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【Minecraft】フグを使った、近づくだけで開く3×3の回転式自動ドア(スパイラル ピストンドア)の作り方(Java版)

厚み1ブロックの自動ドア

普段大きめの自動ドアを作るとなると、回路が複雑になって場所を大きくとってしまうので、ドアの部分だけ出っ張ってしまうことが多々あります。

ですが今回紹介する自動ドアは、ドアの開閉部分の回路がドアと同じ1マスの厚みに収まっているタイプで、回路を隠すためにブロックを置いても厚さ3マスに収まるスリムなタイプになっています。(開閉スイッチは含んでおりません)
なので、外観を崩しにくくアレンジとして加えやすくなっており、隠し扉として使いやすくなっています。

あと開き方がカッコイイです。(※ 一番重要


今回ドアの開閉は、ドアに近づいたら自動で開き、離れたら自動で閉じるような仕組みになっております。

自動ドアでよく使われてるのは「感圧板を自分で踏んで開くタイプ」や「木のボタンを押して開くタイプ」、「足音などを感知するスカルクセンサーで開くタイプ」などがありますが、これら3つともドアの間で立ち止まってしまうとドアが閉じて挟まれてしまうという欠点があります。

今回使う『フグ』はプレイヤーなどが近づくと膨らみ、離れれればまた小さくなるという性質があります。
フグが膨らんだ状態だと感圧板を押すことが出来るので、ドアの近くにフグを仕込んだ回路を設置しておくと、プレイヤーがドアに近づいてる間はずっとドアが開き、ドアから離れた時だけ閉まるので、実物の自動ドアのように安全に通ることができます。


必要アイテム

  • ドアに使いたいブロック 12個(開いた状態の時に壁に綺麗に並ぶようにするため、9個だけではなく12個必要になります。)
    今回の解説では「歪んだ幹」を使用しています。

    ※仕組みの関係上、ドアに使うブロックの一ヶ所だけレッドストーン信号(以下RS信号)を通す必要があるため、RS信号が通らないガラスや階段、ハーフブロック、シーランタン等のブロックは3×3の範囲全部に使うことは出来ませんのでご注意ください。(フロッグライトやシュルームライトは可能)
    ドアの中央だけガラスやシーランタンにすること等は可能です。

  • 音符ブロック 3個(ジュークボックスと見た目が似てるのでご注意を)

  • オブザーバー 13

  • ピストン 3個

  • 粘着ピストン 10個

  • レッドストーンリピーター 1個

  • パワードレール 4個

  • 羊毛 9個(画像と動画では赤紫の羊毛と黄色の羊毛)
    (壁で隠す部分なので土や板材、丸石などRS信号を通すブロックならOK)
    ※画像内の一番上に置いてある黄色の羊毛は、その真下の音符ブロックを鳴らさないために置いているだけのブロックなので、羊毛以外でもOK。

  • 仮置き用のブロック 数個
    (土やスライムブロックなど壊しやすいブロックでOK)

  • フグ入りバケツ 2個(余裕があれば予備のフグを数匹追加で用意しておくのをオススメします。)

  • 塀 2個(石系の素材で作るフェンスのような設置物)
    ※木製のフェンスは使えません。理由は後述

  • 木の感圧板 2個

  • ガラス 16個

  • レッドストーンダスト 12個以上

  • レバー 1個(回路の確認用)

  • レール 3個(スイートベリー3個&カーペット3個でも可)
    ※フグはプレイヤー以外に動物や敵MOBにも反応してドアが開いてしまうので、MOBが横断出来ないレールやスイートベリー&カーペットを組み合わせた物を地面に設置してMOBを通れなくする必要があります。

  • 防具立て(※クリエイティブモード時のみ)
    クリエイティブモードではフグはプレイヤーに反応しないため、フグが反応する防具立てがあると動作チェックがしやすくなります。

この他にもドアを動かす回路を隠すためのブロックと、開閉スイッチとなるフグを隠すためのブロックが必要になります。



今回はブロックの置く位置や順番・向きなどを一つにまとめた画像と、ドアの回路と周りの装飾を作る様子を通しで撮影した動画を用意しました。

この記事では、ひとまとめにした画像ではよく分からない方のためにも、手順をより細かい解説文と画像と共に解説していきます。

どれを見たら分かりやすいのかは人それぞれかと思うので、軽く目を通してみて自分に合った解説を参考にしていただければ幸いです。

設置手順の画像

自動ドアの回路の設置手順
ドアが開いた状態と閉じた状態

動画


※なお、オブザーバーを縦方向に設置した際、側面に見える三角形のマークは南北の方角にしか表示されないので、実際に建築する時の方角によっては解説の画像とオブザーバーの見た目が違って見えますが、オブザーバーの顔のような面の向いてる方向が合っていれば大丈夫です。

