水木しげる漫画の絵の好きなところ

描き込みぶりが半端ない水木しげる作品。
好きのポイントを勝手に語ります。

①鬼太郎の髪の毛
髪の毛の一本一本の描きかたが良い。二本線で一本の髪の毛を描いてある。

②草
髪の毛と同じ感じで好き。うねり具合というか、風に靡く感じがたまらない。

③木
妖気を感じる。

④石
石の質感がとても良い。墓石など。点描で描いている。つるんとした石ではなく、昔風の、風化してボロくなってるような墓石が謎の郷愁を誘う。

⑤ベタ塗り
ベタ塗りしすぎてすごく黒いページがあるくらい、ベタ塗りは水木しげる漫画の特徴であり魅力である。
貸本時代のベタ塗りは定期的に拝みたくなる。

⑥たぬき
河童の三平のたぬき。
シンプルにして至高。
わたしの中では世界一かわいい動物キャラ。
貸本のたぬきが一番お気に入り。

「大根畠の珍事」で、山の方で「ポコポン」と腹つづみを打ってるたぬき。超シンプルな絵柄なのに可愛さが溢れてる。媚びてる可愛さではない。

「完結篇」で、家の外を箒で掃除してるたぬき、死神に眠り薬入茶を出すたぬき。
死神に連れて行かれる三平を追いかけるたぬき。

どれも、シンプルな絵柄であっさり描かれている。
たぬきは性格もかわいいんだ。イタズラばっかりしてたけど、寂しかったから三平にちょっかいかけてたんだ。最後には友達になり、三平の母を大切にしていく。
けなげで愛しい。


なんだか最後はたぬき愛を熱く語ってしまった。
思いついたことは書いておかないと忘れてしまうので、メモみたいな記事だけど書きました。

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