炎王まとめ
はじめまして、noteでの投稿は初めてとなります「みつき(@Mitsuki825)」です。よろしくお願いします!
今回は、最近ストラクチャーデッキRによって大幅な強化をもらった炎王デッキについてまとめていきます。
私自身もデッキが出てからすぐに使い始め、公認、公式イベントでの好成績やCSでの優勝を果たしており、かなりのポテンシャルを秘めたデッキであると考えています。
基本的なカードの解説から、大会環境を視野に入れた部分まで書いていきますので、気になる部分だけでも読んでいただければと思います。
●目次
・構築(採用理由、枚数、他候補など)
①メインデッキ
②エクストラデッキ
③サイドデッキ
④その他採用候補
・基本展開
①基本中の基本
②実戦での動き
③ヒートソウル展開
・サイドチェンジプラン
環境デッキを想定したIN.OUT例の解説
・妨害の当て方&小ネタ
構築につて
戦績
非公認CS
鉄獣スプ 後❌⭕❌
ピュアリィ 先⭕❌⭕
エクソシスター 先⭕❌⭕
センチュリオン 先⭕⭕
ピュアリィ 後❌⭕⭕
クシャトリラ 後❌⭕⭕
センチュリオン 後❌⭕⭕
6-1優勝
YACS大阪
覇王魔術師 後❌⭕⭕
未界域ティアラ 後⭕⭕
アヴァロン六花 後⭕❌⭕
ヴァンキッシュ 先⭕❌⭕
個人4-0
YACS京都
ラビュリンス 後⭕⭕
忍者 後⭕⭕
ヴァンキッシュ 後⭕⭕
覇王魔術師 先❌⭕⭕
個人4-0
トータル戦績
14-1 先攻5:後攻10
大きな大会のみに絞っていますが、先攻率33%にも関わらず、勝率は93%ととんでもないことになりました。
勿論、自分の上振れや相手の下振れもありますが、デッキのメインギミックの中に後攻からでも強いカードや捲りに使えるカードが存在しているのが大きな要因かと思います。
●採用カードと採用枚数、理由について
①メインデッキ
・真炎王ポニクス(3枚)
1枚初動であり、魔法カードのサーチを主に行う。
炎属性が破壊された場合に手札から特殊召喚(以下SS)が可能。自身が破壊されていれば次のターンのスタンバイフェイズに手札に戻り、リソースとして使い続けることが出来る。
文句なしの3枚、今のところ2枚以下にする選択肢は無い。
・炎王獣ガネーシャ(3枚)
手札に炎属性があれば、召喚するだけでモンスター効果を止める1妨害になるやばいヤツ。
自分のターンでは相手の手札誘発、相手ターンは展開の妨害と腐る場面がほとんど存在しない。
また、破壊された場合に炎王を墓地から効果を無効にしSSする効果もあり中盤以降のリソースとしても使う事ができる。
基本的には3枚だが、他のギミックや優先度の高いカードが出てくると1枚抜く候補にはなる。
・炎王獣ハヌマーン(1枚)
ガネーシャの魔法、罠妨害バージョン。
破壊された場合の効果はないものの、魔法罠の効果発動を無効にできる。永続魔法罠、Pスケールの発動も無効にすることができるため効果は強力。
・炎王獣バロン(1枚)
破壊された次のターンのスタンバイに炎王の万能サーチが可能。
1枚は確実に入れておきたいカード。2枚目も検討。
・炎王神獣キリン(3枚)
炎王を使う理由の1つ。デッキの核であり最も強力なカード、文句なしの3枚。
破壊された場合に手札か墓地から同名以外の炎王をSSしながら、対象を取らない破壊を行う。
またお互いのメインフェイズに場か手札の炎属性モンスターを破壊し、自身を手札からSSできる。この効果も強力で、フリーチェーンの炎属性破壊で他の炎王モンスターの効果起動を行える他、フィールドのモンスターを対象にした相手カードの効果を避けることに使うことも出来る。
・聖炎王ガルドニクス(3枚)
他の炎属性モンスターが破壊された場合に、自身を手札か墓地からSS、成功時には手札、場、デッキとあらゆる場所から炎属性モンスターを破壊し、おまけに攻撃力が上がる。
純構築のため3枚。
・黒魔女ディアベルスター(1枚)
