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N氏伝説

講演会伝説

N氏が1993年の天皇賞(秋)と有馬記念の講演会で見事的中させ、競馬番組理論の破壊力を世に知らしめた。
私はN氏の講演会に一度も参加した事はなく自力で研究をしていた。
こうした話は1999年以降、他人から聞いた話で正確ではないかも知れないので話半分で考えて欲しい。
あの講演会は5,000円だったそうだが、それ以降は毎回値段が上がっていき、10倍の50,000円になったそうだ。
しかも、買い目は言わない。

『買い目を言うと集中投票が起きる』
『この会場にもJRAの関係者がいる』

というのが常套文句。
買い目も言わずに、どの馬が勝つか解るのか?と聞くと、『慣れてくると、この馬だとわかってくる』そうだ。
また、ポロっと馬の名前を挙げ、それだったりする。
また『心情の一頭は○○』というのは来ない馬とか。
N氏の一挙一投足に細心の注意を払い、聞き逃さないために必死らしい。

確か、2003年だかの日本ダービーでは、2部制で1部と2部共に参加費50,000円で100,000円。
1部ではテストがあり、『18頭立てで〇〇馬番の同枠馬を述べよ』みたいな出題があったそうだ。
当時出席した知り合いは『テストは満点だった』と喜んでいたのを思い出す。

研究会伝説

私は当サイトの会員との交流の場として、東京でオフ会を毎年開催していたが、元研究会のメンバーという方もみえた。
雑誌上で、N氏は『研究会のメンバーにはお話ししたように』とか研究会のメンバーだけには買い目を言ったように書かれていることがあったが、『研究会のメンバーって何?』といつも思っていた。

『そんなものが実在するのか?』

後になってわかったのだが、講演会の出席者の中でN氏が電話で勧誘してということだった。
しかし全員勧誘されるわけでもない。
後に知り合った方は、全講演会出席しているが一度も勧誘されたことはなかったそうだ。
恐らく、「文句を言わなさそうな人」を選んで勧誘してたのではないかと思う。(その人はハッキリものを言うタイプの人だったので)

そして研究会の元メンバーから聞いたのは、年会費165万円。(記憶違いでなければ)
この会費を聞いて絶句したが、集まりは年8回。
研究会では会議室でひたすら戦歴分類をやらされるそうだ。
それが終わると、N氏行きつけのスナックで、N氏を研究会のメンバーで囲って自慢話を聞くというものだったらしい。
また、これも聞いた話なので詳細は定かではないが、年会費165万円は、『安い方の研究会メンバー』で、300万円以上のコースもあったそう。
安い方では言わないとも聞いたが、その真相はいかに。

また、これも聞いた話だが、普通のサラリーマンにとって年会費165万の捻出はかなりきつく家庭が崩壊し、それが原因で離婚した人もいたとのこと。
今騒いでいる統一教会ばりの信者がいたようだ。

全て的中伝説

『競馬ゴールド』という雑誌を毎月購読していたが、毎号毎号的中となっていた。

『本当にこんなに的中するか?』

かなり半信半疑だったが、後に講演会に出席した人や研究会の元メンバーから聞いた話だと、かなり盛っていたことが判明した。
『やっぱりな』と思った次第。
実際、講演会の録音テープを聞かせてもらったことがあり、そこでハッキリ別の馬をあげていて雑誌上では的中にしていたのである。

【伝説】お前のようなヤツが来るところじゃない!

これも聞いた話だが、その方が片岡氏の講演会に参加された時に、N氏が挨拶に訪れたよう。
片岡氏は、N氏の大金を取るやり方に腹を立てていて、

『お前のようなヤツが来るところじゃない!』

と激怒して追い返したそうだ。

今思うこと

私が2003年頃、競馬番組理論のブログを立ち上げたのは、N氏のように「何かあるようにみせて何も教えない」方法に風穴を開けたいという思いがあったからだった。
N氏の事を『金の亡者』、『金に汚い』と批判される方は多かったし、私もそう思う時期もあった。
ただ今思うことは、『当時の実力はナンバー1』であったことは間違いないし、研究して知れば知るほど、『当時のN氏のレベルの高さ』をひしひしと感じる。
また片岡氏が競馬番組理論を世に広めた功績には敬意を払うが、理論上はどうか?と言えば、『N氏のロジックが本物』だと思うのである。

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