【厩舎topic 10/10・11】須貝厩舎と今後産駒数が増えていく血統馬の組み合わせ。
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「厩舎topic」と題して、週末のJRA開催を厩舎にフォーカスして振り返りをしていきたいと思います。よろしくお願いします。
少し思い出話から。
以前にクラブパーティーで某調教師とお話させていただく機会がありました。その場では新種牡馬産駒(仮に種牡馬Aとします)で活躍馬を輩出した話題で盛り上がったのですが、そのときに師から「続々と種牡馬Aの産駒の預託相談がきちゃってね、種牡馬Aの産駒だらけになっちゃいますよ(笑)」という話がありました。
想像つく部分ではありますが、生産者や馬主サイドも実績を出した厩舎に産駒を預託したいと考えるのは道理だと思いますし、実際に調教師からそういう話をうかがえたのは貴重な機会でした。
お酒も飲みながらの歓談の場ですし笑い話っぽくしてくださったのもあるので多少は割り引いて解釈すべきかもしれませんが、実際にこういう流れとか雰囲気みたいなことはあるにはあるのだと思います。
逆に、厩舎サイドの立場で考えてみると、これから産駒数が増えていく種牡馬なり血統で早めに実績をつくることは厩舎ブランドをつくっていくうえで重要と考えることもできると思います。
この流れで今週、注目したレースが以下です。
10/10(土)東京11R サウジアラビアRC(G3)優勝馬ステラヴェローチェ(須貝厩舎)
(優勝馬の関係者のみなさま、今回の優勝、おめでとうございます!)
優勝馬ステラヴェローチェは、バゴ産駒なので「これから産駒数が増えていく種牡馬なり血統」とは言えないと思いますが…。
はい、そうなのですが…。
今年の須貝厩舎の2歳勢は好調で当記事作成時点(10/11まで)で新馬戦勝ち5頭なのですが、そのなかの2頭にフォーカスしたいと思います。
7/5 阪神 2歳新馬 優勝馬ステラヴェローチェ(バゴ×母父ディープインパクト)
9/6 新潟 2歳新馬 優勝馬レベランス(ハービンジャー×母父ディープインパクト)
そう、父ではなく「母父」に注目したいと思います。
大種牡馬ディープインパクトが逝去した今、筆者は「ウラの最大与党になりそうなのが母父ディープインパクト」という表現をしています。
母父ディープインパクト産駒は頭数で言いますと以下です。(筆者調べ)
2015年産 86頭
2016年産 126頭
2017年産 181頭
2018年産 229頭
2019年産 252頭
上記のように年々頭数を増加させており、2018年産(現2歳)や2019年産(現1歳)では200頭超とまさにウラの最大与党となっていますし、今後も当面は母父ディープインパクト産駒の供給量は高止まりとなることが予想されます。
こういう流れのなかで須貝厩舎が新馬戦勝ち2頭、さらに今週はサウジアラビアRC(G3)を母父ディープインパクト産駒で優勝させています。
今後も供給量が多い母父ディープインパクト産駒で実績先行したこの事実は関係者にとってもインパクトになっているのではないかと推測しています。
一口馬主としてはここは素直に、須貝厩舎×母父ディープインパクト産駒に注目してよいのではないかと思っています。
繰り返しになりますが、今後も母父ディープインパクト産駒の供給量は多いことが予想されます。2019年産ドラフトを終了されている方々も来年2020年産やさらに先の2021年産募集でチャンスが来るはずだと思っています。
良い調教師(厩舎)とのご縁、みなさまの愛馬の成績向上、次世代産駒での良縁があることを願っています!
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