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UberEatsの配達を海外・シドニーでやってみたvol.4配達編


私はシドニーで、UberEatsの配達を6週間の間で、21日間の配達を行いました。この6週間で、起こったことや経験したことをまとめ、述べていきます。本業ではなく、副業感覚で取り組んだので、参考程度にして頂けると幸いです。

[目次]
1.1週目
2.2週目
3.3週目
4.4週目
5.5週目
6.6週目
7.まとめ

1.1週目

この週から本格的に配達の仕事が始まりました。様々なことが初めてで、慣れるのが大変な一週間でした。中でも、UberDriverのアプリと電動自転車の使い方に慣れるまでが大変でした。

最初はグーグルマップがあるから大丈夫と思っていました。しかし、土地勘がないとスムーズに運転ができないことを痛感致しました。また、自転車の運転ルールがシドニー では厳しいことも痛感致しました。

さらに、この週で一番記憶に残った出来事がありました。それは、一番最初に配達したお客さんが住所の入力ミスをしておりました。また、私とお客さんが間違っていることに気づいていないため、とても大変でした。30分以上、電話で何回も話しているうちにそれに気づきなんとか、たどり着きました。実際は、歩いている人に助けてもらいました。(笑)

この時の配達は、本当に泣きそうでした。英語の電話での対応で、相手の話すスピードが早すぎて、理解できないことがきつかったです。また、意志疎通ができないのもきつかったです。もっと、英語を勉強しなければと痛感しました。

この時、お客さんは番地を81を80と間違えていました。一見「すぐ隣じゃん」と思いました。
しかし、シドニー では偶数と奇数で番地を分けて、まとめいるため、隣ではなかったのです。
つまり、81の場合、隣の番地が79か83になるそうです。
私はこのことを知らなかったので、「81どこにあるんだよー、意味不明だよ」って思いました。しかし、今となっては、ある意味良い経験をしたと感じています。(笑)

さて、この週の売り上げは、約15時間で約240ドルでした。時給換算すると、1時間約16ドルでした。
もっと効率良く配達するために、時間の節約が必要だと思いました。

この週から、いきなりチップをもらえたので、次へのモチベーションに繋げることができました。
様々な改善点はありますが、もっと頑張ろうと思いました。

2.2週目

この週は、天気が雨の日が多かったため、あまり配達ができませんでした。シドニー では、1年間で雨の日が約30日程度です。そのため、とても珍しい一週間でした。

また、この週は配達中に3つの大きな出来事がありました。

1つは、注文を受け取った後に、注文がキャンセルになったことです。
注文を受け取りお店に到着後に、レストランの店員さんに「お客さんが注文をキャンセルした。」と言われました。
私は急いでUbereEatsのサポートに電話しました。そして、お店の店員さんに電話を渡して、注文キャンセルの詳細を説明してもらいました。
その後、私が電話でUberEatsのサポートの人とやり取りをしました。正直、英語あんまり聞き取れなくて、ほぼ理解できてなかったです。(笑)
とりあえず、サポートの人がなんとかしてくれることは理解して、数分間、その場で待機していました。
数分後、アプリ上に、注文キャンセルの特別なボタンが出てきて、私はその処理を終えました。
再び、電話がかかってきて、謝礼とお詫びとして10ドルを贈られました。(この10ドルはプロモーションとして、処理されていました。)
注目キャンセルになった時は「まじかよ、ふざけんなよー」と思いました。
しかし、最終的には、お客さんに運ばず、お店に行くだけで10ドルがもらえたので、「注文キャンセルの処理時間かかったけど、ラッキー」と思いました。(笑)