エンジンであるポニクスにアクセス出来る。
召喚権も使わないため、ガネーシャを出した後に動き出すことも出来る。
天キや聖域など適当な永続魔法をコストにSS出来、炎王との相性はバツグン。
・エフェクトヴェーラー(3枚)
環境に多いR-ACEに有効な手札誘発。
無限泡影よりも優先している理由としては、召喚してアルミラージになることで炎属性を供給出来る。ガルドニクス以外に炎属性がいない場合に破壊するカードになることが出来るため。
・増殖するG(3枚)
最強の手札誘発その1。
・灰流うらら(3枚)
最強の手札誘発その2。
・屋敷わらし(1枚)
相手からもらう墓穴の指名者がとてもキツく、動きが止まってしまうこともあるため1枚採用。
罪宝狩りや天底に対しても発動が可能で、現環境で腐りにくいのも良い点。
ACS大阪では抜いているが、残しておいても良かったなと大会中に思ったため、要検討。
・炎王の聖域(3枚)
炎王の孤島にアクセス、フィールド魔法の破壊を防ぐ事もできる。
さらに相手のモンスターのSS時に発動し、フィールドの炎王モンスターのみを素材に炎属性のエクシーズ召喚をすることが出来る。
ポニクスからサーチを行う事も出来るが、素引きしていても強いため3枚の採用。
・炎王の孤島(2枚)
手札か場からモンスターを破壊し、炎王モンスターのサーチを行う。破壊する方は炎属性でなくても良い。
サーチは勿論だが、破壊効果そのものが強い。
1枚除去された場合に2枚目があって良かったことがそこそこあったため2枚の採用。
・炎王神天焼(1枚)
場の炎王モンスターと相手の場のカードを同数対象にし、それら全てを破壊する。一部の対象のカードが場を離れ破壊出来なくなっていても、対象に取った残りのカードを全て破壊する。
相手の除去をしながら自分の炎属性モンスターを破壊出来、次の動きにつながるため非常に強力。1枚は必須。
・炎舞ー「天キ」(3枚)
ガネーシャやハヌマーンをサーチし、ディアベルスターのコストになる1粒で2度美味しいカード。
初手で引きたいため3枚。
・"罪宝狩りの悪魔"(3枚)
ディアベルスターにアクセスするカード、おまけのドローも強い。初手で引きたいため3枚。
・原罪宝ースネークアイ(1枚)
ポニクスをSSするカード。たまにサーチ効果も使う。
・墓穴の指名者(2枚)
増殖するGに対してはデッキ単位である程度は強いが、どうしてもSSを連続して行わなくてはならない場面があるためMAX採用。
・抹殺の指名者(1枚)
墓穴と同様の理由と、苦手な墓穴も無効に出来るため採用。
・スキルドレイン(1枚)
ACS京都で採用。
屋敷わらしとの入れ替えで入った枠ではあるが、以前のサイドから入れる形でピュアリィと対面した際、これを引けていたから勝ったという印象が強く残っており、「発動すれば勝ち」のイージーゲームが発生するため非常に強力だと思い採用しました。
デッキの相性も悪くなく、戦闘破壊をされてもガルドニクスがいるため盤面は常に維持することが出来ます。
またフィールドのモンスター効果を使いたい場合は手札のキリンや真天焼を効果にチェーンして使うことで無効にならなくなります。
邪魔になれば、相手のターンにガネーシャを破壊してキリンを蘇生しておくことで、エンドフェイズにスキドレを破壊しながらモンスターを蘇生出来ます。
②エクストラデッキ
・炎王神ガルドニクスエタニティ(2枚)
エクシーズ召喚成功時に他のモンスターを全て破壊する効果、エクシーズ素材を1つ取り除き魔法罠を破壊する効果、破壊された場合にその時持っていた素材の数まで墓地の炎王モンスター(自身も含む)をSSする効果がある。
どれも強力な効果で、聖域の効果で相手ターンに出し、全体除去を行うのが主な使い道。後述するが、破壊された場合の効果でワンキルを行うことも可能。
・厄災の星ティフォン(1枚)
エクストラデッキからの召喚を連打するデッキの捲り手段として強力なため採用。