同じ回路を南向きと西向きに作った状態。

作り方

〈 3×3の回転式自動ドア 〉


ドアを作るのに必要なスペースは、回路の一部を地下に埋める形になるので〈地上部分は高さ7マス、地下部分が高さ4マス分〉〈横幅が9マス分〉〈奥行きが回路を隠す壁を含めて3マス分〉必要になります。

まずドアを置きたい場所を決めたら〈深さ1、横幅3〉の穴を掘り、その穴にドアに使いたいブロックを3個埋めてください。(ドア用ブロック『ABC』)

3×3のドアを置きたい場所を決めます。(黒ガラスの部分)
(地面のマス目を数えやすくするため「滑らかな石」に置き換えています。)
先程決めた場所の真下、〈深さ1 横幅3〉の穴を掘ります。
ドア用ブロックを3個埋めた状態

続いて、先程置いたドア用ブロックの真下を3マス掘り、周りも作業しやすいように地中を掘って作業用スペースを確保ください。
(回路の設置にドア用ブロック『A~L』が邪魔な場合は、一度撤去しておいても大丈夫です。)

ドア用ブロックの下3マス掘り、周りに作業用スペースを確保した状態。

地面の下を掘れたら、設置手順の画像の『ドア用ブロックA』の3マス真下に音符ブロックを置き、同じく『B,C』の3マス真下にオブザーバーを、音符ブロックに向かって2個設置し、その隣に羊毛と押し出す面が上向きのピストンを設置してください。(設置手順1~5)

Aの3マス下に音符ブロック
音符ブロックに向かってオブザーバーを2個設置
(オブザーバーの顔のような面が、音符ブロック側に向いている状態)
羊毛と上向きのピストンを設置

続いて、先程置いたピストンの上に仮置きのブロック(土などでOK)を置き、そのブロックに向かってオブザーバーを上(7番)と横(8番)に置いて仮ブロックは撤去してください。(設置手順6~9)

ピストンの上に仮置きブロックを置き、
それに向かって横からと上からオブザーバーを設置し、
仮置きブロックを撤去

続いて『C』の下2マス目の所にレッドストーンリピーターを正面側から見てを向くように設置し、RSリピーターを3回右クリックして遅延を最大にします。(設置手順10)

RSリピーターを設置し3回右クリックした状態

続いて『B』の下2マスに粘着ピストン押し出す面が上向きになるよう設置します。(設置手順11~12)

粘着ピストンを上向きになるよう設置

続いて『A』の下2マス目の所に下の音符ブロックに向かってオブザーバーを置き、その上に羊毛を置きます。(設置手順13~14)

音符ブロックの上に下向きのオブザーバーと羊毛を設置

続いて『C』の真下にオブザーバーを、下のリピーターに向かって置きます。(設置手順15)

リピーターに向かって顔の面がくるよう、Cの真下にオブザーバーを設置

続いて『C』から2マス横、(7番)に置いたオブザーバーの上に羊毛を置き、その羊毛と『C』の間に粘着ピストンを、押し出す面が『C』側になるよう設置してください。(設置手順16~17)

Cの右側に羊毛と粘着ピストンを設置


※ ここまで設置できたら、必ず一度動作チェックをしてください。

最初に設置した音符ブロックを一度右クリックすると、ドア用ブロックの『』と『』が移動してになり、もう一度音符ブロックを右クリックすして元の位置に戻っていたら大丈夫です。

左がドアが開いた状態、右がドアが閉じた状態


※『』のブロックをガラスなどRS信号が通らないブロックにしていると、閉じた状態から開いた状態にする時に信号が通らず、11番の粘着ピストンに持ち上げられた12番の粘着ピストンに信号が届かず、『B』のブロックが浮いたままになります。


お次は、正面から見て7番で置いたオブザーバーの右側に仮置きのブロックを置き、その上に上向きのピストンを設置して、仮ブロックを撤去します。
(設置手順18~20)

仮置きのブロックと上向きのピストン

続いて先程置いたピストンの上に仮ブロックを置き、その上にオブザーバーを下向きに置いたら、仮ブロックとオブザーバーの横に粘着ピストンを2個設置し、仮ブロックを撤去します。(設置手順21~25)

