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文体模写の模写日記:村上春樹編③

きみがやたらといけているかどうか気にしているという事実について、僕は何も興味を持っていないし、何かを言う権利もない。昼下がりの喫茶店でコーヒーの湯気が立ち昇るのを眺めるようにただ見ているだけだ。


勝手に誰かに対して優越感を感じたらいいし、ニヤニヤしながら、ズケズケと人のプライベートについて探りを入れればいい。きみがどう解釈しようと自由だ。少なくとも、他の人の過ごした時間がそこには存在している。好むと好まざるとにかかわらず。


Instagramのストーリーを見てマウントをとってもいいし、彼女いない歴=年齢の童貞を思うようにいじってもいい。POPEYEを読んでいけてる人種に近づこうとすることを試みたっていい。それも悪くない選択だ。結局のところ、きみの好きなように捉えればいいのだ。それ以上でもそれ以下でもない。


ただ一つだけ言えることがある。


完璧な陽キャは存在しない。完璧な不義理が存在しないようにね。

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