・天霆號アーゼウス(1枚)
あんまりというか使ったこと無いから多分要らない。抜く候補筆頭。
・転生炎獣アルミラージ(1枚)
手札誘発から炎属性になることが出来る。
破壊する炎属性が無いときに使う。
・リンクリボー(1枚)
ヒートソウルの素材が主な役目。
炎王は戦闘破壊でも効果が発動するため、攻撃力を0にする効果はほぼ使わない。
・I:Pマスカレーナ(1枚)
ガルドニクスを素材にし墓地に送るために使うカードとして効果も強いため採用。
・S:Pリトルナイト(1枚)
マスカレーナから相手ターンす動きが非常に強力なため採用。
自分のターンでもリンクリボーなどを素材に出すことは多い。
・転生炎獣サンライトウルフ(1枚)
炎属性の回収を行いながら、ヒートソウルの素材になることが出来る。
キリンが全て墓地に行ったあとの、回収役として使うこともある。
・灼熱の火霊使いヒータ(1枚)
主にR-ACEや灰流うららをSSし、自分の墓地にディアベルスターやエフェクトヴェーラーがあれば、セレーネ→アクセスコードの動きが出来るため採用。
・デコードトーカーヒートソウル(1枚)
サイドチェンジ後の先攻でほしいいカードを引きに行く。強い盤面を捨てて無理矢理出しに行くのはおすすめしない。
・神聖魔皇后セレーネ(1枚)
ヒータと効果でSSしたモンスターを素材にし出し、ディアベルスターかヴェーラーを蘇生してアクセスコードにつなげるおなじみカード。
・アクセスコードトーカー(1枚)
炎王カードで盤面をまくりきれなかった時などに主に使用。
リンクリボーまたは自身、ヒータ、セレーネ、を弾に面を剥がす。相手の墓地に炎属性と自分の墓地に魔法使いがあればモンスター2体から出せるうえ、2,3枚の破壊を行いながら5300で殴れるためかなり強め。
あまり出すことはないが、あって良かった場面が何度かあるため採用し続けている。
・沼地のドロゴン(1枚)
超融合の選択肢。
環境に多いR-ACEや魔術師などに対して相手のモンスターを2体使い出せるカード。
さらに属性変更効果と対象耐性を付与する効果があり、炎属性を宣言することで炎王モンスターが相手の対象にならなくなり、妨害を受けにくくすることが出来る。
・共命の翼ガルーラ(1枚)
超融合の選択肢。
ドロゴンよりも出す機会は少ないが、相手のモンスターを2体素材にしやすいという点で採用。
③サイドデッキ
・幽鬼うさぎ(1枚)
役割対象
センチュリオン、魔術師、ホルス、ルーンなど
・アーティファクトロンギヌス(3枚)
役割対象
R-ACE、ルーンなど
・原始生命態ニビル(2枚)
役割対象
魔術師、R-ACEなど
・超融合(2枚)
役割対象
魔術師、R-ACE、センチュリオン、烙印など
最終盤面や展開途中に同じ属性のモンスターが、複数出る相手には基本投入。
・コズミックサイクロン(2枚)
役割対象
魔術師、ルーン、ピュアリィ、センチュリオンなど
先行後攻両方で入れることが多い。
・ハーピィの羽根帚(1枚)
役割対象
魔術師、ルーン、ラビュリンス、R-ACEなど
・ライトニングストーム(1枚)
役割対象
魔術師、ルーン、ラビュリンス、R-ACE、VSなど
・拮抗勝負(3枚)
役割対象
ルーン、ラビュリンス、R-ACE、VS、ピュアリィ、烙印など
強いので3枚。
④その他採用候補
・炎王の円環
ポニクスでサーチできる第3のカード。
中〜終盤にデッキ手札からキリンがなくなった時に墓地から釣り上げたり、エタニティを破壊しながら炎王を蘇生し、エタニティノ破壊時効果と合わせてワンキルがしやすくなるため採用しても良いが、初手の事故札になる場合が多いので見送っているカード。
・ドラグマギミック
(天底の使徒✕3、教導の大神祇官、フェリジット、シュライグの出張セット)
ドローや手札入れ替えを行いながら、ポニクスをサーチするギミック。
