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【懐かし話】サイン読み全盛の時代(12)

サイン馬の話

サイン読みをやっていた頃、サイン馬というのをよく探した。
その中でよく覚えているのはスギノブルボンという馬。

スギノブルボンの戦歴

スギノブルボンは日本ダービーで1着ナリタブライアンの同枠(隣)に組まれていた馬。
つまり、『枠でのダービー馬』
次の六甲ステークスでは機能しなかったが、西日本スポーツ杯からサインが炸裂した。

『スギノブルボン自身が連対しない時は隣馬が連対する』

何と、この法則11回連続で使用されたのである。

終了の合図

1996年 京都記念

11回目でこのサインは終了したが、11回目はスギノブルボンの両サイドで1、2着。
これが終了の合図だった。

こうしたサイン馬は単なる偶然だったか?

一時期、こういうのも徹底的に調べた時期があったが、4回、5回で終わるものが多々あり、スギノブルボンの11回も単なる偶然だったかも知れない。
実はこうしたものは『探せば幾らでもでてくる』のである。
このケースの場合、『自身か隣』というものだが、『〇〇馬から何番目』というのも探せば5,6回続くものはゴロゴロあるし、ましてやこれを循環させて『〇〇馬から70番目』とか言い出せば続く確率は格段にあがる。(算数レベルでわかる話)
だいたい、JRAがそんなことをわざわざやっているはずもない。

『この馬から70番目を配置するぞ!』

なんて馬鹿げたことを手作業でやっているわけもない。(笑)

サインという名の幻

今思うと『サインという名の幻』を追っかけていたんだろうとつくづく思う。
結局、こうしたものは『いつ発生し、いつ終わる』かは解らない。
元々『幻』なのだから。
競馬を楽しむにはサイン読みもアリだが、深く研究する分野でもないのである。

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