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文体模写の模写日記:太宰治編④

申し上げます。申し上げます。私のバイト先が閉店することになってしまいました。このままではお得意の浪費生活を送ることもままなりません。金欠に耐えかね、私はバイトルを出鱈目に開きました。

これはきつい

これはブラック

これはこの間不祥事があった


うわっはっは、と私はおかしくなりました。これは真っ当な人間社会ではありません。


私は賭けに出て、タウンワークを開きました。地元のレストランの求人がありました。まず、バイトに応募するためには個人情報を提供しなければなりません。私に立ちはだかったこの敢然たる事実は、私を個人情報漏洩に向かわせました。

名前を入力し、郵便番号を入れると、住所が途中まで自動入力される。そうれ、俺ならできる。自分で自分を鼓舞しながら、私は個人情報を漏洩しました。

私に労働する資格があるのでしょうか。きっと、あるのです。あるはずなのです。

「許してくれ」

そう呟きながら、私は御社で労働を希望する旨を企業に送りました。


労働。

良い労働をした後で、キンキンに冷えたビールを飲む。

シュワシュワした炭酸が喉に刺さって、

ただ痛いのさ。

どうにか、なる。




次で太宰治編は終わらします。

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