ポニクスへのアクセス手段が増えるため採用を検討するのも良いかもしれない。
しかしながら、大神祇官でエクストラデッキのカードを、墓地に送る際相手のエクストラデッキから、ガルーラや烙印の融合体などを落とされるとそれだけでアドバンテージを取られるため、こうかの発動は慎重に行なわねばならない点は注意。
・金満で謙虚な壺
初手の安定感を上げたり、サイドチェンジ後の欲しいカードを取りに行くために入れるのはあり。
今回は枠を作れなかったため不採用となったが、入る余地は十分にある。
・無限泡影
効果無効系がさらに欲しい場合には十分に採用出来る。
地域差などもあるが、R-ACEなど有効に働くデッキが多いなら採用したいカード。
・閉ザサレシ世界ノ冥神
ノアールの突破手段として採用を検討。
割りとメインデッキが完成してる感があるので、入れたいと思ったカードはこんなところ。
新規で強力な手札誘発や、相性の良いカードが出ない限りは、そこまで大きな構築の変化はなさそう。
●展開方法
①基本中の基本
・ポニクス通常召喚→聖域サーチ
・聖域発動→処理で孤島を置く
・孤島効果発動→場のポニクスを破壊しガルドニクスサーチ
・処理後手札のガルドニクス発動→SS
・ガルドニクスSS時効果→デッキのバロンを破壊
・ターンエンド→相手スタンバイ、ポニクス手札に回収バロンでキリンサーチ
(※この2つの効果はどちらも破壊された次のターンのスタンバイに発動する効果だが、それぞれの効果を別々に処理する。
チェーン1バロン、チェーン2ポニクスのように発動してうららをケアするというようなことはできないため注意。閃刀姫のエンドフェイズのマルチロールとシズクみたいな感じ。)
この①の動きが基本になり、ここに他のカードとの組み合わせで動きを変えていくことになるため重要。
②実戦での動き
天キ+ディアベルスターor罪宝狩り
・(初手に罪宝狩りがある場合はドローフェイズに発動→ディアベルスターサーチ)
・天キ発動→ガネーシャサーチ
・ガネーシャ召喚
・天キを墓地へ送りディアベルスターSS
・ディアベルスターSS時効果→スネークアイセット
・ディアベルスターコストにスネークアイ発動→ポニクスSS
・以下①と同じ
・墓地の罪宝狩りのドロー効果はガルドニクスでバロンを破壊した後に使うのがおすすめ
最終盤面は
場:ガネーシャ+ガルドニクス孤島+聖域
手札:キリン+ポニクス
これが最もコンパクトで強い展開。
少し弱いパターンの初手として
ガネーシャ+ディアベルスターがあり、この場合もガネーシャ召喚からディアベルスターのコストを手札から墓地へ送り動き出すことになる。
また、初動となるディアベルスターの召喚コストを手札のカードにすることで、天キをコストにスネークアイを発動すれば、ガルドニクスとディアベルスターを使いマスカレーナを出すことが出来る。
③ヒートソウルを出す場合
基本的にメイン戦先攻で出すことはほぼ無いが、サイドチェンジ後、ロンギヌスなどチェンジカードを引きに行きたい場合に使う。
②の手札から動き出すことも可能だが、その場合はヒートソウル単騎となるためあまり強くない(超融合ケアであえて単騎にする場合あり)
天キ+ディアベルスター+キリン以外の炎王のパターンが強いためそちらを紹介
・天キ発動→ガネーシャサーチ
・ガネーシャ召喚
・天キを墓地へ送りディアベルスターSS
・ディアベルスターSS時効果→スネークアイセット
・ディアベルスターコストにスネークアイ発動→ポニクスSS
・ポニクスSS時効果→聖域サーチ
・聖域発動→孤島置く
・孤島効果発動→手札の炎王(仮にハヌマーンとする)を破壊してガルドニクスサーチ
・処理後ガルドニクス効果→SS
・ガルドニクスSS時効果→デッキのキリン破壊
・破壊されたキリン効果→墓地のハヌマーンSS(破壊効果は破棄)
・ガルドニクス+ハヌマーンでリンク→サンライトウルフSS
・ポニクスでリンク→リンクリボーSS
