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0162.ラはラッパのラ

前半がネガティブな、今回の投稿記事。

5月30日に体験レッスンを受けて入会を決め、6月6日に1回目の受講を受けたピアノ教室の講座クラスを、次回の受講日 6月20日を前にやめることにした。昨日、電話を入れたところ、了承された。

  • 振り込み済みの入会金+2か月分の受講料のうち、7月分の受講料のみは、時間はかかりますが口座にお返しいたします.

  • 差し上げたミニキーボードはお返しいただかなくても結構です.

  • 入会済みなので、またいつでも受講できます.

「ありがとうございます、もらったキーボードで練習します」と言って電話を切った。ところで、やめた理由は、以下のとおり。

  • 俺の難聴が進んでいて、マスクをしている講師の話が理解できない.

  • 受講生は各自、エレクトーンが席になっているが、電源は入っていない.

  • 順番に呼ばれた受講生が、前に出てピアノを弾いている間、他の受講生は、音の出ないエレクトーンで課題曲の運指の練習している.

  • そして、講師の話は聴かなければならない.

  • 90分の受講時間のうち、ピアノを弾けるのは、呼ばれて前に出たときだけ、3分にも満たない.

  • 課題曲が全部クラシックなのを、わかっていはいたが、楽しくない.

5人のグループレッスンなので、ひとりひとりに手間はかけられないのはわかる。でも、受講中にわずかな時間しかピアノを弾けないのは情けない。ヘッドフォンで、それぞれ時間いっぱい弾かせて欲しい。そのなかで、別々に指導して欲しかった。受講生 5人は仲間ではない、同等に弾けるようになる必要はない。

その不満に加えて、俺の難聴である。講師の話を理解するために、俺は講師の表情や様子に注意して話を聴かなければならない。この難聴は俺だけのことで、文句を言う筋合いではない。でも、次の受講が楽しく思えない、ストレスに感じるので、やめると決めた。ピアノを弾くことを諦めはしないが、いったん退却である。


よく聴いていて、弾きたい曲、その曲の楽譜をネットでダウンロードして、ミニキーボードで弾いてみることにした。ヴォーカルパートの無いインストゥルメンタル曲のほうがいいかなと思って、大好きな大野雄二の「犬神家の一族 愛のテーマ」の楽譜をダウンロードしたが、譜面を見て断崖絶壁を見上げているような気持ちになった。
   ((( ̄□ ̄)))

「犬神家の一族 愛のテーマ」はやめて、右手の出だしだけは弾けるベートーヴェンの「エリーゼのために」を弾いた。ところが、3小節目の左手で弾くヘ音記号の五線の “ラ” が、キーボードのどの “ラ” なのかがわからない。

鍵盤の真ん中の “ラ” のキーが、右手で弾くト音記号の五線の “ラ” なので、左手で弾くヘ音記号の五線の “ラ” は左側の “ラ” しかない。でも、もう 1オクターブ下の “ラ” なのかも知れない。そして、その “ラ” は、この鍵盤の少ないミニキーボードには無いのである。他に持っているロールアップピアノなら、1オクターブ下の “ラ” があるのだけれど、ロールアップピアノはペラペラなのであまり使いたくない。

ヘ音記号の音階ドレミファソラシドをネットで調べた。やはり、3小節目の左手で弾くヘ音記号の五線の “ラ” は、もう 1オクターブ下の “ラ” だった。

37鍵盤のミニキーボードには無く、49鍵盤のロールアップピアノにはある “ラ” だった。もう使わないつもりで引き出しに仕舞っておいたロールアップピアノを出して弾いてみた。ピアノ教室に通う前に、このロールアップピアノで、「エリーゼのために」の、この “ラ” を弾いたことを思い出した。

やっぱり、ペラペラのロールアップピアノ使うしかない。もらったミニキーボードは、乾電池を外して箱に仕舞った。

柳 秀三

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