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★001_お世話をするから愛情深くなる

こちらは、日々の子育てや家族との時間の中で気付いた、ちょっとした事を日記代わりにまとめる投稿になります。

初回は愛情についてです。自分で言うのも変ですが、とても愛情深くなっていると実感します。

ただ、私は元々理想形のパパではありません。確かに子供は好きでしたが、愛情はそれほど多い方ではなかったのではないかと今でも思っています。

少し疑問を感じつつ日々を過ごし、そしてある日気付いたのが、「愛情があるからお世話をする」のではなく、「お世話をしてきたから愛情がある」という事でした。

■お世話と愛情

息子のJ君が生まれて一か月以上が経ちました。体重は1キロ以上増え、身長もぐんぐん伸びている姿を見ると、本当に嬉しく思います。

彼の為に色々な事をしてあげたいという気持ちが、生まれる前よりどんどん増えてきました。

また、「反抗期を迎えたらショックだろうなー」だとか、「結婚式の時は俺も、親父みたいに泣くのかなー」だとか、気の早い事も考える様になりました。

これも愛情パワーだと思います。

しかし、実を言うと、生まれたばかりの彼を保育器ごしに見た時は、「なんかいるー」くらいの感想しか持ちませんでした。

体の変化を常に感じ続けた妻とは異なり、私は男ですので子供がお腹の中でぐんぐん成長しているという実感はありません。

それよりも激痛に苦しんでいた妻が心配で心配で、そちらばかりに意識が集中していました。

元々の愛情パワーは、本当にちょびっとしかなかったと思います。

何故一か月でこれほどの変化があったのか考えると、2週間の育児休暇期間の間に、息子の事を沢山お世話出来たからだと思います。

毎日の食事、洗濯、お風呂、抱っこ、そして何度も発射されるウンチの対応(笑)

もう何枚オムツを替えたのかすら覚えていません。30分で5枚交換した時は、流石に乾いた笑いが出てしまいました。

暴れながらおしっこを噴射したり、ウンチが付着した息子の息子(孫?)を丁寧に拭きとり、やっと終わったと思ったらまたウンチの音が部屋に響き、「勘弁してくれー」と思ったことも一度や二度ではありません。

それでも、日々こうしてお世話していくうちに、お世話が楽しくなってくるのと、彼の将来をより深く考える様になってきました。

■小学生、愛情を持てなかったペットたち

私は小学生の時、ペットを飼っていました。

ザリガニ、オタマジャクシ、亀、カナヘビ、いろいろ飼いました。

そうは言っても、お世話は全部母親任せ。ハッキリ言うとサボっていたのです。

当時は不思議だったのですが、別れを告げる時、彼らに対して悲しいとは思いませんでした。

ただ、その中で妙に別れが名残惜しいペットがいました。

カナヘビの餌用に買ってきた、数十匹のミルワームだったのです。

勿論うねうねした細い芋虫みたいなものなので、最初は好きなわけがありませんでした。

でも、ある日興味本位でミルワームの入った容器の中にキャベツの端キレを落としてみました。

すると、どんどんとキャベツが穴だらけになっていき、「ああ、こいつら飯食うんだ!」という発見になりました。

それ以降、何度かキャベツの葉っぱをミルワームたちにあたえ、何匹かは無事成虫(チャイロコメノゴミムシダマシ)まで育ちました(笑)

母親から気味が悪いからとクレームが来て、しぶしぶ近所の雑木林に放す事になったのですが(土地主さんごめんなさい)、その時に後ろ髪引かれる思いだったのを覚えています。

今になって合点がいったのは、自分なりに責任を持って世話をしていたので、彼らに対して少しばかりの愛情を持ってしまったという事です。

■旦那さん達に、一心不乱でお世話をする時間を!

昨日は大晦日だったと言うのに、「#家事育児疲れ」というタグがTwitter上でトレンドに上がっていました。

中身を見ると、疲れ切ったママさん達の悲鳴が書きなぐられていました。

当然、非協力的な旦那さんに対する少なくない量のヘイト投稿も見られ、男性としては非常に気まずい想いで読んでいました。

旦那さん達が非協力的な理由の中には、「お子さんに対する愛情の不足」という要素も往々にして含まれていると思います。

そしてそれは、私が自分の体験から考えるに、旦那さんの悪い個性の表れではなく、時間とノウハウが足りなかった事に由来すると考えています。

時間については子供が生まれてからすぐ、1週間以上かなと思っています。

自分の感覚として、「子供を育てている」「なんだか可愛く思えてきた」と思うまでに、数日単位では時間が全然足りないと思います。本格的に育休を取っている方からすると、2週間でも足りないのでは?と思われるかもしれませんね。

そしてノウハウについては、殆ど根性論になっていまいますが、とにかく沢山お世話をする事です。

具体的には、「産後の奥さんが授乳以外で動くことが殆どなくなる」という状態までです。「旦那さんが育児を手伝う」のではなく、「奥さんが育児を手伝う」という状態がちょうどよいかと思います。

そうすれば子供に対する愛情が発芽し、将来大きな実を作ってくれると思います。それは父親として、そして家族の長としての愛情、そして責任感です。

■とにかく時間を!育児休暇や時短勤務を!

確かに一時仕事に穴をあけるかもしれませんが、人生全体から見たら、そう大きい穴ではないと思います。

新米家族として良い滑り出しをするには、大前提として時間が必要です。育児休暇や時短勤務という、具体的な時間です。

いくらノウハウを知っていても、いくら書籍やネットなどで情報を仕入れても、時間が無ければ机上の空論、絵に描いた餅でしかありません。

社会全体でもっと育児休暇や時短勤務を推奨し、良い家族を日本中に増やしていければ良いと考えています。

雇う側、雇われる側が共に、明るい家庭で溢れる日本を作り上げていければ、未来を覆う暗い雲は吹き飛び、どこまでも明るい未来が待っているのではないかと思います。

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