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フジキセキの正体

フジキセキとアグネスタキオン

正体シリーズ、第4弾。
今回はフジキセキ。
フジキセキと言えば、4戦4勝の無敗で引退させられた馬。

フジキセキの戦歴

これは前回の記事で取り上げたアグネスタキオンと同様の馬。
というか、フジキセキと同じことをやったのがアグネスタキオンである。

アグネスタキオンの戦歴

アグネスタキオンは(外)馬解放前の皐月賞馬と述べたが、フジキセキは指定戦導入前([地]馬解放)の朝日杯3歳S馬ということ。

指定戦は1995年の1月から導入されたことから、1995年の3歳世代(旧4歳世代)は、2歳時に指定戦を経験していない。
フジキセキの指定戦導入されてないの2歳チャンピオンなので、その履歴を指定戦が導入された皐月賞に持ち込んで欲しくない。
だから、弥生賞を最後に引退させられたのである。
これは、アグネスタキオンが(外)解放されていない皐月賞馬なので、その履歴を(外)に開放された日本ダービーに持ち込んで欲しくないことと同じということだ。

1995年の皐月賞

1着ジェニュイン、2着タヤスツヨシ

この年は、弥生賞馬フジキセキの引退、そしてスプリングS馬ナリタキングオーとトウショウフェノマの2頭の出走取消馬を出したイレギュラー戦。
主催者は出走取消を出してレースをぶっ壊したのである。

1番のトウショウフェノマと11番のナリタキングオーを除いて枠順を組み替える。
そうすると、6番ジェニュインと7番タヤスツヨシが同枠になることが解るだろう。
この2頭は、隠れ同枠であり、『隠れゾロ目』で1着馬を空洞化したのだ。

競馬番組理論では常識なのだが、ゾロ目は1着馬の空洞化とみなす。
ゾロ目は2着馬の枠で発生するので、1着馬は2着同枠馬と考えるのである。(ゾロ目の覇者は2着同枠馬にすぎない)
これは大昔からある考え方である。
勝利したジェニュインは、以前に記事で書いた降着事件があった若葉S1着馬。(まさかの降着事件の記事参照のこと)
まさにイレギュラーの皐月賞にはピッタリの覇者ということだ。
また、ジェニュインを皐月賞馬に用意しているからこそ、ルイジアナボーイが降着させられたということである。

1点シコタマだった日本ダービー

1着タヤスツヨシ、2着ジェニュイン

枠を見た瞬間『7-7の1点で決まる!』『これで決まらなかった競馬を止める』と周りの人に豪語したレース。
競馬に『絶対はある』と確信したレースでもあった。

皐月賞は2頭の出走取消でレースをぶっ壊し、隠れゾロ目で決着。
その2頭が今度は7枠に配置されている。
皐月賞を完全にぶっ壊しているのに、まともな日本ダービー馬を出すはずもなく、皐月賞1、2着馬へ集約するゾロ目を出すのは必然だ。
そして、素晴らしいのは、7枠にオグリワンを配置していること。
オグリワンの父は(地)オグリキャップ
[地]馬に開放した初年度に、日本ダービーには出走できなかった(地)オグリキャップの子を覇者枠に配置する演出はお見事ではないか!
(枠順発表前から組んでくるのは読んでいたが)

また1992年は、ミホノブルボンとライスシャワーとの7-7のゾロ目だったが、1995年はタヤスツヨシとジェニュインとの7-7のゾロ目をやった。(馬連万馬券決着→馬連1番人気決着)
ゾロ目は【完了の合図】
指定戦導入の【完了の合図】を出したのである。

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