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生きろ

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とにかく自分が書きたいことを書きたいように音楽小説に挑戦するマガジンです。
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記事一覧

生きろ vol.8

「こっち、こっち」 店員さんが多分、あちらの方ですか?と聞いていて、こっちを見て確認してか…

妄想恋愛詩人
1か月前
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生きろ vol.7

iPhoneのiSO17の未設定のアラームが米原からの着信を知らせる。 「絵仁夢、どうよ。明日、文…

妄想恋愛詩人
2か月前
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生きろ vol.6

僕は発達障害だ。 あと統合失調症でもある。 そのためか、僕自身の詩が盛り上がるのが後半に…

妄想恋愛詩人
3か月前
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生きろ vol.5

20分くらいで着くと言われていたタクシーが40分かかる。その間、御朱印帳を見たり、トンボ玉根…

妄想恋愛詩人
4か月前

生きろ vol.3

僕は一応dtmの専属とはなっているものの、まだまだ流通をインディーでしているし、実はこの仕…

妄想恋愛詩人
4か月前
6

生きろ vol.2

お店のおすすめが来る前に瓶ビールが運ばれる。 「あんたは飲まんのか? 一杯ぐらいだったら…

妄想恋愛詩人
5か月前
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生きろ vol.1

「私は笑えないよ」 そう言ってくれてよかった。 君が受け入れられないのも知ってた でも僕にできたのは 「そこ」までだった その日は思ったよりひどく雨が降った 僕の名前は齋藤絵仁夢 dtmというバンドの専属の作詞家だ。 「このタイル、滑るんだよな」 デートに遅れそうだった いつもだったら革靴なんて履かない 今日は高級料理店で彼女と彼女の母親とご飯会だった。 僕は一人暮らし、 というかもうすでに両親は他界していて 彼女とはそれを踏まえたうえで付き合い このまま結婚ようと