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地域猫活動 その35

 いつも記事をご覧いただきまして、ありがとうございます。夜間や早朝など、さすがに季節の移り変わりを感じる今日この頃ですが、まだまだ日中の暑さがしんどいですね。
 


TNRが進まない

 さて、最近まで少し落ち着いてきたかと思っていた、当団地の地域猫活動ですが、ここにきて、なかなかTNRが進まず、参っております。
 どうぶつ基金のさくらチケットには、1ヶ月の期限があります。できるだけ無駄にするようなことがないようにしたいですが、現実は厳しいです。
 2020年11月から始めた、当地での地域猫活動ですが、本年9月4日現在で、通算22頭の猫に避妊・去勢手術を施してあります。これにより、2021年の夏頃から、地域で飼い主のいない子猫が生まれているという話を聞かなくなり、昨年の2022年10月と、本年2月で、猫じいが写真入りのリストを作って個体確認している猫の中のメスをすべて手術を終えていました。にもかかわらず、また手術が必要な「新しい猫」が現れるというのは、いったい何なのでしょうか。まだ、若干の数のオスは残っていたものの、ほぼ収束に近い状態だと思っていたら、また新たな戦闘が始まったような感じです。

新たにわかったことにも向き合う必要が

 未確認の猫がいるようだと、近所の住民から情報が入っていましたが、私も見回り中に、これまでにリストアップした猫の中にはいない子を確認しました。しかもその中には、どう見ても1歳未満と見られる子猫もいました。しかしそうなると、親はいったいどの猫なのかということになります。昨年10月に手術したメスは三毛で、このメスが出産したとすれば昨年の夏までの間ということになります。そして、本年2月に手術したメスはキジ白で、個体確認してから2年、正確には2020年10月のTNR開始時に5匹の子猫のうちで保護できなかった頃から、何と2年4ヶ月の時を経て捕獲できたことになります。(これは、地域猫活動その11をご覧ください)

 しかし、本年2月以降になって、子猫がいたとすれば、どう考えても、ほかに繁殖可能な未確認のメスがいたか、もしくは外部から何者かが持ち込んだということになります。しかも心配なことはまだ続きます。当地域では、地域猫活動でTNRが進んだとは言え、繁殖が抑えられただけで、猫たちが決して絶滅したわけではありません。ご承知のように猫は縄張り意識の非常に強い動物ですから、隣接する地域から次々と新しい猫が入り込んできたとは考えにくいのです。また、外部から持ち込まれたとして、今いる猫たちに追い払われることはわかってますので、安心して過ごせる「居場所」がなければ、長くそこにとどまっていることはあり得ないはずです。

あの問題の人が関係している?

 地域猫活動その5でも触れましたが、残念なことに、当地域では、飼い主のいない猫に対して、不適切な餌やりをしている人がいます。今浮上してきた問題は、不適切な餌やりももちろんですが、この人が無責任に繁殖させているか、もしくは本人はもとより、この迷惑行為に加担している家族により、よそから猫が持ち込まれているのではないかという疑惑です。
 なぜそう考えたかと言いますと、本年3月から9月4日までの間に、推定で1歳未満と見られる猫を4頭連続で捕獲しております。そのうちで、生後5ヶ月から6ヶ月程度とみられるメスもいました。
 今世の中で、一番心配されていることのひとつが、「こっそり不適切飼育、内外出入り自由、病気も怪我も世話しない、聞かれたら知らぬ存ぜぬ」こういう人がいると、近い将来多頭崩壊が起こることは容易に想像が付きます。しかし世の中、悪いことはできないものです。このこっそりというのが、結局は近所の人がみんなわかってしまうこともあります。

単なる想像だといいですが、これが現実かも

 実は、問題の家は、猫じい家の通りを1本隔てたすぐ近くですが、この家のすぐ向かいのお宅のご主人が、「2階から丸見えだよ」と言っていました。子猫がいるという情報もこの方からいただきました。呆れていましたけどね。

こういう人を処罰する法律ってないの?

 この人が猫問題で近所に迷惑をかけているのは、30年以上前からの話だそうで、変な話、近所でも有名なんです。しかし、どう考えても不思議なのは、世の中に様々なタイプの迷惑行為があると思います。例えば、騒音とか悪臭、器物損壊や施設・物品の汚損、更には痴漢や覗きなどなど、数え上げたら切りがないほどいろいろあります。でも、どれも迷惑を被った人が訴え出れば、やった人はきっと処罰されると思います。猫は野生動物とは少々分類が違いますが、自治体によっては、野生動物等への不適切な餌やりを条例で厳しく規制しているところもあるようですが、私の住む市ではそのような条例がありません。
 また、このような種類の迷惑行為は、犯罪性や実害が立証しにくいとは言っても、この地に古くから住んでる人なら知らない人がほとんどいないと言うほど長い間繰り返されていること。そしてこの件について、私も含めて何人もの人がやめてほしいと注意していること。それに加えて、本来ならこういうことを止めさせなければいけないはずの、この人の身内の者までが、この迷惑行為に加担しているとしか思えないことが、近辺の住民が腹を立てていることなんです。
 この記事をお読みいただいた方で、同様の事例を扱ったとか、何か良いアイディアはないでしょうか。今のところ、私たちは、「泣き寝入り」の状態です。

どこかにこんな立場の方いらっしゃいませんか

 本日も、記事を最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

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