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UberEatsの配達を海外・シドニーでやってみたvol.5 確定申告編

UberEatsの仕事は個人事業主のため、日本でもオーストラリア でも確定申告が必要です。今回はオーストラリアでの、UberEatsの仕事の確定申告について、述べていきます。

[目次]
1.オーストラリアの確定申告について
2.確定申告の前に準備したもの
3.税理士依頼について
4.納税方法について
5.まとめ


1.オーストラリアの確定申告について

オーストラリアでは確定申告のことをタックスリターンと呼びます。
タックスリターンでは、納めている税金が合っているかどうかの確認のため行います。そのため、オーストラリアで収入がある人は基本的には自分で、タックスリターンを行わなければいけません。
人によっては、多く税金を払いすぎている可能性があり、税金が戻ってくる可能性もあるので行いましょう。

オーストラリアは会計年度が7月1日から翌年の6月31日と区切りが設けられています。また、確定申告の期限日は10月末が期限が基本となっております。そのため、この時期に合わせて、納税の準備を進めることが必要です。

現在、オーストラリアでは収入37000ドルまでが一律15%が税金の対象となります。そのため、今回の私の納税も収入の15%が税金の対象となりました。

2.確定申告の前の準備したもの

まず、確定申告の前に、準備するべきものがあります。次のものが、準備したものです。

・TFN(納税者番号)
・ABN(事業者登録)
・経費の領収書やレシート
・Uberの収入レポート

TFN(納税者番号)はタックスファイルナンバーと言われ、どの仕事する上でも必要な番号です。この番号なしに仕事をした場合、罰則があるので、必ず申請しましょう。TFNは日本で言うマイナンバーに近い書類だと思います。この申請はオンラインで申請ができ、数週間でTFNの書類がきます。

ABN(事業者登録)は個人事業主として登録するものです。こちらも納税する上で必要なので、個人事業主として仕事する場合は申請をしましょう。ABNは書類が来ないので、番号をメモするか、印刷などして番号を保存しましょう。
UberEatsは個人事業主として、登録をしなければなりません。他の配車サービスやフードデリバリーサービスでは前もって、提出書類の一部として、登録がされるシステムとなっています。しかし、UberEatsは後から個人で登録になります。なぜだかわかりませんが、後から登録が可能なので、ABNの登録を申請しましょう。

また、75000ドル以上の売り上げがあった場合、GSTと言う登録が必要になるそうです。こちらも罰金や罰則があるので、必要な場合は登録申請をしましょう。

経費の領収書やレシートは実際に確定申告する際に必要のため、保管をしましょう。実際、私はレシートがなく申告できないものもあったので、大切に保管しましょう。

Uberの収入レポートはUberのサイトにアカウントでログインし、PDFでダウンロードができます。税理士さんに、こちらの書類を推奨してもらったので、この書類を準備しました。

3.税理士依頼について                        

税理士依頼については、オーストラリア では、日本人向けの税理士の企業があります。私はワーキングホリデービザのため、日本人向けの税理士に依頼した方がいいと思いました。
理由としては、税金についての英語力に不安もあり、申告ミスや申告漏れが心配だったので依頼しました。
また、私の場合、オーストラリア の永住権を持っていないため、確定申告の定義が複雑でした。
複雑だった理由としては、滞在日数が半年である、186日間以上滞在しているかどうかによって、居住者か非居住者か区切られます。この区切りによって、納税が異なるようです。私はぎりぎり半年以上滞在しているかどうかの状態でした。そのため、私は前もって税理士に依頼し、ATO(国税庁)に登録したので、申告と納税が来年の5月まで延長ができました。

今回依頼した税理士の企業はEzyTaxSolutionsという企業です。こちらは日本人経営で、オンラインで申請ができ、ATO(国税庁)に代理で申告してもらえます。また、メールでのやりとりも、スムーズで速く、安心できました。さらに、様々な相談も可能で、非常に親身な税理士の企業であると感じました。

オンラインでは、前述で述べたTFN(納税者番号)、ABN(事業者登録)、経費の領収書やレシート、Uberの収入レポートと照らし合わせて、申告をしました。全て、オンラインで完結できるため、非常に便利でした。

依頼費は仕事やビザの種類によっては異なります。私の場合、ワーキングホリデービザでUberEatsの依頼は日本円で約1万円くらいで依頼ができました。依頼費はオンラインでクレジットカードで支払いができるので、とても便利でした。

オンラインで申請を終えると、数週間後にATO(国税庁)からの書類が来て、納税と言う流れでした。予想したより、かなりスムーズに行き、安心できてよかったです。

4.納税方法について

数週間後にATO(国税庁)からの書類が来て、納税の番号や納税方法や納税期限などが書かれていました。納税方法はATO(国税庁)のサイトで、クレジットカードかBPAYで納税でした。BPAYはオーストラリアの請求書支払いをオンラインで決済できるサービスです。私は支払いに慣れているクレジットカードでの納税方法を選びました。クレジットカードで、オンライン決済だったので、非常に簡単でスムーズに行えました。短時間で、ネットで納税ができたので、とても良かったです。

5.まとめ

今回、オーストラリアで、UberEatsの配達の仕事で、初めて確定申告を行いました。初めて行うことで、税に関する知識や書類の準備が必要だと改めて感じました。今後、個人で確定申告する時に、今回の経験を活かそうと思いました。そういった意味では、良い経験になったと実感できました。

税率や税法は年々変更があります。今回述べたのは2019年度の会計年度のため、翌年以降は変更点があるかもしれません。そのため、税務署や税理士に確認をして、確定申告をしましょう。

※金額は2019年度に支払ったもののため、料金変更や為替や法律の変更により今後、金額が変わる可能性があります。
UberEatsの納税を行う際に、参考になれば幸いです。

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