昔に比べて感動しにくくなった

ある程度の歳になるとあまり感動しなくなる。みんながそうなのかはわからないけど、僕は昔に比べて感動しにくくなったように感じる。そんな38歳の年末。
ものごとに感動できるポイントが変わっただけなのかもしれないけど、昔は感じたままに「すごい」「かっこいい」「気持ちいい」「楽しい」と思えていたような気がする。
でも今の状態が悪いとも思わないし、昔のようにもっと感動したいともあまり思わない。
あえて感動しないようにしている気さえする。感動しないことによって、防護壁を構えているのかもしれない。
感情が動くというのはとても疲れることだ。些細なことで喜んでしまうと、些細なことでもつらくなる気がするからだ。
だからなるべく喜びを感じないように、気持ちに制限をかけているのかもしれない。それでも嬉しいときはあるし、それは本当の喜びなんだと思う。

今年のWBCは感動した。稀勢の里が優勝したときも感動した。スポーツの感動はその背景の努力が伺い知れるので、割と素直に喜べている気がする。
レッド・ホット・チリ・ペッパーズの来日公演と、サマーソニックのブラーとリアム・ギャラガーにも感動した。やはり音楽はいい。

人生であと何回心の底から感動できるだろうか。

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