【トレーディング手法】カドショ、フリマ間せどり

アービトラージ戦略とは?

ここではポケカトレーディングにおけるアービトラージ戦略を紹介します。
聞きなれない言葉と思いますので簡単に説明しましょう。
アービトラージとは、同一の価値を持つ商品が違う値段になった時に、
割安なほうを買い、割高なほうを売り、決済することで利益を獲得しようとする取引のことです。この取引を行うことで収益をあげようとする戦略をアービトラージ戦略と呼び、収益幅は小さいことが多いですが
非常に低いリスクで儲けることができるのが特徴となっています。

ポケカにおけるアービトラージ

株においては取引所が存在し、価格が一つに決まっているため、アービトラージ取引の機会はそれほど多くありません。それでもオプションや先物、現物といった商品を組み合わせることで実行は可能ですが、それに加えて世界中の投資家がアービトラージの機会を見つけ次第取引を実行するため、価格差はどんどん解消されていきます。
一方ポケカには取引所が存在せず、売り手の数だけ価格が在します。そして投資家の数も株と比べて非常に少ないのでアービトラージの機会が
豊富に存在
します。
中でも最も代表的なものとしてカドショ・フリマ間せどりを説明します。

カドショ・フリマ間せどりとは?

一言でいってしまえばネット(フリーマーケット)で買ってリアル(カードショップ)で売るのがカドショフリマ間せどりです。
カードショップでは販売価格にばらつきこそあるものの、買取価格は比較的相場通りの価格を提示している店舗が多いです(というよりも、この価格をプレイヤーたちが相場としているというのが実態でしょうか)。一方でメルカリなどのフリマでは個人が価格を決めていることから、売り手側が早く売りたがっている場合や値引き交渉ができる場合など価格にバラつきが生じる機会が多いのが実態です。この価格差を存分に狙っていくのです。

応用技としてのカドショ間せどり

カードショップ専門店では専門に取り扱っているだけはあり、ネット相場と同等もしくはそれよりも高価格で売っていることが多いため、カドショ間戦略でねらい目とするのはポケカを専門に扱っていない販売店、例えばブックオフです。
ブックオフはポケモンカードの買い取り・売却も行っており、買取価格一覧表も設定してあります。しかしポケカはカードの傷等の保存状態によって大きく価値が変わる商品。必ずしも正しい価格設定が行われているとは限りません。こういった専門店ではない店舗で購入したうえで、専門店に売却する、もしくはフリマに売却するという戦略を実行しているプレイヤーも散見されます。

具体的にどのように実行するのか?

基本的には次の3つのステップを踏んでアービトラージを実行します。

①相場を確認する

まずはリアル、ネット双方の販売価格を確認します。
カードの保存状態と合わせてフリマ・有名カドショにおける相場価格を調査し、価格差がないか確認します。

②ポケカを購入する

①において価格差を発見した場合安いカードを購入します。基本的にはフリマで買うこととなります。

③ポケカを売却する

②において購入したポケカを高い価格の店舗で売却します。


当然このステップの中で最も注意すべきなのは①であり、相場よりも安いと思ったが、実際には傷がついていたため、相場よりも高かった、等という事態も想定されます。カードの鑑定は念入りに行いましょう。


アービトラージ戦略におけるリスクとは?

さて、ここまででポケカアービトラージ戦略について書いてきました。冒頭でアービトラージ戦略はリスクが小さいと言いましたが、注意すべき点が2つあります。

①相場見誤りリスク

傷を見落とす、フリマの価格が誰も取引のしないような高値の出品の 
みのため間違っていた、等の理由で相場価格を誤ってしまい、アービト
ラージの機会ではないのにアービトラージの機会と思い込んでしまうリ
スクです

②流動性リスク

相場よりも安く買うことができ、出品したもののなかなか買い手がつか
ず、買い手を待っている時間がかかりすぎ、ポケカ自体の相場価格が変
ってしまうリスクです

特にこの2つのリスクに注意し、念入りにポケカ鑑定を行い、売却できることを確認した上で、アービトラージ戦略を実行しましょう。

以上。


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