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お犬様 罷り通る

久しぶりに戻った江戸の町、  生類憐れみの令にうんざりの江戸っ子達。

  生類憐れみの令とは 人間よりも犬のほうが偉いということである。
  犬が通ると 犬におじぎをしないといけない。
犬に けがをさせてはいけない。
犬を大事にしないといけないということです 。

魚やさんの店先に犬が来て、 犬が 魚を食べていた。
それを見つけた 魚やさんが 、大事な魚を食べていたので 犬を棒でたたいてしまいました 。
すると お役人が魚やさんに来て犬をたたいたのはおまえか !
犬が死んでしまったぞ!
と魚やさんを 連れて行こうとしました。

ちょうどそこにいた黄門様 御一行助さんが 、俺が犬をたたいたんだと 魚やさんの 身代わりになって お役人さんに連れていかれました。

すると その日から 犬をたたいて 死んでしまったら 死罪となったばかりでした 。
牢屋に入っていた 助さんは 牢屋から出してもらえると思い、 お役人さんに 俺は水戸の御老公さまにお仕えしている 佐々木助三郎だと正体を言ってしまう 。
しかし お役人さんは助さんを牢屋から出してはくれませんでした 。
水戸の御老公は 生類憐れみの令をおかしいので やめてもらおうと 、
犬の毛皮を将軍さまに 贈りました。

  それを お役人の柳沢吉保は 老公乱心だと 言い立てる。
しかし 水戸の御老公が邪の心に打ち克つ!! 

犬よりも 人間のほうが大事だろう!! 
生類憐れみの令はやめてもらいました 。 

めでたし  めでたし!!  

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