見出し画像

アクアポニックスを視察してきました!

ブランコに乗る筆者

先月24日、千葉県木更津市にあるアクアポニックスの現場を視察させていただきました。
「アクアポニックス(Aquaponics)」というのは、水産養殖の「Aquaculture」と水耕栽培の「Hydroponics」とを組み合わせた画期的な農業システムです。魚の養殖と水耕栽培を組み合わせることにより、魚の排泄物が植物の栄養分となり、植物がその水を浄化することで循環型のエコシステムが生まれます。この技術により、水の使用量を大幅に削減し環境に優しい農業が実現可能となるとされ、現在注目が集まっている技術です。

JPYC社はにFintech分野におけるステーブルコインの発行・運営を行っておりますが、一次産業にも注目し、DAOヶ島などでこれまで取り組んでまいりました。

DAOへの取り組みについては、こちらのnote記事をご覧ください。
 https://note.com/jpyc_okabe/n/ne354c8b3ea86

特にDAOは自民党の骨太の方針にも記載されているように、これからの日本社会の働き方や地方創生のカギとなると考えていて、一次産業は我々のビジョンにおいて重要な要素であり、今後も力を入れて取り組みたいテーマです。


循環型社会施設「KURKKU FIELDS」を見学

今回の視察では、アクアポニックスの実証実験を予定していることに加え、オーガニックファームや動物たちが暮らす酪農場など、循環型農業の現場も見学しました。これにより、持続可能な社会の仕組みついて考えることができ、自然が豊かな環境で心地よい時間を過ごすこともできました。

循環型社会施設「KURKKU FIELDS」を見学

なぜアクアポニックスの実験を予定しているのか
JPYC社では、小規模な実験施設を設置し、アクアポニックスの実用性を検証する予定です。植物工場、陸上養殖、そしてこれらを組み合わせたアクアポニックスは、完全な資源循環を実現できる可能性があり、大いに魅力を感じています。さらに、アクアポニックスは都市部でも実現可能で、都市農業の促進も期待できます。
既にJPYC社では、ミルワーム養殖や水産加工業にも取り組んでおり、これらとの相性も良いと考えています。

青ヶ島で漁協に加入し、釣った魚に水産加工(魚の鱗取り)をしている筆者

アクアポニックスの運用コスト削減のために風力で揚水する仕掛けを実験するなど、複数のアイデアを織り交ぜて取り組んでいこうと考えています。
今後は、日本円ステーブルコインと一次産業を組み合わせた新しい取り組みも検討しています。例えば、JPYCを保有している方に、アクアポニックスで生産した安全で利用価値の高い魚介類や野菜を提供することや、野菜などの引換券をNFTとして配布することなどをアイデアとして考えています。
将来的には、ステーブルコインと一次産業を組み合わせた新しいビジネスモデルを積極的に推進していきたいと考えています。

また、海洋資源の活用と環境保全を両立する新たな産業拠点の創出を目指し、Blue Tech(海洋先端技術)を用いて、健康長寿で豊かなくらしを将来につなぐことに貢献するMaOIフォーラムに加入いたしました。

 MaOIフォーラムについて|一般財団法人マリンオープンイノベーション機構(MaOI機構)
  https://maoi-i.jp/forum

JPYCではマリンバイオテクノロジーを活かした共同研究やパートナーシップを通じて、共に革新的な取り組みを進めていける企業や研究機関も広く募集しています。ご興味のある方はぜひご連絡ください。


最後に
7月17日から2日間、静岡県清水区で開催される「海のEXPO 駿河湾」にブルーエコノミーで出展いたします。清水マリンターミナル 2階の多目的ホールにて出展いたしますのでぜひご参加ください。

 BLUE ECONOMY EXPO @Suruga Bay | ブルーエコノミーEXPO@駿河湾


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?