飯塚病院 ”内科”プログラム と ”後期研修医”プログラム のご紹介

目指せ!!質も量も日本一の内科プログラム!!

飯塚病院は福岡県飯塚市にある1,048床(一般978床、精神70床)の高度急性期・地域医療支援病院です。

飯塚市は福岡市から電車や車で30〜40分程度のところにあります。
飯塚在住の人もいれば、福岡市やその近隣から通勤している医師もたくさんいます。

飯塚病院内科プログラム

当院には総合診療プログラム(家庭医の養成プログラム)もありますが、本日は内科プログラムに特化してお届けします。
当院は市中病院としては珍しく、毎年フルマッチできている内科プログラムです。たくさんの皆さんのご協力あってのものと思います。いつもありがとうございます。基本ローテーションの型などはリンクから見ていただけるようにしておりますのでご興味あられる方はぜひ一度ご参照ください。
リンク: https://aih-net.com/resident/major/program/naika.html 

当院でのプログラムの特徴

沢山の仲間と教え/教え合う事のできる環境
 内科プログラムの専攻医は1学年16名ですが、そのうち6〜8名程度が当科所属です。内科プログラムだけでも3学年合計で20名程度の専攻医が当科に所属しています。
 それに加えて、専攻医プログラムに乗らない”後期研修医”の先生方もたくさんおられます。こちらは基本1年の契約ですが、毎年6名程度在籍され、バックグラウンドも様々です。
例1)他専門医を取得後に内科や病棟診療のトレーニングに来る先生
例2)内科以外の科進む予定だが、その前に内科や病棟診療のトレーニングに来る先生
例3)まだどこの科に進むか決められずモラトリアム期間を確保するために来る先生
 どんな方でも一緒に当科を良くしてくれる方はWelcomeです!!
 専攻医/後期研修医だけでのカンファレンスや勉強会も開催されており、気軽な雰囲気で濃厚な学びができる環境があります。

 更に当科の特徴としては、若手のスタッフがたくさんいることが挙げられます。
 当科で研修を終えた方もそうでない方も専攻医修了後に当科に所属していただく方がいます。
 年次が近い人同士でしかわからないものがあるため、相談しやすい兄貴/姉貴がたくさんいることは相談・報告しやすい雰囲気があります。
 もちろん中堅〜ベテランもたくさんいて、臨床・教育・研修に関して得意な医師たちがいるためいつでも気軽に相談可能です。

分業することによる診療・教育の質の向上
当科は診療の場ごとにチームが分かれています。
<①一般病棟チーム>
 一番核となる診療の場です。常時150名前後の入院患者を5〜7チーム程度でケアしています。各チームはリーダー(スタッフまたは専攻医3年次)1名とメンバー2〜3名を1単位としています。
 診療と教育の質を担保できるように、スタッフだけのチームも存在し、バッファー的な役割を果たしています。
 また初期研修医1年次は”教育チーム”というチームに所属し、患者数をある程度制限した上で丁寧で質の高い診療をリーダーと共に提供しつつ教育を受けます。
 夜間も夜間診療する医師のみにコールが行くため、勤務時間外は医療の勉強するもよし、医療以外の勉強するもよし、家族と過ごすのもよし というオンオフをしっかりとした構造になっています。
患者さんをよくケアするためにまず自分達が健康であるべきというスタンスです。
②救急/HCUチーム
 集中して重症管理(敗血症性ショックや呼吸不全、高血糖緊急症や電解質緊急)やそれに必要な手技(CVC/PICC/A-line挿入や気管挿管・人工呼吸器管理など)を学びます。
 セカンドと呼ばれるリーダー医師とファーストと呼ばれる専攻医/後期研修医の2名体制で夜間休日も対応をしており、バックアップのある中で内科系集中治療を学ぶことができます。こちらも翌朝引き継ぎをしたら業務終了となります。
③外来チーム
 当科の専攻医/後期研修医は継続外来は持ちません。外来があるとその日はマルチタスクになってしまい、なかなか病棟の診療の質が保てないためです。しかしながら日本で診療を行っていく上で外来診療は外せません。そのため当科では外来診療を集中的に学ぶ期間を設けています。平日日勤帯は外来のみを行います。ベテランのスーパーバイザー(中村・清田)に適宜相談しつつ、スーパーバイザーから診療した全症例のフィードバックを受け、一般的な慢性疾患の管理から診断困難例についての外来での精査プランなどを集中的に学ぶことができます。

定期的な評価とフィードバック
 専攻医/後期研修医時代は、臨床に邁進することも多く、日々フィードバックなく過ぎていくことがあります。適切なフィードバックのない研修は、地図のない旅のようなもので、「今自分がどこにいて、次はどこまで行けば良くて、その上で何が必要なのか」などを確認する作業は学びを深めていきます。
 当科では、担当指導医という制度をとっており、定期的な聞き取りなどを行っています。それに加えて、各タームごとに臨床の場に即した定型的な評価フォームを使用して評価を行っており、それをフィードバックおよび共有することにより個々人の進捗度の評価とそれに応じた対応(担当患者数の調整やDuty業務の調整など)を本人と相談の上で決定していきます。
 3年間で到達してほしい目標の共有 と 現時点での達成度の共有 を行っていくことで、専攻医のときに持ちがちな漠然とした不安の解消もおこなっています。

生産性を上げて、診療の質を最大化する
 当科は、「いかにして診療の質も量も最大化できるか」を常に考え続けて、日々進化し続けています。
 それだけでなく、男女とわず産休・育休の取得はもちろんのこと、有給の100%消化、当直明けのDuty freeなど医療者自身の生活の質も最大化できるように日々自分たちで考え実行しています。
 実際に当科所属者の時間外勤務は数年前に比べ合計で1,000時間程度削減できており、オンオフをはっきりしています。

 上記を実行するには、沢山の仲間が必要です!!
 病院として総合内科を応援する体制を整えていただいており、専攻医修了後のスタッフやトレーニングスタッフも絶賛募集中です。
「私なんかが・・・」なんてことは全然ありません。「10年以上ぶりにちゃんと内科に触れました」って方や「救急ばっかりやってきたから病棟診療の知識0です」っていう方もたくさんおられます。
 もちろん2024年度の専攻医/後期研修医も絶賛募集中です。こちらは枠があり、枠が埋まり次第募集は終了しますので、ご興味ある方はぜひご連絡ください。
ご連絡もこちら: https://aih-net.com/resident/major/program/naika.html 

(文責:小杉 俊介)

※当記事の内容は、所属する学会や組織としての意見ではなく投稿者個人の意見です。
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