2つ目は、お客さんの住所がわかりにくく苦戦して配達を終えた時に、自転車の鍵を無くしたことでした。
この時は本当に焦りました。不幸にも。キーチェーンの金具から鍵が外れてて落ちたみたいでした。
とりあえず、付近を探しました。それでも見つからず、探し続けていると、近場に住んでいる年配の女性が「どうしたの?」と話をかけてきました。
私が英語で「鍵を落とした」ことをなんとか伝えると、年配の女性は一緒に鍵を探してくれました。
それでも見つからず、その女性は「もし今日見つからなかったら、私の家近いから、そこに停めていっていいよ。」と言い、住所と電話番号を教えてくれました。
私はこの女性の親切な行動により、落ち着きを取り戻すことができ、感謝の気持ちで一杯になりました。「Thank you」をその女性に何度も言い、この女性のように、私も人に親切にしようと思いました。
そして、その10分後に鍵を見つけることができ、無事帰宅ができました。約1時間無駄にしてしまいましたが、シドニー で人の親切な心を感じることができました。

3つ目は、歩道で自転車にまたがって停止してる時に、暴言を吐かれたことです。
配達先を調べてるため、自転車にまたがって停止していました。すると、年配の男性がいきなりハンドルを掴んできて、「オーストラリアでは自転車は歩道走れないんだよ。さっさと車道いけ。」「Fuck off」と怒りながら言ってきました。
とりあえず、急いで車道に行き、反対の歩道に自転車を停めました。この時私は、非常に悲しかったです。同時に、英語で何も言い返せなかったのが悔しかったです。
また、自転車の居場所がシドニー では、本当にないなと感じました。
今では、次このようなことがあったら、言い返せるように英語を勉強しようとやる気に繋げています。(笑)

さて、この週の売り上げは、約7時間で、約145ドルでした。時給換算すると、1時間約20ドルでした。
先週よりも時給が大きく改善され、配達の効率化が実現できました。その一方で、この週は様々なトラブルがあったため、精神的に疲れた一週間でした。

この週は天気が雨で配達があまりできませんでした。次週は、より多く配達を目指そうと思いました。

3.3週目

この週は大きな出来事として、今までの合計配達50件を達成ができました。
一つの達成感を味わうと同時に、配達100件達成まで再び頑張ろうと思いました!
また、シドニーでのUberEatsの配達に慣れ、「スムーズに配達ができるようになった」と成長を感じられました。
特に、土地勘が身に付いてきたのと、少しずつお店の名前と場所を覚えてきたのが大きかったです。迷わず、お店にたどり着ける事が多くなってきたので、効率よく配達ができるようになってきました。

今週は大きなトラブルもなく、配達を無事に終える事ができたので、とてもよかったです。
また、楽観的に余裕を持って、配達ができたので、お店の名前や特徴を覚える事ができました。
実際に配達をしたお店に、私生活で行ってみようと思えることができました。
また、友人に美味しそうなお店を教える事ができるようになるのでとても良かったです。

UberEatsの配達の良いところは、自分が知らないお店を知る機会を得られることだなと感じました。他の仕事にはない魅力だと私は思いました。

さて、この週の売り上げは、約12時間で、約260ドルでした。時給換算すると、1時間で21ドルでした。徐々に、時給が上がっているので、効率よく配達ができることが実感できました。
UberEatsのプロの配達員にはまだまだ及ばなないと思いますが、「もっと頑張ろう」と思える1週間でした。もっと改善して、UberEatsのプロの配達員に近づける努力をしようと思いました!

4.4週目

この週は、印象深いことが1つありました。
一つは、配達したときに、小学生くらいの子供からチップをもらって、なんだか複雑な気持ちになったことでした(笑)。
断るべきか、もらうべきなのか大人としての判断的に複雑でした。
結局、「貰えるものはもらうべきだ」と思ったので受け取りました(笑)。

また、この週は大きな改善点も見つけることができました。
それは、土日の配達について問題点があることでした。この週まで、土日はお昼を中心に配達をしていました。
しかし、私が配達してるエリアは、土日のお昼のオーダーは思ったより少なく、待機してる時間が増加し、効率よく配達ができてないことに気づきました。
また、シドニーのお昼時は気温も高く、体力を消耗しやすく、疲れやすいと気づきました。気温が高い状態で、自転車を長時間運転していることに慣れていないため、とても疲れている状態でした。実際、夜の配達よりも日中の配達の方が、疲れが溜まりやすいと感じてました。
次週からは、土日の配達は夜の配達を中心にやることに変更することにしました。

