#21【過去に遡る4】検査結果 2022年6月17日

6/17(金) 日本赤十字医療センター

朝一で仕事の打合せを終えて、検査結果を聞きに病院へ。あまり仕事に身は入らなかったがなぜか心は落ち着いていた。理由はわからない。

30分くらい待合室で待って、呼ばれた。

先週受けたCTの結果で、外科も含めていろいろなお医者さんがすでにみてくれていたみたい。結果はまだ確定診断ではなかったけど、おそらく膵臓癌だろうと。

よくドラマとかでみる、例のあれ。
思っていたよりも全然ドラマチックではなく、淡々と。ただ淡々と。俺の第一声も「そうですか、、、」というなんの面白味もない返答。
何でだー!とか叫んだ方が、物語になったな。と今更ながら反省。

悪性なのか陽性なのかはまだわからないけど、それをはっきりさせるために本日MRIを受けましょう。とのことで早速受けてきた。

CTとは別の造影剤のようで、股間が熱くならなかった。造影剤にもいろいろあるのね。

今日のMRIの先生はよくしゃべる優しいおっさんだった。こういうときには何気ない癒しには救われる。


検体を採取して正式な診断とするようで、早速来週の月曜日から入院することになった。

こちらが心の準備をする前に、どんどんどんどん物事が決まっていく。考える余裕は今のところ全くない。このスピードを前向きにとらえるべきか、後ろ向きにとらえるべきかは悩ましい。

先生が「正直このタイミングでエコーで膵臓のこの影を見つけられたのはラッキーですね。」

と言ってくれたのを聞いて、健康診断の技師さんに感謝するとともに、ちょっと前向きになった。

全部終わったら技師さんに何かプレゼント持っていきたいくらい。

入院なんていままでしたことないし、そもそもどうなるのか全く想像もできないけど、この機会にしっかりと体を見てもらって自分を見つめなおしたい。

本日夜、奥さんと家族会議をする予定。
子供たちには何て言おう。

来週の金曜日には一緒に告知を聞くが、そこで俺の人生変わるのかな。

45歳でガンか・・・・正直、俺の人生においてそんなことが起こるなんて、想像つかなかったな。

これが人生か。

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