・成功時サンライトウルフ効果→キリン手札
・リンクリボー+サンライトウルフでリンク→ヒートソウル
・ヒートソウル効果→1枚ドロー
・相手スタンバイヒートソウル効果→1枚ドロー
最終盤面
場:ヒートソウル+ガネーシャ+孤島+聖域
手札:キリン+ドローした2枚
墓地:ガルドニクス
②で紹介した展開のポニクスの回収とバロンのサーチをドローに変換したような形になる。
ガルドニクスが墓地に存在するため、手札のキリン効果を任意のタイミングで発動しヒートソウルを破壊することで、墓地からガルドニクスをSSしデッキのモンスターを破壊することが出来るのは良い点。
●サイドチェンジプラン
この構築における抜いても良いカードと、対戦相手のデッキによって自分がよく入れているカードを解説します。
①先攻後攻で抜く候補のカード
先攻
聖域×1、孤島×1、ヴェーラー0〜3、増G1〜3、うらら×1
合計4〜9枚
後攻
ガネーシャ×0〜1、聖域×1、孤島×1、墓穴×0〜2、抹殺、罪宝狩り×0〜1、天キ×0〜1、スキドレ
合計4〜9枚
ほとんどの場合これらのカードから抜くカードを選んでいます。
②対面に応じたサイドチェンジ例
・R-ACE
選択権自分
IN:ロンギヌス×3、超融合×2
OUT:ヴェーラー、増G、うらら、聖域、孤島
選択権相手
IN:ロンギヌス×2、超融合×2、ライスト、羽根、拮抗×3
OUT:ガネーシャ、聖域、孤島、墓穴×2、抹殺、天キ、罪宝狩り、スキドレ
先攻は墓穴、拮抗、メインギミックでの展開を封じることが出来るロンギヌスを最大枚数入れ、あとは展開途中に当てると強いので、超融合。
後攻は1枚初手が多くなるので、サーチ札などを減らし、展開させないカードと盤面を捲るカードを入れています。超融合は召喚権がなくても動ける場合は自分のモンスターを巻き込んで融合し、ドロゴンを出し炎属性宣言をすることで、レスキュー罠、プリベンター、リトルナイトなどを全て機能停止させることが出来ます。
勿論、あまりないですが戦士と機械のレスキューがいる場合は相手を2体使って融合します。
・ピュアリィ
選択権自分
IN:うさぎ、コズサイ×2
OUT:増G、聖域、孤島
選択権相手
IN:うさぎ、ライスト、羽根、拮抗×3
OUT:聖域、孤島、天キ、墓穴×2、抹殺
先攻はマイフレンドに対するメタを入れ、モンスターは炎王の動きで無効&破壊して妨害します。
後攻は魔法罠を剥がして正規召喚されたノアールなら効果を発動させてこちらの効果が通るようになったら処理します。ピュアリィープから出たものはほっとけばアーゼウスになるので、その後で処理します。
正直な話、「関西ではあまりピュアリィには当たらないだろう」の読みであまり対策は厚くしていません。周りに使用者が多い場合は手っ取り早く壊獣かクルヌギアスの採用もいいと思います。
・ラビュリンス
選択権自分
IN:超融合×2
OUT:増G、聖域
(正直無しでもいい)
選択権相手
IN:超融合、羽根、ライスト、拮抗×3
OUT:聖域、孤島、抹殺、天キ、罪宝狩り、スキドレ
そこそこの有利対面だと思ってます。
通常罠での妨害(破壊、裏守備、バウンス)がどれもそんなに痛くないというのが理由です。
先攻は初動(罠にアクセスするモンスター効果)をガネーシャで無効にしつつ、キリンで罠を割りながらポニクスで真天焼サーチをしていれば次のターンにはだいたい勝負がついてます。
後攻は相手のカードとの1:複数枚の交換が出来るカードを採用しています。
コズサイを入れていないのは、適当な罠に打ってもラビュリンス罠だった場合はモンスターが出てきたり、リソースを手札に抱えられたりするためそもそも1:1交換にすらならず旨味がないからです。
それなら墓穴を残し、家具の効果にチェーンして打つほうがリソースも削れて強いと考えています。
・魔術師
選択権相自分
IN:うさぎ、超融合×2、コズサイ×2