仮ブロックとオブザーバーを置き、
その左側に粘着ピストンを設置。

続いて22番で置いたオブザーバーの上に羊毛を置き、その隣に音符ブロックを置き、羊毛の上には上向きのピストンを置き、音符ブロックの上には羊毛を置きます。(設置手順26~29)

羊毛とその上にピストンを、
音符ブロックとその上に羊毛を設置。

続いて29番で置いた羊毛の上にオブザーバーを、正面から見て右側に向かって置いて、そのオブザーバーの後ろに羊毛を置き、その上に音符ブロックを、さらにその上にブロックを置きます。(設置手順30~33)

オブザーバーと羊毛を設置し、
その上に音符ブロックを設置。

※ 33番で置いたブロック(黄色い羊毛)は、32番で置いた音符ブロックを鳴らさないために設置しただけなので、他のブロックでも大丈夫です。
その高さを天井(≒上の階の床)と同じ高さにしてもOKです。

お次は32番で置いた音符ブロックに向かってオブザーバーを2つ置き、オブザーバーの下に粘着ピストンを3つ、押す面が下向きになるよう置いてください。(設置手順34~38)

上の音符ブロックに向かってオブザーバーを2個設置し、
その下に粘着ピストンを3個下向きに設置。

続いて38番で置いた粘着ピストンの隣(正面から見て左)に羊毛を置き、その下に仮ブロックを置いたらその隣にオブザーバーを上向きに置き、そのオブザーバーの下に仮ブロックを置き、その隣にオブザーバーを上向きに置いてその下にも同じ向きでオブザーバーを置き、その下に羊毛を置いたら仮ブロック2つを撤去します。(設置手順39~47)

正面から見て左側に羊毛と
オブザーバーを上向きに設置。

続いて38、39、41、43に置いたブロックの上にパワードレールを設置します。(設置手順48~51)

正面から見て左上にパワードレールを4個設置。
繋げれば勝手に向きが揃うので、設置の向きは気にしないでOK。

次に44、45に置いたブロックの右側に粘着ピストンを2個設置します。(設置手順52~53)

オブザーバーと羊毛の右側に粘着ピストンを設置。

最後にドア用のブロックA~Lを設置できたらドアの回路は完成です。

ドアの回路が完成した状態


動作チェックは、一番下に置いた音符ブロックを右クリックすればできるのですが、位置が下で見えにくい場合は、音符ブロックにレッドストーンダストを繋いでドアの開閉を見やすい位置に延長して確認してください。

レッドストーンダストを音符ブロックから
地上のドア正面まで伸ばし、レバーで試運転します。


〈 フグを使った開閉用スイッチ 〉

続いてフグを使った開閉用の回路を設置していきます。

海外のマイクラ動画でもフグを使った自動ドアは結構あって、フグを入れる所に木で作れる『フェンス』を設置しているのがほとんどなのですが、
自分でも試して何回もフグを膨らませてみた所、低確率ですがフグが窒息死する事が何度もありました。(100回に1回ぐらいの頻度で)

試しに石系の素材で作れる『塀』に変えて500回程試しても窒息死してなかったので、今回は塀で作っていきます。

(フェンスも塀もガラスと同じ『透過ブロック』なので重なっても窒息しないのですが、恐らくフェンスが「細すぎて」フグと重なってる状態が解除されやすく、位置がズレてフェンスと周りのブロックで挟まって窒息死していると思われます。)
念のため、フグを入れる場所の周りのブロックも窒息しないガラスで囲っていきます。

フグの感知範囲はそこまで広くないので、ドアから離れすぎた所にフグを設置してしまうと、ドアの前に来た時にはフグが縮んでドアが閉じてしまいます。
なので、フグはドアから2、3マス離れた所に設置していきます。

正面から見て14番の羊毛の〈2マス手前、1マス左の所〉にフグを入れるスペースを1マス空け、その周りを8個のガラスで囲ってください。
空けた中央のスペースの下には、土など好きなブロックを置いてください。

羊毛の手前に3個ガラスを置き、
フグを入れる穴を囲うように更にガラスを設置します。
穴の下にブロックを置くのを忘れずに。

お次は先程置いたガラスの上から、ドアの回路の1番目に置いた音符ブロックへ繋がるよう、画像のようにブロックとレッドストーンダストを設置していきます。(※手順の最後に回路を繋ぐので、RSダストの設置は音符ブロックの1マス手前までにしておいてください。)

正面側から見た図
ガラスの左側にRSダストを伸ばして下へ繋いでいきます。
左側から見た図
ブロックで段差を作り、計7個のRSダストを音符ブロックの1マス手前まで繋ぎます。