さて、この週の売り上げは、約14時間30分で、約295ドルでした。
時給換算すると、1時間で20ドルでした。
今週は、先週よりも時給が下がり、効率の悪い配達をしていたと感じました。
特に、土日に問題点があったので、次週から改善をしていこうと思いました。

5.5週目

この週は、衝撃的なことが2つありました。

一つはシドニーの海沿いのアイス屋でオーダーを受け取ったときに、中学生くらいの女の子に隠し撮りされていたことです(笑)。
おそらく、アジア人の私がアイスを運んでいて面白かったのかなと思いました(笑)。

もう一つは、病院の病室に、タピオカ5個を届けたことです。これには、非常に驚きました(笑)。
しかも、午後8時くらいという、病院的には微妙な時間でした。
今まで、病院の先生に配達はしたことがありましたが、こんな特殊な配達に驚愕しました(笑)。
また、配達したものが温かい食品ではなく、冷たいタピオカ5個という、個性が強すぎるオーダーでした。
このオーダーはある意味、良い思い出になったかなと配達を終えた時思いました(笑)。

今週は、引っ越しの計画を立ていたため、週末を中心に配達をしました。
その結果、とても効率良く満足のいく配達ができました。週末はやはり配達の件数も多くなり、待機時間がほぼない状態で、配達ができました。そのため、無駄な時間を削減できました。先週の反省点も活かしつつ、大幅な改善ができたので非常に良かったです。

さて、今週の売り上げは、約12時間30分で約285ドルでした。時給換算すると、約23ドルでした。
今週は、先週の反省を生かし、主に夜の時間帯を中心に配達し、大幅に時給を向上できました。
また、金曜日、土曜日の夜はオーダーが途切れることが少なく、効率よく配達がしやすいことが多いことを実感できました。
この週で得られた経験を生かして、より効率の良い配達を目指そうと思いました。

6.6週目

この週は、週末に引っ越しがあったため、とても忙しい週でもありました。そのため、効率よく仕事ができる週末に配達が行えませんでした。

また、今週はレストランに到着しても、オーダーが出来上がってない状態のため、待機時間が長かったかなと感じました。
この待機時間はどうしようもないので、水分補給などの小さな休憩に時間を割り当てるのがいいのではないかと思いました。
他にも、時間節約のために、スマートフォンでSNSやニュースを閲覧する時間に割り当てるのも良いと思いました。

さらに、最近になって気付いたことが一つありました。
それは水分補給で、水ではなく清涼飲料水などに変えることで、疲れの溜まりかたが異なることでした。水よりも栄養のあるものを摂取することで、疲れが抜けやすくなることを実感できるので、試してみると面白いと思いました。特に、翌日の朝起きた時の疲れ方が違うと実感できました。まさかスポーツ以外で、実践するとはとても意外なことでした。

さて、今週の売り上げは、約11時間で、約230ドルでした。時給換算すると、約21ドルでした。
今週は、忙しい週末に配達ができず、全体的にオーダーの待機時間が多かったです。そのため、時給換算的に、先週よりも下がったのかなと感じました。しかし、いつもよりもトラブルも少なく、配達をこなせたので、成長を実感できる週でもありました。

7.まとめ

予想以上に、肉体労働でした。
レンタルの電動自転車を利用していなければ、もっときつい仕事になっていたと気づきました。特に、シドニーは坂道が多く、心が折れそうになりました。
振り返ると、運動で体力をつけたい人などには持ってこいの副業だと思いました。
さらに、慣れるまでが大変でした。特に、シドニーでの自転車の運転が、危険だったり、難しかったり、ルールが異なるものだったりしたので、本当に慣れるまで大変でした。
しかし、シドニーの交通事情や土地についての知識を少し身につけられたので、良かったのかなと思いました。
個人的には、シドニーでUberEATSの仕事にチャレンジして、得るものがいくつかあったので、いい経験になったと思えました。

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