OUT:ヴェーラー、増G、うらら、聖域、孤島
選択権相手
IN:うさぎ、ニビル×2、超融合×2、コズサイ、羽根、ライスト
OUT:聖域、孤島、天キ、罪宝狩り、墓穴×2、抹殺、スキドレ
先攻はPスケールに触ることの出来るカードと展開前に打てる超融合を採用。
後攻は展開を止めるカードと、盤面を捲るカードを入れています。
特に超融合は強力で、例えば
アポロウーサ、バロネス、ボルテックス、マスカレーナ、時空のペンデュラムグラフのような盤面でも、超融合でウーサとバロネスを素材にドロゴンを融合、ドロゴンが対象に取られないため、そのままバトルに入りマスカレーナを戦闘破壊し、ドロゴンで炎属性を宣言、通れば時空は機能停止でボルテックスのみ、ボルテックスで無効にされれば時空のみの妨害になりかなり動きやすくなります。
・神碑(ルーン)
選択権自分
IN:うさぎ、ロンギヌス×3、コズサイ×2、羽根
OUT:ヴェーラー2、増G×3、聖域、抹殺
選択権相手
IN:うさぎ、ロンギヌス×3、コズサイ×2、羽根、ライスト、拮抗×3
OUT:ガネーシャ、ヴェーラー×3、増G×3、聖域、墓穴×2、抹殺
除外封じのロンギヌスはフル投入、その他罠や泉を除去できるカードを採用しています。
とりあえず、今環境でよく見るデッキに対して私の考えるサイドチェンジプランを書きました。
これが正解!というわけではないので、あくまでサイドの構築やチェンジの際の参考になればと思っています。
●妨害の当て方&小ネタ
まず、前提として炎王は展開というよりはミッドレンジ、つまり「リソースを確保しながら相手の行動にマストで妨害を当てる」というデッキタイプです。
何でもいいから手当たり次第に相手の行動を妨害する、というようなことをすればこちらの妨害が追いつかず突破されてしまいます。
魔術師などの展開デッキのように5回6回7回と妨害があるわけではありません。
展開デッキには、増Gやニビルが重い代わりに、動きが通ればとても強固な盤面ができるというよう長所があり。
逆にミッドレンジには、妨害の数はそんなに多くないけれど、増Gを打たれても止まれたりそもそも効かない、ニビルを打たれないという長所があり、それを取ったのが炎王というデッキです。
このデッキタイプは、相手のデッキが何をしてくるのか、どこにどの妨害を当てられるのが1番キツイのかを理解することで勝率を上げることができ、それを知らなければ勝てる対戦も落としてしまうことがあります。
これは色々なデッキ、人と対戦し数をこなすことで得られる部分が大きいため少しハードルが高いかもしれません。
ここでは炎王が出来る妨害とタイミングを簡単に紹介するだけですので、あとはご自身で回してみて、「このデッキにはこの妨害をこのカードに当てる」というのを見つけてみてください。
①基本展開での妨害
展開方法の②で紹介したこのデッキの目指す盤面である
場:ガネーシャ+ガルドニクス
手札:ポニクス+キリン
で出来る妨害を紹介。
同じく②の最後に書いた、マスカレーナを出すパターンと違い、こちらは発動出来る効果に順番が存在する。 これはガルドニクスが墓地にないため、先にガルドニクスを墓地に送らなければならないからだが、流れとしては
ガネーシャ+ポニクス→キリン+ガルドニクス→ガルドニクスエタニティの順になる。
まず、相手モンスターの効果発動に対し、ガネーシャの効果を発動しガルドニクスを破壊。破壊時に手札のポニクスをSSし炎王魔法をサーチ。
この後は、相手の動きに合わせて手札のキリンの効果を発動し、場のポニクスを破壊してSS。
ポニクスが破壊されたので墓地のガルドニクスをSSしデッキからキリンを破壊。
破壊されたキリンの効果で墓地からバロンかポニクスをSSし相手の場のカードを1枚破壊。
このあと相手がモンスターをSSしたタイミングで、聖域の効果を発動し、キリンとガルドニクスでエタニティをエクシーズ召喚し、エタニティ以外のモンスターを全て破壊する。
