新宿という街

新宿に訪れる機会があったけれども、新宿は巨大なシステム化された何かに思えてくる。祝日であったこともあり、新宿駅の周りにはほんとうにたくさんの人がいた。こんなにも大勢の人が新宿に来て一体何をしているのだろうか。

私は新宿という街が、なんとなく嫌いである。人が多く、なんだかネガティブなエネルギーが充満しているように感じる。少なくとも自然豊かな場所で時間を過ごして、癒されたなーというような感覚にはならない。

人がゴミゴミして、心が荒むような感じになる。

それにしても、一人一人にフォーカスするとそれぞれ何かしらの目的がありこの街を歩いているのだけれども、もっと俯瞰した鳥の目でみると、何か大きなシステムの中で人の流れがコントロールされているように思えてくる。

魚の群れも群れでみると一つの意思をもって行動しているように見えてくる、これに近い感覚を感じる。

これだけの人が、こんなにも多くの店が新宿の街に乱立しており、それなりに店が成り立つようなビジネスをしているというのはとても不思議でもある。

新宿を歩いている人は、多様である。当然サラリーマン風の人もいれば、海外の旅行者、ホームレス、奇抜なファッションをした人、ホスト、何をして働いているのだろうかと思うような人、これからキャバクラに出勤する人、キャッチなど。

日本も多様性に満ちていると思わざるを得ない。新宿という街は今日も人を操り、人はこの街に従属している。

そんな風に思えてならない、新宿。

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