オークスへ出走数の多い厩舎(2022年版)~実績6厩舎と今後期待の2厩舎~

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今回は「オークスへ出走数の多い厩舎(2022年版)」です。

厩舎の最新の傾向を知るために、今年を含む直近5年でのオークスへ出走数の多い厩舎を調べるものです。最新の厩舎傾向(今回で言えば3歳牝馬クラシック路線に強い厩舎)を知り、次世代での出資戦略の参考になればという考え方です。

仮の話ですが、募集馬(メス馬)を出資検討している際に、今回の「オークスへ出走数の多い厩舎」が預託予定であれば積極的に出資検討していくようなイメージで活用いただければ幸いです。

では本題に入っていきましょう。
まずは今年を含む直近5年の出走厩舎一覧です。

続いて、上記一覧を纏め、直近5年で計3頭以上出走させている厩舎のみを抽出したものが以下です。

当シリーズの記事で毎回書いておりますが、上記で登場している6つの厩舎を覚えて次世代出資検討時に活かしていく…というのが基本戦略でしょう。(引退厩舎を除く以下の厩舎を覚えておきたいです。)

国枝厩舎
手塚厩舎
中内田厩舎
高野厩舎
友道厩舎
藤原英厩舎

(繰り返しになりますが)この6厩舎が預託予定先であるメス馬募集馬がいれば、加点評価をして出資検討していきたい感じです。
あと、「6厩舎」「6厩舎」と繰り返していますが、今回登場している6厩舎は馬房数が多い厩舎という共通点もあります。

(2022年の馬房数)
国枝厩舎…28馬房
手塚厩舎…28馬房
中内田厩舎…26馬房
高野厩舎…22馬房
友道厩舎…28馬房
藤原英厩舎…28馬房

(高野厩舎以外は)26馬房以上のいわば「大規模厩舎」ですし、高野厩舎(22馬房)についても標準的な20馬房より多い22馬房厩舎です。
6厩舎すべてが馬房数の多い厩舎ということで、(20馬房厩舎と比較して)各世代新馬の仕入れ数も多くなる傾向にあるでしょうし、この6厩舎のオークス戦線でのプレゼンスは引き続き堅調に推移していくことも想定しておきたいところです。
もちろん、未来がどうなるかはわからないので決めつけることはできないですが、こういった馬房数も交えた目線で出走厩舎を見ていくのも面白いのではないかと思います。

ここまでは「6厩舎」を強調するようなスタンスで書いてきましたが、ここからは来年以降に新たに食い込んできそうな候補厩舎も挙げたいと思います。

筆者独断による「オークスへ出走数の多い厩舎」に来年以降で食い込んできそうな候補厩舎、それは、須貝厩舎木村厩舎です。
すでにG1勝ちのある上位厩舎なので新鮮味はないかもしれませんが、オークス戦線においては冒頭の表にランクインしていないことから候補厩舎として挙げたいと考えています。

須貝厩舎と木村厩舎を推す根拠は「2021年・2022年の連続でオークスへ所属馬を出走させている」という点にあります。

さらに須貝厩舎と木村厩舎は、直近5年(2018年~2022年)ではオークス出走計2頭のため冒頭の表にランクインできませんでしたが、2厩舎とも2017年以前でのオークス出走経験もあったうえで、2021年・2022年で連続出走を実現してきている(V字回復のような)流れに好感を持っています。

(須貝厩舎のオークス出走通算)
2013年 ローブティサージュ(9着)
2015年 クルミナル(3着)
2016年 アドマイヤリード(15着)
※2017年~2020年はオークス出走なし
2021年 ソダシ(8着)
2022年 ベルクレスタ

(木村厩舎のオークス出走通算)
2017年 フローレスマジック(6着)
※2018年~2020年はオークス出走なし
2021年 ファインルージュ(11着)
2022年 プレサージュリフト

2厩舎ともに、2017年以前でのオークス出走経験を糧に2021年・2022年とオークスへ流れを良い形で持ってきているように見受けられますし、今年の出走馬のみならず来年以降でのオークス出走有無がどうなるかも楽しみです。

※2020年産募集馬で木村厩舎・須貝厩舎預託馬へ出資するのは時期的に難しいと思いますので、代わりにPOGで指名して所属馬動向確認していくのも面白いのではないかと思います。もちろん、2021年産募集メス馬はさらに注目でしょう。

当記事前半で書いてきました「6厩舎」に加えて、木村厩舎と須貝厩舎の「候補2厩舎」も併せてオークス戦線を見ていくことを提案して今回は締めたいと思います。

以上です!
みなさまにとっても楽しいオークスデーになることを願っています♪

今回はここまでです。最後まで読んでくださりありがとうございました!
良い調教師(厩舎)とのご縁、みなさまの愛馬の成績向上、次世代産駒での良縁があることを願っています!

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