この3つが基本展開の妨害になっています。
妨害数はそこまで多く無いが、エタニティの全体除去が強力なため、全て使えれば大体の相手の動きを止めることが出来る。
先に書いた、手当たり次第に使うと妨害数が足りなくなるというのはこういうことです。
②ガネーシャまたはハヌマーン+キリン
これはやらないと損する系ですが、ポニクスや孤島にアクセス出来ないと「ガネーシャ召喚エンド。」みたいなことがまぁまぁ起こります。
これでも1妨害はあるのですが、キリンが手札にある場合は他の炎よりちょっとだけ強いので紹介しておきます。
相手のモンスターや魔法効果に、ガネーシャ、ハヌマーンの効果を発動し、そのまま手札のキリンを破壊せずにキリンの効果を発動しフィールドに出すことでカードを1枚破壊出来ます。
動きとしては、
相手のモンスター効果チェーン1
に対してガネーシャをチェーン2
そこに手札のキリンをチェーン3
とします
処理でフィールドのガネーシャを破壊してキリンをSS
ガネーシャの効果処理でキリンを破壊してチェーン1のモンスター効果の発動を無効
こうすることで処理後に、墓地にガネーシャが存在するためキリンの破壊時の効果を発動することができ、ガネーシャを蘇生しながらフィールドのカードを破壊出来ます。
あまりやる必要は無いかもしれませんが、ガネーシャの破壊時の効果も発動出来るため、チェーン1キリン効果、チェーン2ガネーシャ効果対象キリンにすることで、キリンの効果を屋敷わらしで無効にされること無くガネーシャを蘇生出来ます。
が、この動きは墓穴でキリンを除外されたり、増Gを投げられるリスクがあるため、相手の場を破壊することに意味があるかどうかを考えた上で行いましょう。適当にやるととんでもないことになる時があります。
追記
③ダメージステップに動く
相手の効果無効カード、無限泡影、ヴェーラー、しぐれ、などをケアするときなどに役に立ちます。
炎王はその効果の性質上、ダメージステップに使える効果がほとんどです。
例えば、後攻で手札にガネーシャ、ポニクス、ガルドニクスのような状態だったとします。
この時、ポニクスを通常召喚し、サーチ効果に無効系妨害を打たれるとリソースが切れそのまま負け、というようなことになりかねません。
そういう場面で相手に攻撃力の高いモンスターが居れば、
・ガネーシャ召喚バトル→自爆特攻
・戦闘破壊時に手札のポニクスを発動→SS
・成功時効果→聖域サーチ
・ポニクス自爆特攻
・戦闘破壊時に手札のガルドニクス発動→SS
・成功時効果→デッキのキリンを破壊
・キリン破壊時効果発動→墓地のガネーシャSS+フィールドのカード破壊
・ガルドニクス(攻3900)とガネーシャで攻撃
こうすることで、戦闘破壊タイミングはダメージステップのため、効果発動無効以外(無限泡影やリトルナイトの②)を発動されず安全に行動することが出来ます。
※一度の戦闘破壊でSS効果を発動出来るのはガルドニクスかポニクスのどちらか1枚のみのため注意。(公式Q&A参照)
あとはメイン2で聖域から孤島にアクセスし、ガルドニクスを破壊、ハヌマーンをサーチしてそのままSSというような動きが出来ます。
まとめ
とまあ、これで私が解説出来るところは大体書けたかなと思います。
全て読んでいた方、一部だけの方もいらっしゃると思いますが、この記事を開いていただけただけでも嬉しいです。
書きたいことが多くて何やかんや10000字を超えてしまいましたが、少しでも参考になる部分があれば幸いです。
もっと詳しく知りたい方はX(旧Twitter)にリプライしていただければ、返信していきます。
また個人的に使って良さそうなデッキがあれば記事を書くと思いますので、そのときは読んでいただけると幸いです。
それでは ノㇱ
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