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ジャングルポケットの正体

インターネット時代の申し子、ジャングルポケット

2005年に出した著書『ディープインパクト誕生の裏に隠されたシナリオ』にはジャングルポケットについて詳しく述べているが、その一部をご披露したい。(著書の原文のまま)

冴羽拳史郎((旧名異邦人)の著書

平成13年は西暦2001年、21世紀の幕開けの年度にあたる。
このタイミングだからこそ、馬齢表記を日本式の数え年から国際式の万年齢表記に変更した。
また、競馬番組表をB5サイズからA4サイズに変更したのもこの年。
B5サイズは日本式のサイズであり、A4サイズは国際標準である。

そして、この年からダービーに(外)馬の出走が可能になった。
これは【21世紀最初のダービーを(外)解放初年度】に合わせたのだ。
主催者がクラシックの(外)解放を皐月賞からにしなかったのは、21世紀最初の(外)馬解放クラシックレースをダービーにしたい思いからである。
こうした時代背景から、国際化時代のニューダービー馬ジャングルポケットが誕生したのだ。

注目の戦歴とは・・・

では、ジャングルポケットの戦歴を見てみよう。

ジャングルポケットの戦歴

馬齢表記変更元年、ジャングルポケットは共同通信杯を3歳最初のレースに選択した。
その理由とは、馬齢表記変更を体験するためである。
なぜなら、この年度から共同通信杯4歳Sは、「4歳S」が外れ共同通信杯にレース名が変更されたからだ。
馬齢表記が変更されたから「4歳S」が外れたのであり、レース名が変更された重賞競走として最初のレースとなる。
第一章で取り上げた(市)ディープインパクトの若駒Sの勝利を思い出してほしい。競馬法改正により、7頭立てという枠連発売のないレースを3歳最初に体験したのと、新馬齢表記を体験することは同じだ。
こうして、ジャングルポケットは共同通信杯を勝利し、(外)馬解放初年度の日本ダービー馬となる。
そして【21】世紀最初のダービー馬だからこそ、第【21】回ジャパンカップを史上初の3歳馬として制覇したのだ。

(以下、省略。詳しい内容は著書を見て下さい。)

また、ジャングルポケットは馬名も素晴らしい。
ジャングルポケットの英字表記は【Jungle Pocket】
頭文字は「J」と「P」。「jp」とはインターネット用語で「日本」の意味。
まさに、国際表記元年にインターネット時代の申し子として誕生させた馬なのだ。

主催者の凄さ

ジャパンカップの第21回を21世紀最初になるように1981年に設計する主催者の凄さ。
全てのレースは何年先、何十年先を見込んで設計しているのである。

ジャパンカップでの騎手はペリエ

テイエムオペラオーの正体の記事で(外)クロフネの話をした。

ジャパンカップダート 1着(外)クロフネ
ジャパンカップ 1着ペリエ

ジャングルポケットの騎手は角田であったが、「わざわざ」ジャパンカップではペリエに騎手変更した。
ペリエとはペリーこと。

ペリー

日本の鎖国政策の扉を開いたのは、ペリー率いる黒船なのだから、ペリエが「ジャパン」カップを勝ち、(外)クロフネが「ジャパン」カップダートを勝つのである。
こんな偶然が起きるはずもないでしょw

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