レシピの紹介

「 こういう時はこれを試してみよう 」という音作りの設定例、
いわゆる “ レシピ ” をご紹介します。


はじめに: 

個々人にフィットする(細かな)調整は、

1)イヤホンの音響特性(使っているモデルによって変わるモノ)

2)個々人の
 A)耳の聞こえ方の特性(特定の帯域の聞きやすさ/にくさ)
 B)好み

また、
 C) 調整で使う楽曲の特性

によっても変わってきます。

ここで紹介するレシピは、おおよその傾向、 “目安“  として考えてください。

また、レシピには、 調整する帯域 と ブースト(上げ) or カット(下げ) の方向性だけ記載しています。ブースト・カットの量は、ご自身の耳 で確認してみてましょう。

※ 本ガイド(基本編)で紹介するレシピは、フィルタ・タイプは、全て BELL で行っていきます。


レシピ1: ボーカルを前に出したい
→ 男性ボーカルの場合は 1000 hz 周辺、
女性ボーカルの場合は 1500 hz 周辺をブースト。
BWは、周波数帯 ÷ ( 2 から 1 の間) を目安に。

画面は SOUNDMake ver 1.0 のモノです

レシピ2: クリアに・HiFi な印象にして前に出したい
→ 超高域 16000 hz 付近をブーストしてみましょう
BWは、周波数帯 ÷ 1 を目安に。

画面は SOUNDMake ver 1.0 のモノです

レシピ3: 人のしゃべり声を聞きやすく(テレビやラジオ用)
→ 声の主成分が含まれる 中低域〜中高域(250hz-4000hz) をさわらず、それ以外の帯域を下げて様子見。次に、中低域〜中高域のブーストを検討。
BWは、周波数帯 ÷ ( 2 から 1 の間) を目安に。

画面は SOUNDMake ver 1.0 のモノです

レシピ4: ぼやけた印象をスッキリさせたい
→ 低域〜超低域をカットして “こもり” を除去。調整するのは、250hzより下の帯域。
BWは、周波数帯 ÷ ( 2 から 1 の間) を目安に。

画面は SOUNDMake ver 1.0 のモノです

レシピ5: キックを強調したい
→ キックの主成分 50~100hz 前後のブースト。 31hz ~ 125hz で調整。
BWは、周波数帯 ÷ ( 2 から 1 の間) を目安に。

画面は SOUNDMake ver 1.0 のモノです

レシピ6: ベースを強調したい
→ 100hz ~ 250z 前後をブースト。
BWは、周波数帯 ÷ ( 2 から 1 の間) を目安に。

画面は SOUNDMake ver 1.0 のモノです


音作りガイド(基本編)は以上となります。


応用編では、

・ さらに突っ込んだテクニック
・ 具体的な音色プリセットの解説
・ EQレシピ
・ などなど、、、

随時投稿する予定です。

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