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krewユーザー会「Ship」参加レポート

ジョイゾーの小泊です。
先日2回目のkrewユーザー会「Ship」が開催されました。
こちらの参加レポートをお伝えします。


krewとは

krewシリーズはkintoneの拡張機能でも人気の高い製品です。
krewData、krewSheet、krewDashboardの3つがあります。
krew3兄弟と言われているとか。

その中でもkrewDataは、アプリ間やテーブルなどのデータ連携が不得意であるkintoneの基本機能を補ってくれるため人気があります。
CyPN Report 2023で3つ星を獲得!
(krew3兄弟、全員入選しています)

「Ship」2度目の航海

1回目は2023年4月に東京で。2回目は12月に東京と大阪の2会場で。
初めての開催から1年未満で、規模も拡大されて、待望のユーザー会ということがわかりますね。
(後日、SNSで名古屋でもやってほしい!という声も上がっていました)

※1回目の様子はこちら

今回は12月8日開催の東京会場の模様をお伝えします。

タイムスケジュール
1.krewDataのすゝめ
新井 健太様
株式会社ZOZO コーポレートエンジニアリング部 ITサービスブロック
ZOZOのkintoneはワークフローツールとして幅広く利用され、ますますその有用性が拡大している。
その活用を一層促進しているのは、何と言っても「krewData」の存在。
福沢諭吉が150年以上前に学問をすすめたように、今宵は私がみなさんに「krewData」をすすめたい。

2.全国のサンタクロースを支えるkintone開発
青山 恭隼様
NPO法人チャリティーサンタ ITチーム ボランティアスタッフ
クリスマスの夜、サンタクロースが依頼を受けた家庭を訪問する活動をしています。
全国約600人のサンタ達が訪問前の準備にkintoneを利用しており、krewsheetなどを効率的に使い運用している仕組みのお話をします。

3.AccessをkrewDataに置き換えつつある話
石井 健太郎 様
株式会社マルテー大塚 システム部 副部長
わたしたちは、オンプレミスのシステムやAPI連携できないクラウドサービス、金融機関や取引先との特定のデータ交換方式をこれまでAccessで加工して処理していました。最近、Accessでの処理を少しずつkrewDataに置き換えつつありますので事例としてお話します。

4.工程管理とkintoneを繋げた物~ Let's kinjoy~
畠山 成光様
有限会社光成工業 生産管理部

5.交流時間 16時~17時頃
他のユーザー企業と自由に交流できる時間です。登壇者のほかにもkrewの活用やkintoneに詳しいユーザーさんをお呼びしたので、ぜひコミュニケーションをとってみてください!もちろん、krewチームのメンバーとお話したい方も大歓迎!

イベント告知サイトより

「Ship」について

最初にメシウスのお二人による
ユーザー会のコンセプト説明がありました。
製品名のkrewは、crew(仲間、乗組員)という言葉にもなり、kintoneエコシステムを表すのだそうです。その仲間クルーが同じ船に乗り込むことから、ユーザー会「Ship」と名づけられました。
今回ノベルティでいただいた赤いハンカチは、Ship←ロゴの赤い色を表しています。船に乗ってハンカチを振る、しっかりとストーリーがあるのですね。

Shipでいただいた、たくさんのノベルティ

ユーザー事例

続いて、ユーザーによる活用事例を紹介いただきました。

1.krewDataのすゝめ

株式会社ZOZO新井 健太氏

ZOZO社内でのkrewDataの活用例を話していただきました。
現場の申請からマスタデータを更新するフローを作成
登録されたデータの整合性をチェックする
閲覧権限を付与するのもkrewDataで行う
このような3つの動作を実践しているそうです。
Tipsとして、CHAR関数を使うと改行ができるという技には、へえと反響がありました。
また、話の中で、ジョイゾーのkrewData手動実行プラグインを紹介いただきました。

krewData手動実行プラグインはリアルタイム実行を手動で行うことのできるもので、無償で提供してます。

担い手の学習負担なく、ノーコードでここまでできたというのが収穫だったようです。

登壇者あーけんさんのレポートはこちらです。

2.全国のサンタクロースを支えるkintone開発

NPO法人チャリティーサンタ 青山 恭隼氏

NPO法人チャリティーサンタは、
サンタになりたいボランティアの人とサンタを呼びたい家庭をマッチングする活動を行っているそうです。
ルドルフ基金、ブックサンタといった素敵な活動をされています。
申し込み方法は
・WordPressからkintoneへ
・LINEと連携
といったシステムの連携をして活用しているそうです。

krewSheetでは、ExcelのUIで使用できたこと、画面の項目を色分けできたことが収穫だと話していました。
サンタクロースもDXがすすんでいます!

また、krew製品にも非営利団体プランがあり、予算の限られたチームで活用しやすくなっています。

3.AccessをkrewDataに置き換えつつある話

株式会社マルテー大塚 石井 健太郎氏

krewData前はAccessを使っていたが、設定が難しかったり俗人化してしまうという問題がありました。
kintone→他システムへのデータ連携
他システム→kintoneへ
他システム+kintone→kintone
kintone→kintone
といった、複数パターンの連携ができることを解説いただきました。krewDataを使うことでAccessよりも容易にできる点が重宝しているようです。

4.メシウス社の活用事例

メシウスの佐藤ななえ氏による、予実管理の事例

最後のユーザー事例は、有限会社光成工業の畠山氏が来られなくなったため、急遽メシウスの佐藤氏による社内活用例をおしえていただきました。
Let's kinjoyを生で見られずとても残念でしたが、
穴を埋める代わりに事例説明をいただいた内容もまた素晴らしかったです。

krewマーケチームの予実管理を、スライドを交えて解説いただきました。

交流タイム

ご用意いただいたビールとアップルサイダーを片手に、グループごとにユーザー同士の交流を行いました。
PM島、情シス島、初心者で話したい島、女子会島といった場所があり、話したいテーマのところへ参加するというスタイルでした。
そのため、興味のあるテーマで参加者の話題がそろうので、各ブースとも話に花が咲いた様子です。
私は初心者で話したい島に入り、周りの方とお話しました。
話題は、krew製品でどのような使い方をしているのかから始まり、しだいに自社でkintoneのアプリ作成者の管理をどうしているかといった社内の運用方法の話になり、それぞれの会社の事情を話し合いました。
また、krewのノベルティを作成する会社の方もいらっしゃって、製品コンセプトの話もありました。
また、同じグループだった方が、ジョイゾーのプラグインを知ったので、これでやりたいことができると話されていました。
時間がなくて内容は詳しく聞けなかったのですが、自社のプラグインで実現できることが増えるのは非常に嬉しいです。

こうして第2回krewユーザー会は、大盛況で終わりました。
単純に製品の知識が増えるのも、他社の事例を参考にしてノウハウを持ち帰るのも有意義ですが、ユーザー同士が横のつながりを持ち、助け合いながら成長していく過程が見られるとともに、コミュニティ運営自体も手探りから回を重ねるごとに成長しているのだなと感じました。
第3回目も楽しみです。


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