願いします。

今回のお題は
新種牡馬ミッキーアイルで小倉2歳Sを優勝したことのインパクトを考察。
です。

タイトルの通りでおわかりだと思いますが、対象のレースを見てみましょう。

9/6(日)
小倉11R 小倉2歳ステークス(G3)優勝馬メイケイエール
(新種牡馬ミッキーアイル産駒、生産ノーザンF、武英智厩舎)

まずは優勝馬の出資者・関係者のみなさま、今回の優勝、おめでとうございます!


まず。筆者は新種牡馬産駒での区切りの勝利というを重視しています。実際、以前にも以下の記事をアップしています。

前回、取り上げたのは高橋亮厩舎でしたが、高橋亮厩舎は新種牡馬産駒で連続で成果をだしています。「歴史は繰り返す」、高橋亮厩舎と同様なことが今回フォーカスしている武英智厩舎の未来でも起こる可能性を覚えておきたいと思っています。

そこで今回の小倉2歳S優勝がどれくらいインパクト大きいのかを筆者なりの考察で書いていこうと思います。

①新種牡馬産駒であること。
ミッキーアイルは2018年産が初年度産駒になる新種牡馬です。
新種牡馬は当たり前ですが産駒競走データがありません。データがないので牧場(今回で言えば生産者ノーザンF)も厩舎も手探りになると思います。一方で、生産界目線で種牡馬のブランディングを考えると早く結果をだしていきたいはずです。
データがないなかで、なるべく早く結果をだしたい…。こういうニーズに応えることができる厩舎の存在は大きいと思います。武英智厩舎が今回、新種牡馬ミッキーアイル産駒で重賞優勝したインパクトは大きいと思います。

②ミッキーアイルがシャトル種牡馬でもあること。
ミッキーアイルはシャトル種牡馬としても供用されていました。上記①では国内の生産界目線での話を書いていますが、ミッキーアイルの場合は南半球の生産界のことも考えていく必要があると思います。(少なくとも社台スタリオン関係者は考えているはずだと思います。)
南半球のミッキーアイル産駒は北半球より半年遅れでデビューする予定です。そういう意味では、今回の2歳ステークス優勝は南半球の競馬関係者にもインパクトを与えたと思います。

③メイケイエールがデインヒルクロス持ちであること。
メイケイエールの血統表を見るとデインヒルのクロスを持っていることがわかります。上記②からの続き的な話題ですが、南半球といえばデインヒルです。おそらく繁殖牝馬の多くがデインヒルを血統表内のどこかで所持しているはずです。つまり南半球のミッキーアイル産駒もデインヒルクロス持ちが相応数いると推測できると思います。そういう南半球の競馬関係者・馬主関係者へのエールにもなる小倉2歳S優勝だったと思います。


余談も少し。
メイケイエールの母馬シロインジャーがシルク所属だったこともあって一口馬主界隈でも話題になっていそうな今回の勝利だったと思います。仮にシロインジャー産駒が未来で募集されれば人気になることは間違いないでしょう。

そこで人気になりそうなシロインジャーから目線を少しずらして、冒頭で申し上げた「歴史は繰り返す」を筆者からは提示したいです。
高橋亮厩舎と同様なことが武英智厩舎でも起こる可能性があると思うんです。シロインジャー産駒もチャンスはあると思いますが、それよりも武英智厩舎のそのタイミングのほうがチャンスあるのではないかというのが筆者からの提案です。
具体的には以下のような要素に注目していこうと思っています。

武英智厩舎×新種牡馬産駒の募集馬
武英智厩舎×ノーザンFの募集馬(メイケイエールがノーザンF生産であったことから)
武英智厩舎×新種牡馬産駒×ノーザンFの募集馬(←これが来たらアツいですね!)


改めて。
今回のメイケイエールの優勝は母馬シロインジャーの能力を信じていたシロインジャー出資者へのエールにもなったと思います。上記①②③もありますし、多くの方々を幸せにできる1勝って素晴らしいと思います。やっぱり競馬っていいですよね♪

各クラブから続々と募集馬リストが公開され多くの一口馬主にとって重要な時期に入ってきていると思います。良い調教師(厩舎)とのご縁、みなさまの愛馬の成績向上、次世代産駒での良縁があることを願っています!

※今回取り上げた内容に関連する分析レポートもご一緒にどうぞ!


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