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「価値を大切にする金融実践者の会」の第6回ワークショップイベント

2019年最後の開催となるJPBV第6回の定例会では「環境⾦融の要素からバリューベースバンキングの真髄を探求する」のテーマで実施しました!

連続する台⾵被害の影響を前にして、地球温暖化が与えている影響について⾦融業界としても無関⼼ではいられない状況になりつつあります。その中で環境⾦融の動きは、我が国でも近年、環境への意識の⾼まりとともに広がりつつあります。1400兆円を超える我が国の個⼈⾦融資産の運⽤において、そのような動きを拡⼤し、持続可能な社会を作るためのお⾦の流れをさらに確実なものにしていくことが必要とされています。

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今回は、我が国での「環境⾦融」のあり⽅とバリューベースバンキングについて向き合う対話を⾏いました。最初に環境省環境⾦融推進室⻑の芝川正さんから「地域循環共⽣圏の創造と脱炭素経営」と題した基調講演をいただきました。

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気候変動がもたらしている地球温暖化の現状と、-サイバー空間とフィジカル空間の融合により、地域から⼈と⾃然のポテンシャルを引き出す⽣命系システム-としての地域循環共⽣圏の概念についてご説明をいただきました。


トークセッションでは、環境問題からESG投資、さらには昨今の⽇本の災害などの話から、⽇本の⾦融のあり⽅、海外での⾦融機関の取り組みが話されました。

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会場からは、「環境のためには、産業の縮⼩が必要で、そうなると⾦機関も縮⼩するのでは︖」「⽇本があるべき姿になる流れだが、⽇本の経済システムが邪魔しているのでは︖」という質問が出ました。
登壇された4名からは、「公的資⾦、⺠間資⾦の無駄を無くすことが必要。」「機会を増やし続けることが必要。」「バブルの成功で平成は失敗した。令和は、平成で⾒えた成功の“種”を育てる時代だ。」などの回答がされ、会場の参加者は⼤きく頷いておりました。


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グループワークでも、上記の内容が熱く議論されました。所属している⾦融機関の状況などを踏まえながら、⾦融機関でない⽅も、⾃分たちの考えを様々な⾓度から発⾔し、議論しました。最後に⼀般社団法⼈全国労働⾦庫協会様株式会社宮崎太陽銀⾏様東信⽤組合様株式会社 肥後銀⾏様の4社からスコアカードの発表がありました。トークセッションの中でも話されましたが、「ESGで、株価はあまり上がらないと⾔われている。投資家ではなく、⾦融機関がチャンスである。」そんな時代が来ているかもしれません。

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