続いてドアの裏手側にも同じようにガラスとレッドストーンを設置します。

ドアの裏側(画面左)にも同じように
ガラスとブロックとRSダストを設置します。

お次はガラスで囲ってスペースを空けておいた2ヶ所に『』を入れ、その塀に向かって『フグ入りバケツ』を右クリックで設置し、すぐに木の感圧板を塀の上に設置します。
(※すぐ設置できるよう、ホットバーには「フグ入りバケツ」と「感圧板」を隣り合わせでセットしておくと良いです。)

穴に塀を設置
塀に向かって「フグ入りバケツ」を右クリックで設置
フグを設置後すぐに感圧板を設置
ちなみに、設置時にこの距離だと近すぎてフグの毒を喰らいます。

続いて、自動ドアが「閉まってる状態」になっている事(※1)と、フグに近づいたら先程敷いたRSダストが「光っている」事を確認したら、RSダストと音符ブロックの間に土ブロックを設置できたら自動ドアの回路は完成です。(※2)

(※1)開いてた場合は手順1番で置いた音符ブロックを右クリックして閉じてください。
(※2)もし完成後に「ドアに近づいたら閉まり、離れたら開く状態」になってしまっていたら、こちらも手順1番で置いた音符ブロックを1回右クリックすれば直ります。

左下の音符ブロックを右クリックしてドアを閉じた状態に。
音符ブロックとRSダストの間に土を置き、回路を繋げます。

地下に空けたスペースは埋めてしまっても大丈夫ですが、RSダストを階段状に設置した部分は埋めると回路が途切れてしまう部分もあるので、分からない場合は地下は松明で湧きつぶしするだけでも大丈夫です。(左側から見た画像参照)

画像左は、空色の羊毛でRSダストが途切れてしまっている状態
右はガラスなのでRSダストが繋がっている状態

※空色の羊毛を置いた所に土などの不透過ブロックを置くと回路が途切れてしまいますが、ガラスや葉っぱ、ハーフブロックなどの透過ブロックなら回路を塞がないので、綺麗に地中を埋めたい人はそこだけ透過ブロックで埋めても大丈夫です。


続いてドアとフグの回路を隠すようにブロックを設置していきます。
まずはドア正面の外側。

地面を設置した状態。
フグの回路で感圧板を置いた高さは足元の地面と同じ高さなので、
地面の1マス上に回路を隠すブロックが必要になります。
正面に回路を隠す用の壁と装飾を置いた状態。
屋外から入る隠し扉にしたい場合は、ドアと壁を同じブロックにして、
フグの上も自然生成された地形のように設置すると見分けにくくなります。

ドアの回路は一部敵が湧くことが出来る場所があるので、壁で隠した際に松明などで湧きつぶしするのを忘れずに。

松明はピストンやオブザーバーに影響のない場所に設置してください。
(画像ではここに松明を置きましたが、黄色の羊毛の上に1個置くだけでも十分です。)


続いてドア裏面。

内側の装飾例

内側のドアの手前には、プレイヤー以外のMOBが入ってこれにくくするためにレールを敷くか、2段掘って下に土を置き、その上にスイートベリーを植え更にその上にカーペットを重ねて侵入者対策をしてください。

レールを敷いた状態。
基本的にMOBはレールを横断する事は出来ませんが、他のMOBに押されてレールの上に乗ってしまったり、攻撃が当たってノックバックした時に乗ってしまう事もあります。
床を掘って土を置き、その上にスイートベリーとカーペットを設置でもOK
植えられたスイートベリーは触れるとダメージがあるのでMOBは避けるのですが、
上にカーペットを敷いた状態でも避けるので通らなくなります。
しかしキツネはダメージを受けないので、避けることなく通れてしまいますのでご注意を。
また、レールと同じように押されて上に乗ってしまうと通れてしまいます。

フグを使った、近づくだけで開く3×3の回転式自動ドアは、これにて完成です。



書き終わってから思ったけど、もっと簡単な自動ドア先に書くべきだったんじゃね?( ̄ロ ̄;

ま、まぁよくある左右に開くタイプの3×2の自動ドアも、フグを使ったバージョンを簡単に作ることが出来るので、そちらも気が向いたら記事にしておきます。気が向いたら…

相変わらずの遅い更新ペースになりますが、「コーラスフラワーの栽培施設」や「焼く時だけ煙が出るかまど」等まだまだ書きたい装置はあるので、良ければまた見に来てやってください。

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んだば、良きマイクラライフを!(=゚ω゚)ノシ


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