【値上がりの条件!?】PSA鑑定枚数とその確認方法
今回の記事ではPSA鑑定枚数の確認方法について解説していきたます。PSAの鑑定枚数なんて知る必要ある?と思う方もいると思いますが、カードの価値を上下させる大切な情報ですので、心に留めておくためにも今回の記事でしっかり勉強していきましょう。
なぜ鑑定枚数を知る必要があるのか?
冒頭にも述べた通りですが、鑑定枚数はカードの価値に大きく影響を与えます。度々述べていることですが、モノの価格というのは需要と供給で決まっています。価格が高くなるモノには2つの特徴があって、1つ目は人気なもの、2つ目は数量が少ないもの(貴重なもの)です。
ポケモンカードの貴重性の指針になるPSA
ポケモンカードが世の中に何枚流通しているのかというのは、公式から発表されていません。さらに各カードが何枚発行されているのかなんて全くわかりません。どのボックスが多く出荷されたのかも、少なかったのかもさっぱりわからないのです。
では自分が持っているカードがどれほどの数量があるのか、もしくはどれほどレアなのかというのを数値で認識することは出来ないのでしょうか?
その唯一の方法と言っていいのが、PSAの鑑定枚数です。PSAの鑑定枚数、さらに言えばPSA10の枚数が少なければ少ないほど、世の中での流通数が少なく、高騰しやすいカードだということが分かります。
※ただし鑑定品にする必要すら感じられないレア度の低いカードはそもそも鑑定に出す人が少ないので、鑑定数も少ないです。この話はあくまでレア度が高いカードの話をしています。
PSA鑑定枚数はどうやって調べるのか
では下のカードの鑑定枚数を調べていきましょう。
まず、このカードの鑑定枚数を調べるときにこのカードの情報を並べておかなければなりません。
名称:SERENA
発行年数と(大枠の)シリーズ:2022 POKEMON JPN. SWSH
ボックス名称等:INCANDESCENT ARCANA
カードナンバー:#081
ということがカード情報からわかります。
購入前に発行枚数を調べたいというカードでも、フリマサイトやカードショップにこのような情報は写真で掲載されているのでこれらの情報をメモしましょう。
では実際に発行枚数を調べていきます。
まずは下記のページにアクセスします。
すると下のようなページに行きつくので、ここで先ほど得た情報を入れていきましょう。
今回は”SERENA”、”INCANDESCENT ARCANA”という情報を検索窓に入れてみます。するとフィルタリングが自動で進んでいき、下記の画面になります。
そして黄色ハイライトで記したところに先ほどのカード情報に当てはまるものを見つけたので、これをクリックします。
クリックすると上の画像のようなページが出てきます。ここに書いてある数字(17,917カード)は"INCANDESCENT ARCANA"の全シリーズの鑑定済みカードの枚数になります。
さっきSERENAをクリックしたんだからSERENAを出せよ!という気持ちは置いておいて、この中からSERENAを見つけ出しましょう。先ほどカードの番号が#081と書いてあったので、カード番号081のところまでスクロールしていきます。(もしくは”Ctrl+F”でSERENAと検索をかけてもOKです。いずれにせよカード番号が081のものを見てください。レア度が違う同じ名前のカードがヒットしてしまう場合もあります。)
お目あてのSERENAがありましたね。
ではこのカードの鑑定済み枚数と、それぞれの点数を見ていきます。
鑑定済み総枚数:6111枚
PSA10:5409枚
PSA9:617枚
以下略
こうして無事、SERENAの流通枚数(特にPSA10)を把握することができました。
流通数としてはどうなのか?
ではこの総鑑定枚数6000枚、PSA10の枚数5500枚というのはどうなのでしょうか。
結論から申し上げますと、かなり発行枚数が多いと言わざるを得ないかと思います。
下の画像が通称ガンバリーリエの鑑定枚数分布になります。
こんなに人気カードなのに、PSA10は455枚しかないのです。
しかもボックスは絶版。
まだ未鑑定のカードが世の中にはありますが、そう簡単にPSA10の枚数は増えないでしょう。
このようにして流通数・レア度を見極めていくのです。
PSA10の鑑定枚数が少ないカード
すでにボックスが絶版のカード
人気のカード
カードゲームとして使えるカードとして使われたため美品が少ないカード
などはPSA10のカードが増えることが難しいので、価格が上昇しやすいというわけです。
PSA10のカードを買うときも鑑定枚数は確実に意識しておきましょう。