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JRAオペレーションとは・・・

JRAのオペレーションはJRA創立10周年にあたる1964年に構築されたと言われています。
この年度に、JRAが創立された初めての3冠馬シンザンが誕生します。(セントライトはJRA創立前)
そして、JRA創立30周年にあたる1984年に歴史的大改革が行われます。それがグレード制の導入です。(GIを頂点とするピラミッド体系)

この年度に誕生したのが【歴史的指標馬】シンボリルドルフです。
新ルールを元に、グレード制度というものは、こういうものだということをルドルフ自身がルールブックとして手本を見せているのです。

一例をあげましょう。
シンボリルドルフが勝利したGIは、皐月賞、東京優駿、菊花賞、有馬記念、天皇賞(春)、ジャパンC、有馬記念で、GI7勝。
シンボリルドルフは国内GI7勝までというルールを作ったわけです。
こう書くと、「アーモンドアイが国内GI8勝したじゃないか」と突っ込んでいる人がいたりしますが、牝馬限定GIと牡牝混合GIは当然分けて考える必要があります。
なぜなら、牡馬は牝馬限定GIには出走できませんから。

2005年、私の著書『ディープインパクト誕生の裏に隠されたシナリオ』(東邦出版)では、シンボリルドルフ級の馬の誕生を予告しました。

それがディープインパクトですが、2005年の春の時点で無敗の3冠馬を作ってくると、サイトの会員さんには宣言しました。

なぜそれが解ったかと言えば、JRA創立51年目であったからです。
2004年は、JRA創立50周年で大々的に創立記念行事が行われましたが、その半世紀を終えた1年目の新時代だからこそ、無敗の3冠馬を作ってくるのだと。

それは、シンボリルドルフの戦歴から読み取れるもの。

シンボリルドルフ 第51回東京優駿(日本ダービー)1着

ルドルフが【歴史的指標馬】であり続ける理由は、半世紀を超えた1年目の新時代のダービー馬だからなのです。
これを知っていたからこそ、JRA創立51年目に、ディープインパクトが誕生するのが解ったのです。

ディープインパクトも生涯国内GI7勝で引退。

これもルールどおり。
ルールが解らなければ、選抜されるべき馬は見えてきません。
こうしたルールを一つ一つひも解いていくことが、競馬番組解読であり、オペレーション解読なのです。


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